梅雨明け宣言!!(風越池&木曾三川・愛知県)

                                  2002年7月21、22、27日

日本には一部を除いて四季があるというけど、ボクに言わせればこれは違う。強いて言えば「五季」だと思う。お米を主食とするボク達にはなくてはならない季節は、梅雨だろう。これは、夏ではないと思う。もちろん春ではないのだから、やはり「梅雨(もしくは雨季)」という季節だと思う。そうすると、春、梅雨、夏、秋、冬となって、五季になるのではないなかろうか。季節の変わり目というのがある。梅雨と夏の季節のちゃんと節目というのもあって、雨季から夏への節目はセミが羽化するときだと思う。梅雨には出てこないけど、人間様が「梅雨明け」と言おうと言うまいと、彼らはきっちり長い地中の生活から短い地上への生活に旅立つ。これで夏がはじまると言っていい。

7月20日朝。
庭で数匹のセミの抜け殻を見つた。空は、昨日までのどんよりとした重たい雲はどこかに消え去り、青い、どこまでも青い空が広がっている。誰が見ても梅雨は明けた。しかも、暑い。お昼のニュースで「東海地方も梅雨が明けたようです。」なんて、天気予報士が遠慮がちにしゃべっていたが、これで雨が降っても誰も文句は言わないだろう。もう少し自信を持っていいと思うな。それにしてもイッキに暑くなったもんで、クーラーの効いた事務所と外を出入りしていると、体力も知力も(こっちは元々か)、どんどん消耗していくのがわかる(今日は土曜日だが仕事の都合で日、月と休みをとることにした)。

さて、そんな梅雨明けに、名古屋のGさんに誘われて「風越池」に。珍しく日曜日に仕事がお休みになった奥山さんも一緒。実は、7月初旬に「松野湖」(岐阜県)でBBQでもして涼もうかという談合があったのだが、ボクがなんとなくGさんや奥山さんに返事を出せなくて(これを「虫の知らせ」というのかもしれない)、約束の日(21日)がどんどん近づいてしまった。結局、土壇場までボクの迷いがみんなに伝染したようで、ともかく「風越池」で会おうということになった。

風越池 管理池のように釣人がいます。
常連さんは、マイスノコを用意してあります。


「風越池」は、へら正さんのWEBで詳しく掲載されている。
ともかく魚影の濃い野池で、まったく名古屋市民のへら師さんは羨ましい限りだ。当然、人気もありこの季節は場所取りが大変である。ここは常連さんのGさんに甘えてボクのようなへぼ師でも釣れる場所を確保してもらうことにした。約束の待ち合わせ時間はAM5:30。ボクの家からは東名阪をフツウに走って(^_^;)、1時間ちょっとのところだから、遅くともAM4:00に家を出発すれば楽勝。AM3に起きて・・・・。なんてことをブツブツと独り言を呟きながら目覚まし時計をセットした、はずだった。

しか〜し、目が覚めたのは、な、なんとAM5:30!!ガーン(゚-゚)
他のことならともかく、今まで、へら釣りに限って言えば一度も寝坊なんてしたことがないのに、よりによって・・・。(約束の場所が「松野湖」だったら、誰かに成仏してもらって通夜を演出しなければならないところだった(^_^;))。携帯電話にはGさんからの着信履歴がきっちりあった。ま、まずい。

で、結局、現地に到着したのはAM7。すまんこって。m(__)m
Gさんの両隣には、お友達の常連さんを含め、釣台がきっちり並んでいる。当たり前である。こんな時間に来て釣台を出そうなんて、へら師の風上にもおけない。それでもなんとか先客の合間に入れてもらえたのは、幸運としか言えない。

奥山さん。 久しぶりの奥山さん。
釣台は、手作りです。すごいなぁ。
へらさんと奥山さん。 きっちり尺上のへらさんをゲットした奥山さん。やりますなぁ。(^_^)


なんとか奥山さんと仲良く並んでエサ打ちができたのは、8時も回っていた。もう、ほとんど重役出勤である。それでも2時間も釣っていたら、なんとかツヌケができたのはラッキーだった。なんてというと、まるでエサが合ってうまく釣れたように聞こえるけど、実は、これには大きなファクターがあった。かねてよりお会いしたいと思っていた、風越池の常連さんでWEBでも活躍中の「へら正」さんに自作のウキを3本も譲っていただいたのだ。これがまた、この池の釣りにドンピシャだった。

この池は、あまり開きの速い(バラける)エサを打つとマブナやブルーギルの連発に悩まされる。軽いエサも(へらさんが寄ってくると)あまりよくないようである。結局この日は、ちょいネバのやや重でちょいバラという、そのへんの管理池にもひけを取らない難解なエサに辿りついした(やっとへら鮒釣りのWEBらしくなった(^_^;))。ということは、ある程度トップに浮力がないとアタリがうまく出ない。かといってあまりトップに浮力があり過ぎると繊細な仕掛け(道糸06〜08、ハリス03〜04)ではアタリがボケてしまう虞がある(たぶん)。へら正さんの3本のウキは、1本、1本半、2本という水深に合わせてバランスがとれていて、この日は1本半が正解だった(水深は2本半ぐらい)。1本でも2本でもマブナやギルの猛攻に会うのだが、どういうわけか1本半だとへらさんだけと遭遇できた。

コイさん。 エサを強請るコイさん!!
38cmのへらさん。 本日の最長寸。38cm。
やり〜。(^_^)


2時間もするとツヌケができたので、暑いこともあってへら正さんのお仲間の後ろで見学。というか、へら正さんと相合傘でお喋りに熱中してしまった。Gさんや奥山さんとは久々の再会だったのに、ロクに話しもせずに(^_^;)。さて、陽射しも強くなったし、釣りそのものに飽きてしまったこともあって、ちょっと気になっているところに偵察に行くことにした。場所は木曾三川の支流。結構、釣れているらしいとの情報を元に。

午後も2時になって、目指す支流の最上流に到着。ここは元をただせば木曽川。が、水の色はお世辞にも綺麗とは言えない。水面では盛んにコイやボラがモジっている。と、小さな橋の袂で竿を出している第一釣人を発見。例によって、ずーずーしく近寄って「どぉです?」などと話しかけると、若者は屈託なく応答してくてた。と、エサを見るとマッシュのような。「マッシュですか?」と声をかけると「ウドンにマッシュを塗しているんです。手が汚れないしいいですよ。」とニコニコして応えてくれた。(う〜ん。そんな釣りもあるのか。)
若者とのお喋りもそこそこにして、どんどん下流に向かって行くと、そこかしこにへら師さんが竿を出している。が、今日の釣果はイマイチとのこと。暑いもんなぁ。

で、翌日22日。
再び上流から探索をすると、とある神社の前で盛大なモジリを発見。試しに15尺を出してみた。タチは4本ぐらい(この支流では深い部類らしい)。タチを計っていると、いきなり根掛かりで出鼻を挫かれた。しかたがないので、2本ぐらいでエサ打ちを開始。と、30分もしないうちに第一へらさんをゲット。カタは小さいが、ともかくボーズは脱出できた。ラッキーである。仕掛けは、道糸1.5号、ハリス06(上30cm、下45cm、グラン7号)、ウキは昨日へら正さんか譲っていただいたもの。エサはマッシュと新べらグルテン。これで2時間でツヌケ。昨日に続いて陽射しが強く、パラソルを刺していても額から汗がだくだくと流れてきて、とても釣りどころではない。撤収。まあともかく、この川では割とイージーに釣れることが分かったので、またボーズの連荘で気が落ち込んだらリハビリのつもりで来ることにしよう。ヘタに管理池に逃げるよりいいかも知れない。

木曾三川の支流

ヒント。
多度山が見える場所です。

車から歩いて5歩。(^_^;)

ちっこいへらさん。

ちょっと、小ぶりです。(^_^;)
ワタカちゃん な、なんと!!ワタカが釣れました。元は琵琶湖固有の淡水魚です。びっくりしたなぁ、もう。


7月27日。
連日の猛暑が丸々一周間も続いている。夜も25℃から下がらない。もう昼間の釣りは辛い季節になってきた。で、ナイターで涼もうと企んだ。場所は、長良川「船頭平閘門」。名古屋のGさんや飄助さん達と何度か竿を出した場所で、夏のナイターではいい釣りができるらしい。ゆっくりと沈む真っ赤な夏の太陽を眺めながらナイターウキのシズを調整する。釣人は、どういうわけかいない。貸し切り状態だ。かなり水位があるので、階段に釣台を設置した。いくら暑くても夜の水泳は遠慮する。公園ではBBQでもやっているのだろうか、背中から黄色い歓声も聞こえる。

日がとっぷり暮れたころ、下流のほうでドーン!という大きな音がした。見上げると、曇り空に赤い花が咲いている。どうやら長島・桑名あたりで花火大会があるらしい。暫くすると、上流のほうからも同じような音がする。揖斐川や長良川でも花火が上がっているようだ。花火を見ながらへら釣りなんて、こういうのを贅沢というのかも知れない。が、ウキはさっぱり動かない。時々、地響きがするような大きな音がする。

あ!!これぢゃぁ、釣れない!!オサカナさん達からすれば、安眠妨害もいいところで、エサを追うどころではないはずだ。まいったなぁ。しかたなく惰性でエサ打ちをしていると、いつのまにか音も消えて、堤防は車のヘッドライトがイリュミネーションのように流れはじめた。ついでにこの閘門にも係留していたボートが押し寄せてきた。階段に水飛沫があがる。おまけに階段二つ分も増水してきて、釣台が水浸しになってしまった。涼むどころか気温は28℃もある。釣台を移動させるだけでも額から汗が滴り落ちる。うんざりしてきた。

ボートの波も静まり、BBQも終ったようで急に静かになった。星も見えない夜の水面では、時折、バシャ!!となにかのモジリがある。突然、強烈な光が視界に入ってきた。どうもへら師さんのようだ。おそらく地元の人だろう。真っ暗な階段に釣台を設置し終わると、おなじみの「どうです?」という声がふたつ聞こえた。「まだアタリもありません。」正直に言うと「やっぱりね。花火のせいでしょう。」

ウキが動き始めたのは、10時頃だろうか。煌煌と光っているトップがいきなり消えた。そっと竿をたててみると手応えがある。「へらですか?」顔がない釣人から声がかかる。釣れたのは、30cmほどのりっぱなへらさん。「床(底)ですか?」また、聞こえる。「18尺で2本です。」(宙という意味)。「ほお。」他愛もない会話だが、これで今夜の釣り方が決まったようなもんである。

AM3時ころまで、ウキは動きっぱなしになった。30枚も釣ったころになると、もう一人のへら師から声がかかった。「エサはなんですか?」頑固に底釣で頑張っていた人だ。「マッシュと新べらグルテンのブレンドです。ちょっと練り込んでいますけど。」正直に言う。「う〜ん。白いエサかぁ。」ちょっと悔やんでいるような声の響きだ。4時頃になると、ドロハエやマブナが釣れ始めた。空が白々としてきた。あろんさんが寄ってくれた5時頃になると、へらさんは姿を変えて、マブナやドロハヤになってきた。この川の常連さんのお出ましである。こうなると、釣りにならない。正直なところ、今夜は40上を狙っていた。出会い頭でもなんでも、ナイターならば、と思っていた。捕らぬタヌキのなんとかである。

閘門のへらさん 尺上だけキープしてみました。
って、めーないじゃん!!(>_<)

最長寸は34.5cmでした。


強い陽射しが、またやってきた。あろんさや会の人達が「三川フィッシングセンター」という去年できた管理池で竿を出しているというので顔を出した。真夏の日差しを浴びて桟橋の上はすでに暑くて裸足では歩けない状態になっている。「な〜んで、こんな暑いとこで釣ってんのよぉ。」憎まれ口をひとこと言い放って帰ることにした。

おしまい。