「佐屋川温泉前」の新べら(愛知県)
釣行日 1998/10/24、6:30〜-16:30
佐屋川温泉前寄場(愛知県)、「がれ場」前桟橋(東向き)、雨のち晴れ
8尺(ハリスかっつけ)のち10尺(浅棚、底)のち8尺(底)
10月24日土曜日、昨夜からの雨で終日をパラソルの中で釣りをすることを覚悟していたが、9時ころからは晴天に向かい昼からはブルゾンを脱ぎ捨てるほどになった。僕達は、この日新たに放流された新べらをずいぶん釣ることができた。東海地方ではポピュラーな、川の上流と下流を網で仕切った「寄場」である。
午前5時45分に「川小屋前」に駐車すると、6時に約束していた釣友達はすでに手持ちぶたさにしていた。久しぶりの再会の挨拶をしていると、向かいにある東側の「がれ場」にある駐車場から魚を詰めた籠が運び込まれはじめた。久しぶりに目にする放流を目の当たりにして、ひとしきり降る雨の中の桟橋をみんな足早で渡る。今日は、新べらが約2tも放流されるという。ボク達は、偶然、この場面に出くわしたのだった。早速、放流があった「がれ場」に向かって4人が釣台をセットした。
気持ちはみんな同じである。沖めにまだ滞留しているはずの新べらをかき集めようというのだ。
放流されたばかりの新べらは、暫くは放流された場所に居座り、そのうちヘチを周り、一回りすると
池の中央沖め(ここは寄場だから川の中央か)に落ち着き、そしてまた放流された場所に戻ると言う。
という訳で、今日は放流されたばかりの新べら狙おうという作戦になった。
ボクは、最初はハリスかっつけ(8尺、道糸04、ハリス0.25、かっつけ針3号1本)で魚を湧かして目いっぱい寄せようと思った。ところが、第一投目からブルーギルの入れ食いである。
なんと12連発。20匹目までは数えていたが、あとは忘れた。それほど、ジャミが多い。沖ではボラがジャンプしている。元気のいい真ぶなもたくさん釣れる。
雨の中で竿や仕掛を換えるのは面倒だが、そうも言ってられず早々に見切りをつけて、次は10尺(道糸06、ハリス03、グラン4号)で1本棚をセットした。しかし、これも棚まで餌がなかなかもたない。なじめば良型のヘラが釣れるが、ジャミが群れになって襲い掛かってくる。棚を50cmぐらいまでに浅くして、やっと決まった。
釣友は、最初は8尺の浅棚で頑張っていたが、これまたジャミの猛攻撃をあびて、結局、16尺で沖目を狙った。グルテンの落ち込み釣りでは狙いどおり良型の新べらを次々とゲットしていた。
さて、次は底釣りである。竿は10尺のままで棚を測ると1本強しかない。
どうもボク私が今日座ったところは極端に浅瀬のようだった。後からわかったことだったが、10尺の竿を出した付近はちょうど「馬の背」の状態になっていたのだった。つまり10尺の1本棚というのは限りなく底に近い状態だったのだ。
この季節にこれだけ浅い棚で底釣りだと(しかも両だんご)真ぶなの猛攻があると思っていたが、予想に反して新べらの尺上が入れ食いになった。餌は、「スイミー」をドロドロにして「マッハ」をかき混ぜただけである。一切、練らない。上ずりを気にせずに寄せを重視した。これでひとしきり満足できる釣りができたので、試しに8尺に換えてみた。すると、浮子1本残しで底がとれた。みんな沖目の方に目がいっていたのだが、これで思わぬ釣果をあげられた。餌は、ボソを大目にしたものが正解だった。
餌を締めすぎると浮子のナジミはいい感じになるのだが、ジャミの方が活発になってしまう。
尺上のリャンコを含め、いずれも良型の新べらが釣れた。
夕方になって水位が目にみえて下がり始めた頃、食いが極端に悪くなったが、これは棚が狂ってしまったためであろう。底釣は「棚が命」であることを改めて痛感した。これからは、この新べらが大活躍する季節でもある。楽しみがまた一つ増えた。