偵察(鈴鹿の野池)
2000年2月13日
暦の上では春とは言うけれど、ここ三重県北部はこれから、もひとつ寒くなる。伊吹山からの粉雪混じりの強風は関東の空っ風より、はるかに冷たい。それでも今年は、ちょいと暖かくて、降雪も今年にはいって2回しかない。せっかく履いたスノー・タイヤは、まあ、お呪(まじ)いみたいなもんか。
さて、先週は人並みに風邪らしきものでダウン。釣りどころではなかった。13日の日曜日は久々に暖かくて晴天の予報だったので、土曜日は夜遅くまであれこれ行き場所に悩んでいた。子供のころ運動会とか遠足の前日に寝つかれなったことを想い出す。まったくいつまでたっても、男の子は・・。
で、日曜日。ワン公にたたき起こされたのが、な、なんと8時。5時にセットしたはずの目覚時計は、ワン公が持ち歩いていた(眠かったの?キミ)。時計の針を見て、いっぺんに気力が萎えてしまった。それでも近所の管理池にでも行こうかと支度をしていると、家族の者がノソノソ出てきて、ドライブ・コールを連呼。まいったなぁ。
ということで、鈴鹿にある、とある野池に偵察をかねることで折り合いをつけることにした。
この野池は昨年も尺半が多く釣れているという。釣友からも偵察の催促めいたMailもあって、気にはなっていたところだ。釣場のようすは無論のこと、アクセスや周辺の情報(コンビニとか)を収集しなければならない。
う〜ん、やはり子供のころ、何やらの偵察といって悪友とあちこち俳諧していた記憶が甦る。大人になっても、やってることは変わらんもんだなぁ。
と、現地。
コンビニは近くに見つけた(店員がおっそろしく愛想が悪いけど)。池の周りでは、駐車スペースを探すのが厄介だった。いたる所にお手製の「駐車禁止!!」の看板がある。どーも察するに、釣人は周辺住民の方々に、相当迷惑をかけているに違いない(いかんなぁ。反省。)。
鈴鹿にある野池。
この広大な池に尺半がウジャウジャ潜んでいる。
ただし、彼女らといつ、どこで出会えるのかは、神のみぞ知る(かな?)
左側の護岸のずっと先に、ハタキ場がある。池は、北側と西側が住宅街に面している。車が通れる道はこの住宅街の生活道路しかない。釣人の通行は、嫌がおうでも住民の方に迷惑をかけることになる。それでもなんとかスペースを見つけることができた(ほっ。)。後は、ボクが一番苦手な自力走行。
足場は、雨の日にあたったら、かなり限定されしまう。護岸が整備されすぎていて、ちょいと急でコンクリート造。滑りやすく、危険が危ない。池の最深部は、約3mとのこと。釣竿が届くところは1m〜せいぜい2m、とのこと。
実は池の周りをウロウロしているときに、地元の人らしきおっさんを捕まえて、ずーずーしくも根堀葉堀、聞きまくった。ま、この不幸なおっさんも、ボクのしつこさにもまんざらでもなくて、地元ならではのことをいろいろ話してくれた。池のどのへんに、いつごろハタクか。水深や風の方向。などなど。
なるほどなぁ。イチイチ感心して納得してしまった。やはり偵察は正解だったかも(と思ってしまう)。
車の中からの、催促めいた四つの視線を強く感じた。そろそろ潮時だな。ボクは命ぜられたままに「関宿」に向けてハンドルを切った。