謎の淡水魚?(甲南のへら池・滋賀県)

2001年9月9日

掲示板でおなじみ?の”あろんさん”のお誘いで、久しぶりに「甲南のへら池」に行くことになった。
この池には、オープンした3、4年ほど前に2,3度行ったことがある。
当時は、出来たての管理池ということもあって、浅いタナでは釣りにならず、専ら底釣りに釣果があったと記憶している。その代わりと言ってはなんだが、カタは相当にいいものが釣れた。釣れる魚のほとんどが尺2寸以上で、40上もいくつか釣った。それと管理池にはお馴染みのモロコやクチボソといったジャミがまったくと言っていいほどいなかった。

場所は、東名阪の「壬生野IC」から北に向かって15分位のところで、我が家から1時間20分ほどかかる。毎週通うには、ちょっと距離がある。ロケーションは、人知れぬ山里に突然と現れる野池という感じで、当時は、真新しい桟橋にちょっと違和感があった記憶がある。

その後、釣り雑誌にも盛んに紹介されて、大型のへらが釣れる管理池としてその地位を確立していった。釣友からも、「浅いタナで数が上がるようになったよ。」と、度々のお誘いがあったが、なんとなく足が遠のいていた。

今回は、あろんさんが参加している釣り会の例会に乱入することにした。例会の中に紛れ込むのは、ちょっと躊躇いがあったけど、「OLM+α」と勝手に都合良く考えた。

甲南のへら池 谷合にある、「甲南のへら池」

満員御礼!!


ところで、釣りに限らずちょっとした趣味趣向の世界を覗くと、必ず集団ができあがる。へら釣りもご多分に漏れず、「へら会」がある。たくさん、ある。釣りメーカー主催の大会に参加を目的とした、いわゆるトーナメンター達が集まる会もあれば、情報交換の場としてのものや、ともかく気の合った仲間が集まった同好会のようなものとか、ともかく、星の数ほどある。大きいところでは会員数が200名を越える会もある。

で、ボクはへら釣りをはじめてこれまで、会というものに属したことがない。別に、孤高のへら師でもないし、つっぱっているわけでもない。もちろん、ならず者でもない。普通のおとうさんである。
会に入っていない理由は、特段ない。強いて言えば、己のわがままさと、いいかえげんさかな。

おそらく、例えば月に一回の例会があるとして、これに参加することは、ボク自身としてはかなり難しいと思っている。もちろん、釣りそのものは好きなので毎週にでも行きたいわけだけれど、なんとなく義務的になる予感があって、ちょっと考えてしまう。これはボクだけの感覚なのかも知れないが、好きなときに好きな場所に行きたくなってしまうことがあって、この欲求が抑制される感じがしてしまう。それと、ボクは非常にワガママで我が強いので、他の人が不愉快になって釣りそのものが面白くなくなってしまいやしないかと思っている。ちょっと大げさなような気がするが、まあ、本音である。

閑話休題。

約束の6時には20分ほど早く駐車場に到着できた。想像以上に釣り人がいる。スタートは6時なのだろう。みんな池の周りをうろついたり、エサがどうだ仕掛けがどうだと、時には、思わず噴出してしまうような真剣な会話が聞こえてくる。

ま、ともかくあろんさんの席の隣に陣取った。あろんさんが加入している会の会長さんと挨拶をした。とても温和で紳士的な方で、同じへら師とはとても思えない(概ね、会長さんって、強面の人が多いような気がしていた)。さて、池には固定桟橋と浮き桟橋がある。浮き桟橋のほうは、立錐の余地もない。みんな真剣な眼差しだ。大きな会の例会なのだろう、ホイッスルとともに一斉にエサ打ちをし始めた。見ると、全員が浅いタナである。竿は10尺から13尺ぐらいだろうか。早い人は2,3投目で竿を絞っている。ふと、右隣を見ると女性のへら師さんが座っていた。いまどきは珍しくもないが、やはり紅一点という感じだ。竿は10尺だろうか、でっかいダンゴを上バリにつけて、トロロが下の針に絡み付いている。あたた。あんなにバラけるエサを隣で打たれた日には、こっちはサカナを集めるだけで苦労することになる。同じような釣りだと、ヘボが際立ってしまう。

というわけで、底釣りの準備をはじめた。あろんさんに聞くと、手前から13尺ぐらいまでの先まで竿成りで底釣りができるという。ああ、そう言えばここはすり鉢場になっていて、途中から平らになっていると聞いたことがある。では、まずは10尺で底釣りを。と、タチを計っているとカラバリにいきなり釣れた。タニシが。ううう。確かに底はとれている。

で、両ダンゴ。ペレットにつなぎグルテンという、一歩間違えるとジャミの集団攻撃に見まわれるタックルだが、これだけ人が入ってエサを打ちまくれば底釣りのほうが素直なオサカナさんに遭遇できるのでは、と思い込んでいた。が、10尺ではナジミが一定しない。一投ごとにウキのメモリが上下する。案の定、スレ。ううう。しかも、予想だにしないカラツン。実のところ、このタックルでカラツンは考えられない。確かジャミはほとんどいないはず、だった。その正体は・・・。

ゴリ!! へら鮒の管理池で釣れたヨシノボリ。
佃煮には最高です。(^_^;)

クワマン「げげ!!なんか変なもんが釣れた!!な、なんでしょ?コレ??」
あろんさん「ああ、ゴリですね。」
クワマン「はあ?ゴリって、あの佃煮にするやつ?金沢とか中村(四万十川)で食べたけど。」
あろんさん「そそ、それ。ヨシノボリっていいますよね?通称、ゴリ。」
クワマン「あ、あのね。ゴリって、ここはへらの管理池でしょ?それに、ゴリとかって淡水のきれいな水のとこにしかいないでしょ!?」
あろんさん「ええ。ここは元々谷間の川だったんですよ。だから、水はきれいなのね。」
クワマン「んげ!!ま、また釣れた!!」

というわけで、ボクは今まで釣ったこともない淡水魚を釣り上げてしまった。2匹も。
なぜボクが釣れたかいうと、タックルのせいである。ペレットとつなぎグルテンというエサの仕掛けは、特にウキが繊細でトップもセルのムクで、ハリも小さい。風があったらお終いだけれど、管理池では無敵の底釣りのはず、だった。竿を13尺に替えてボソエサにして平らな底を攻めてみたが、結果は無残なことになった。ううう。

さすがに底釣りを諦めて、8尺で浅いタナで釣ることにした。エサは、底釣りのエサにボソを追加してみた。結果論ではあるけれど、昼前のほんの一瞬はこのエサのヤワがよかった(と思う)。
重くて柔らかくてボソッ気がるという、まあ、ひどいエサである。も一度作れといってもできない。

午後からは、ますます食い渋ってきた。目の前に陣取っているトーナメンター達も苦戦しているようで、あれだけ、ビシッ!!とかバシッ!!とかいっていた音がほとんどしなくなっていた。
百戦錬磨のトーナメンターが釣れないのに、ボクが釣れるわけがない。ほとんど諦め状態になった。と、お隣のあろんさんは長い竿にして底釣りをしている。あんまり釣れないので、そのウキを眺めていると、なんかモゾモゾしている。「なんか、触ってますねぇ。」「ええ。いい感じだと思うんだけど。」で、釣れた・・・・。

バルタンさんおひさです。 「バルタン星人」登場!!
今年の「ジャミ大将」の優勝候補です。(^_^;)

ハコ(釣堀)では珍しくもないが、とんと野釣りでもご無沙汰の「バルタン星人」だった。まあ、へら師というのは割と単純で、ザリガニのことを「ウルトラマン」で登場する「バルタン星人」に見たてて「バルタン」とか言っている。他愛無いシャレである。
「おおお、やりましたなぁ。」などと、自分が釣れないもんだから、ちゃちゃを入れるクワマン。
もちろん、画像はイタダキである。ほんとは、40上のへらさんをアップするつもりだったが、もう、まったくそんな気配がないので、ヤケクソである。とほほ。

フラシの中身 久しぶりに「フラシ」を使いました。
ボクは動物愛護精神に長けているので少ししか入れませんでした。(^_^;)


釣果はご覧のとおりで、情けない結果に終ってしまったが、久しぶりに和気藹々とした雰囲気の中での釣りは、ボクにとっては、リフレッシュになった。それもこれも、参加のみなさんの心遣いがあったからである。あろんさん、会のみなさんありがとうございました。m(_ _)m

で、次回は「筏川」(準寄場)でしたね。また、乱入させていただきますよ。(^^ゞ

おしまい。

《釣行データ》

【釣行日 】2001/9/9
【時間  】6:30-15:30
【都道府県】滋賀県甲南町
【対象魚 】へら鮒
[釣り場名]甲南のへら池
[ポイント]固定桟橋(事務所向かい)
[天気  ]晴れときどき小雨
[使用竿 ]10尺、13尺、8尺
[道 糸 ]0.8号
[ハリス ]0.35号
[ウキ  ]いろいろ
[上針と餌]関スレ5号(いろいろ)
[下針と餌]同(同)
[水深  ]2.4m〜
[タナ  ]底のち浅いタナ
[釣果 ]ヨシノボリ、クチボソ、タニシ。ほか(^_^;)
[備考 ]リベンジぢゃぁ〜〜〜。