夏は信州(美鈴湖・長野県)
2001年8月13日
毎年毎年、懲りもせずに高速道路が大渋滞をしている。10km20kmは当たり前で、50kmとか60kmとかの渋滞も稀ではない。ナニが悲しくて、高い料金を払って数珠繋ぎの中にもぐりこまなければならないのか、といつも思う。昨今はカーナビもかなり普及してきたのに、宝の持ち腐れに違いない。「ネコにこんばんわ!」とでも言うか。
確かに、休みはみんな同じような日程だし、短い期間でいろいろしなくちゃいけないんだから、まあ仕方がないと言えなくもない。でも、ちょっと考えれば違うことができるはずである。
それにしても、車を手に入れても燃料を使っても、ただ置いてあるだけでも高い税金をぶんどられて、挙句の果てに専用道路を走ってもひとつ金を毟り取られるンだから、ほんとに困ったもんだ。
今回は、もじりさんのお誘いを受けて、「美鈴湖」(長野県松本)に涼みに行くことにした。高速道路で言えば、中央高速道路と長野自動車道。どっちもお盆のころは2〜30kmの渋滞を覚悟しなければならないところだ。
我が家からは、岐阜羽島ICから乗って中央道から長野自動車道に入るか、東名阪から名古屋都市高速経由で東名、中央道、長野自動車道っていうのが、まあ普通のコースだ(勝川ICを一旦下りて、東名春日井ICに乗りかえるっていう手もある)。いずれにしても、サイフの中から文字どおり羽があるように紙幣が飛んでい行く。(-_-;)
8月6日から1泊2日で上高地、白骨温泉、奥飛騨、高山、白川郷などに家族旅行に行ったときは、高速料金だけで燃料費の4倍も払っている。ばかばかしいったらありゃしない。まあ、一般道と違って自転車やゲンチャリ、切れの悪い信号機がない分だけ楽と言えば楽なのだけれど・・・。
で、今回の釣行は考えた。どれだけ節約できて渋滞に巻き込まれないか。
直感的には1時間ほど余裕があれば、なんとかなると思った。6日は松本まで全線高速を使って、我が家から約3時間。5時間あればなんとかなる(はず)。
13日。午前1時30分に出発してR19を延々と走った。この時期は長距離トラックの往来もなくて巡航速度で走れる。松本市内には5時に到着できた。なんだ、やればできるぢゃん。目的地の美鈴湖に到着したのは、6時ちょっと前(市内で思いっきり道に迷ってしまった)。
美鈴湖は、八ヶ岳の美ヶ原という高原地帯の標高1000mほどのところにある周囲3kmほどの湖。というか、溜池と言ったほうがいいかな。緑は深い。気温はけっこう高くなるのだけど、空気は乾燥していているので清々しい。周回道路は完全舗装で、売店もあり駐車スペースもけっこうある。堰堤のそばにある5、6台ほどおける駐車場には相模、多摩、品川、横浜などという関東のナンバー・プレートが並んでいる。
快晴の美鈴湖。
陽射しはとっても強いのですが、木陰に入るとめちゃめちゃ涼しいです。清清しい朝でした。
久しぶりに会ったもじりさんは、なんかちょっとばっちい感じ。(^_^;)
それもそのはずで、10日の夜中に自宅を出発して「中綱湖」と「聖湖」でぐふぐふの釣り三昧だったという。しかも、豪華なワンボックスカーで(ええなぁ)。
ワンボックスのオーナーさんは、ご夫婦でへら屋さんだという。車の中を無遠慮に覗く。と、まっちゃん以上に(^_^;)所帯道具が詰めこまれている。もじりさんによると、二人は一週間でも10日でもこの車の中で寝泊りして釣りを楽しんでいるという。なるほどリアシートはフルフラットになる。う〜ん。まいった。
もじりさんの案内で、早速、ポイントに。事前の情報では堰堤の側がいいらしい。まだ朝靄の残る湖畔に釣台をずらっと並べる。竿は、よくわからないので、取り敢えずは21尺で底釣り(^_^;)。
エサは、これまた五里霧中なので夏+マッハ。ともかく適当に打ち込む。
わりとイージーに釣れてしまった。
ま、たまにはね。(^_^;)
と、20分ほどで本日第1号。手のひらサイズ。ありゃ。簡単。
きれいなへら鮒です。
サイズは8寸ぐらいが多かったのですが、引きはなかなかです。
どうも魚影は相当濃いようだ。21尺で3本ほどある水深の底の方は、次第に先客万来の様相。両ダンゴのウキがだんだんなじまなくなった。というか、途中で食われている。落とし込んでウキをなじませようとしても、なじむ前にウキが斜めに消し込んでしまう。あたたた。完全にうわずってしまった。それにしても、21尺でカラツンはしんどい。(^_^;)
試しにタチを浅くしてゆく。どこまで上層で食ってくれるか。でも、やめれば良かった。1本を切ってもアタリがでる(^_^;)。21尺で1本の両ダンゴ。タッチもなにもあったもんぢゃない。ほとんど筋肉番付状態。さすがにバテてしまった。今回の遠征でオカメの釣りを開眼したと鼻息の荒いお隣のもじりさんも、3枚も釣ると口数が少なくなった。「つまらん!!」なんか、怒ってる。(^_^;)
今回の信州巡りで「オカメ」の釣りをマスターしたもじりさん。
いきなり竿を絞ってました。
ボクはたまらず13尺にした。1本ぐらいのタチで両ダンゴのタッチが合えば、まあ、ヘボピーなオイラでも200枚はカタイなぁと思ったが、ここまで来て力仕事は嫌なので、底釣りに徹することにした。隣の天邪鬼が伝染したみたいだ。
で、エサ。
ともかく10分も打ち込むと上でも下でも釣堀状態になる。立ちあがってウキのあたり見ると、へらさんの背鰭が見えている。ギャラリーがたくさん寄ってきた気配が背中でわかる。ここでスレでも釣り上げたら、末代までの恥だ(^_^;)。ナニが何でも食わせなくちゃ。
夏+マッハ(もしくはスイミー+マッハ)とかは、どうもダメな感じである。夏の単品を小さくして打ってもいいのだけれど、ちょいと柔らかくなるとアウト。どれもバラケ過ぎてうわずってしまう。ちゃんべが多い釣堀だと思えばいい(ほんまか?)。
この状況で底釣りを貫徹しようと思ったら、それなりの覚悟はいる。もし夏+マッハのブレンドがお好みならば、これに軽麩を加えるといい(と思う)。最初から混ぜるのではなくて、後から差し込むようにしたほうがいい(たぶん)。
これで、一時はバクバク。が、このエサにもあっという間に慣れてしまう。なんてグルメなオサカナさん達でしょ。それに、さっきから目の前をウロウロしているニジマス君。これもカラツンの「犯人」だ。うっかりエサを手直しすると、ヒドイ目に合う(って、オイラだけか(^_^;))。
ダンゴのエサが合ってくると、サイズもアップしてきました。泣尺。
ぺれダンゴ。これが効いた。単品で標準どおり作って、いくつかに小分けしておく。このエサもあんまり水を加えたり練り込み過ぎると、一挙にバラケてしまう傾向がある。しっとり、というタッチがいい。あとは大きさ。もう、ほとんど管理池の釣り。いつのまにか12尺を引っ張り出して、ふて腐れ意味にエサ打ちをしているもじりさん。「野釣りはこんなに釣れちゃぁ、あかん!!」とぶつぶつ言っている。(^_^;)
ともかくいっぱい釣りました。
なんだかんだと言っても、満足そうなもじりさん。
いつもならば、飲み物だけでエサがどーだ仕掛けがあーだ、と一日中のたうちまわっているのだけれど、今日はワンボックスカーのオーナー夫妻に、朝から炊きたてご飯をご馳走になってしまった。普段でさえまともに食していない(^_^;)、炊きたてご飯が食べられたので、涙で咽んでしまった。で、昼食はというと、なんと冷やしうどん。もう、釣りなんてどうでもよくなってしまう。
ワンボックスカーの中はまるでドラエモンのポケットだ。刻みねぎ、生姜、ワサビ、手鍋、ガスコンロ、氷etc.などなど、それこそなんでも揃っている。まったくこのまま生活できそうだ。(^_^;)
もちろん、料理の腕前だけでなく、釣りの方もしっかりしている。特に「おかあさん」は、バツグンにうまい。12尺の竿がきれいな弧を描き、取り込みもビューテフルだ。女性特有のやさしさがオサカナさんの扱いにもあらわれている。脱帽。あ、「おとうさん」はもじりさんの管理池の師匠で、もちろん、竿さばきも半端ではない。夫婦揃って竿を絞っているところを見ると、一人での釣行がちょっと寂しい。
真ん中が、もじりさん。
その向こうの黄色いシャツの人がもじりさんのお師匠さん。
で、赤いパラソルには「おかあさん」が入ってます(って、めーないじゃん。(^_^;))
さて、冷たくておいしいウドンを食べるだけ食べると、もう、竿を振る気にはならなくなった。次回は、ボクが例のお肉を持参するね!と宣言して(って、なぜか歓迎の返事がなかったなぁ?)お開きとなった。
釣果もお腹も満腹になったところで、ボクはお先に失礼することにした。
帰りもR19を走破するつもりだった。おそらく6時間以上はかかるだろうと覚悟していた。でも、楽しかった今日のことを思い浮かべながら帰れるのだから、お安いご用だ。余計な時間とお金を使わなくていい。
んが、世の中そんなに甘くなかった。「名古屋まで120km」とかいう標識のところで、ビタ〜〜!!と車は動かなくなった(-_-;)。別にボクの車が故障したわけではない。ともかく、抜け道も無い、Uターンもできない一本道の国道は、この先50km以上も渋滞していたのでした。ちゃんちゃん♪♪
おしまい。
最後までお付き合いありがとうございました。m(_ _)m
《釣行データ》
【釣行日 】2001/8/13
【時間 】6:30-15:30
【都道府県】長野県松本市
【対象魚 】へら鮒
[釣り場名]美鈴湖
[ポイント]堰堤横流れ込み
[天気 ]晴れ
[使用竿 ]21尺→13尺
[道 糸 ]0.8号
[ハリス ]0.5号(上29cm、下36cm)→0.6号(上25cm、下32cm)
[ウキ ]いろいろ(^_^;)
[上針と餌]グラン6号(夏、マッハ、軽麩、ぺれダンゴ)
[下針と餌]同(同)
[水深 ]2本強?
[タナ ]底
[釣果 ]31.5cm、28cm。他たくさんとぎょうさん(^_^;)
[備考 ]晴れ男参上!!