99年10月3日、NIfty-Serve「波紋会議室」のメンバーが、難攻不落と言われている「横山ダム」(岐阜県揖斐郡)に突撃しました。
| 「横山ダム」OLM | |
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| 朝イチから頑張る、もじりさんの勇姿。見えないけど。 | 場所の選定で悩むまっちゃん(左)と飄助さん(右)。 |
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「ダム屋さん」まっちゃん。 ランドセル型のへらバックに、どこでも座れる釣り台、すべてがダム釣行のためのアイテムとなってます。 ただただ、驚くばかりです。 |
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当日の「横山ダム」は、ちょーの減水のようでした。 地肌が、くっきり。 満水になると木々の真下から竿を出すわけですね。 そーすっと、「ヤマヒル」が団体でお出迎えしてくれるのです。(い、いやぢゃ!) |
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我が「沈没隊」がゲットした、本日唯一のへら嬢です。 36.5cm。 が、残念ながら、いわゆる「横山ベラ」ではありません。 (複雑な心境。) |
沈没隊が行く(横山ダム・岐阜県)
予定どおり、AM6に飄助号とクワマン号は待ち合わせ場所の「道の駅」に滑り込んだ。
見なれたスカイラインの隣には、大阪ナンバーの車があった。リアウインドには、「BIG」のステッカーが貼ってある。
飄助さん 「これだね。きっと。」
クワマン 「うん。あれ?スカイラインの中は空っぽだ。」
飄助さん 「ははあ、この車に二人で寝てるんだよ。」
クワマン 「よし、たたき起こそう。車を揺すれば起きるんじゃない。」
こういうことをすぐに決断できる「MAG-net波紋」は、やはりタダモノではない。
車の中では、白いソックスが跳ね上がった。ドアもすぐに開いた。中から、HPで見たよりもずっとスリムな男が出てきた。
クワマン 「ぎゃはははっ、おっはよ〜〜。」
まっちゃん 「・・・。」
「や、クワマンです。」「どもども、飄助で〜〜す。」
まっちゃん 「あ、どーも。はぁ〜〜、ビックリした。地震かと思った・・・。」
クワマン 「あれ?もじりさんは?」
飄助さん 「あ、いた。トイレんとこ。」
こうして「横山ダム沈没隊」が勢ぞろいした。なんとも、関西風だ。
まっちゃんは、初対面の「MAG-net波紋」の乱暴な挨拶にびっくりしたようだが、驚いたのは、実は、こっちである。なんでも、土曜日にすでに下見を兼ねて情報収拾もしていて、竿も出していたのである。おまけに、ナイターまでやっているいう。
飄助さん 「で、どこで竿を出そうか?」
まっちゃん 「昨日、泣き40が出ているとこがあるんです。橋を曲がったところ。車も置けます。」
ボクは、呆然とした。(ダム屋さんって、どーいう行動形態なんだ?)
クワマン 「ね、まっちゃんって、独身なの?」
もじりさん 「いや、奥さんの実家が、京都だって言ってたよ。」
クワマン 「子供、いるの?」
もじりさん 「さぁ?」
どうも「ダム屋さん」という人種は、ボクらとは違う遺伝子を持っているようである。その連れ合いまで同じ配列の遺伝子を持っているに違いない、と思わざるを得ない。フツーのへら師とは、違う人種なんだろう。
で、結局、何の事はない、まっちゃんがみんなを先導して出発した。さすがに地元の飄助さんも言葉が出ない。
車を置いて、道路から本湖に向かって急な坂を下りた。急坂である。ボクの重たい荷物と体は、ふらついている。先頭に立ったまっちゃんが言った。「楽な下り坂でよかったですね。」(な、なんやて〜〜〜!?)
ダムは減水していて、誰かさんのオデコのように(^^;;)地肌がむき出している。およそ、満水時より10m減水しているという。何故か、冷たい北風が吹いている。
もじりさん、まっちゃん、飄助さんは、あーでもないこーでもないと、場所の選定に真剣である。ボクは、これ以上歩くのはまっぴらなので、とっとと目の前の水辺に釣り台を置いた。こういう場所の選択は、ボクにしかできない。
まっちゃんは、一体、どこまで歩いて行ったんだろうか?とうとうボクの視界から消えてしまった。
もじりさんは、思案顔である。今にも底が見えそうな川のようなダムを見ながら、ひとりタバコをくわえていた。飄助さんは、減水した浅瀬に釣り台を設置していた。これだけ減水した出っ張りを選択するということは、きっと何か作戦があるに違いない。
さて、ボクは18尺を繋ぎ、宙でセットの釣りをすることにした。クワセは、オカメ。理由は、ない。何しろ魚影が薄いことで有名な(?)ダムである。ともかく、なんでもいいからサカナの姿が見たかった。それに小雨も降ってきた。いろいろ準備するのが面倒。
が、作戦はすぐに変更せざるを得なくなった。急激な増水である。たった30分で20cm以上も水位が上がっている。おまけに、風が強くて流れも出てきたので、18尺で2本の宙釣りは、どーにもならない。
飄助さんとやっと釣り台を構えたもじりさんは、ボーセンと立ち尽くしている。飄助さんは結局、たまらずボクの隣に引っ越してきた。もじりさんは、あくまで自分のイメージを固守しているようだ。(わりと、頑固なのよね。)
場所を変えて(と言っても4〜5m釣り台を動かしただけ^^;;)、ついでに仕掛けも換えた。飄助さん直伝のドボン。18尺でタチは3本。何となく、いい感じである。バラケは、宙釣りのに「夏」をしこたま入れた。理由は、まったくない。クワセは、瓶詰めウドン。かなりいいかげんになってきた。
ボクのところに来て、まっちゃんと飄助さんが場所変えの相談をしていた。飄助さんは、まだ一投もしていない。そこへ、どっかで見たヒトが声をかけてきた。驚くことに、今年、「深浜南大池」(海津)でワインを片手にオカジャミしていたダム屋さんである。飄助さんともお知り合い。
(名前は知らない。)
いつもは、のんびりした感じのヒトだが、今日は、目がギラギラしている。しかも、素面だ。どうも、まっちゃんと気が合ったらしい。(類は友を呼ぶ、か。)
北風は強いし、気温も下がっている。ボクのドボンの仕掛けには、ニゴイがイレパクである。昼前には、バラケにニゴイ、ウドンにウグイというイッカ。それでも、なんとか半ベラが一匹釣れた。(ま、上出来。)
もじりさんは、真剣にエサを打ちこんでいる。この夏に49cmという「横山ベラ」の写真を見て以来、すっかり魅了されてしまっているようだ。まったく、へらさんって悪女ですな。もじりさんとこもまっちゃんのとこも、浮きの動きがすごい。あれがヘラならば、ツ抜けどころじゃない。飄助さんは場所異動しても、珍しくブラブラしている。(あ、今日は幹事殿だった。)
お昼は、例によって(というか、これしか出来ない)ホルモン。今日は、シカのロースとハツ(心臓)。それと土肥さんが食べ損なった必殺ミノも用意した。 (雨が降らなくていかったぁ。)
「中綱湖」で一緒だった、土肥さんからエールの携帯電話があった。やはりボーズ覚悟でダム湖に出撃しているという。世の中便利になったもので、お互いの釣り場を実況で知ることができる。
たらふくお肉をお腹に詰め込んで、さ、もいっちょっ、とは思うが、みんなあまり生気がない。今日は、全員沈没かも知れない、と誰もが思っていただろう。
もじりさんは、とうとう爆睡モードに突入した。
午後になって、突然、クワマンの竿にヘラがかかった。アタリはニゴイと同じだったが、その引きは抜群だった。サイズは36.5cm。さして驚くようなサイズではないが、何しろはじめての釣り場での初対面べらである。やはり、震えた。漂流してくる流木なんかを避けながらの取りこみは、ダム湖の釣り特有の醍醐味である。
くだんの「ダム屋」さんも寄って来た。「明日、会社休むなよ。はは。」「でも、ここ(横山ダム)のヘラじゃぁねーな。半人前だ。ハンべらだよ。」(そ、そんなぁ〜〜。)
飄助さんがデジカメで何回もシャッターを切ってくれた。(そ、今日は幹事殿。)
まっちゃんも駆けつけてくれた。自分のことのように喜んでくれる。なんでも、ダムの釣りでの釣行では、8割ガタはボーズだという。それでも、毎週通っているという。こんなシンドイ釣りには、到底ボクはついていけない。今日だってほとんど交通事故みたいなもんだ。文字どおり「出会い頭」である。
結局、この日ここ「横山ダム」で上がったヘラは合計4枚。
ボク達より先に来ていて、浅瀬で21尺を振り回していたヒトがチャンベ(手のひらサイズ)を一枚。
断崖絶壁をロッククライミングで降りた、まっちゃんでさえブルった崖下で泣40が一枚。
帰り際に、3本ぐらいの底釣りのヒトが、やはりチャンベを1枚。(そして、ついでにボクの竿に1枚。)
さて、これをどう評価すべきなのでしょうか?
さすがに、4時を過ぎると寒くて我慢できなくなった。今日はボクにとっては、なんともツライ釣行だった。日が落ちはじめるのと同じに、疲労が体から溢れ出してきた。そしてトドメは、あの坂道が待っている。まっちゃんのように、とても、毎週なんて通えないなぁ。
みんな体が冷え切っていた。帰りに寄った喫茶店のラーメンが、ボク達の体をやさしく暖めてくれた。釣り師が話し込むと、時間はいくらあっても足りない。今日はお別れだが、再会を約束した。
クワマン 「んじゃぁ、今度はサンダルで歩けて、スノコが使えるとこに連れってね。」
みんな 「・・・。(あほ!!)」(と思ったに違いない。^^;;)