春が来た!!(蓮華池・三重県)

2002年3月24日

昨年の12月以来、何度かN池に通った。結果は、連続のボーズ。アタリなしで日がな一日ウキを眺めていたこともあったし、ゲンゴロウと呼ばれている合ベラの強烈な引きも堪能した。でも、肝心のへらさんが釣れない。まあ、アームの問題が第一番目の原因ではあるのだけれど、それにしてもしんどかった。「啓蟄」とか「立春」とか書いてある日めくりカレンダーは容赦なく日一日と少なくなっていくのに、サクラの蕾は日増しに膨らんでいるのに、ボクの釣果は「厳寒」で止まったままだった。

magosukeさんの差し入れ 3月10日。もじりさん、奥山さん、あろんさん、futabaさんを誘って再びN池に。

しかし、またしてもボ−ズ!

あまりにもボクが釣れないので、magosukeさんは「O池」からへらさんを掬ってきてくれました。

ちなみに、盗んできたのではありません。念のため。

全部、45cm以上あります。


奥山さんとコイさん 奥山さんが釣り上げた75cmのコイさん。

で、でかい。(^^ゞ


あろんさん あろんさんがゲットしたフナさんです。ぎりぎりへらさんでしょうか?(^^ゞ


そんな日が続いた日に、magosukeさんが「最後の切札」と呼んでいる野池に誘ってくれた。
3月17日には午後からの釣行で三投目で釣れてたいう。都合、7枚。あいにく一緒だったもじりさんはポイントを外してしまったらしいが、ともかく「半尺までなら釣れますけど・・。」との言葉に甘えることにした。

朝の6時というと、もう外は明るくなってくる季節になった。ここのところ、ずっと一緒にボーズを経験しているもじりさん(^_^;)と道の駅で待ち合わせた。

すでに前の週に竿を出していたもじりさんの案内で、池に到着。車を駐車してからブッシュの中を少し歩く。木々はもう、春を先取りしていて新芽があちこちで吹いていた。と、いきなり池が目の前に現れた。一周、5〜600mぐらいだろうか。想像していたよりも平坦で小さいが、周囲は木々に囲まれていて、いかにも中部地方の野池という感じがする。見た目はあまり深くないようだ。池の形状は鍋料理で使う「れんげ」の先のような形だ(もじりさんは、「尾杯池」と呼んでいた)。

道具を置いて、さらに獣道(けものみち)のような細い坂道を登ってもう一つの池に歩いた。こっちは、水が濃い緑の葉に染まっている。大きな池ではないけど、水深はこっちのほうがありそうである。モジリはないが、雰囲気はバツグンである(こっちは「滑谷池」というらしい)。

とりあえずボクたちは、蓮華池を半周して目指すポイントまで荷物を運んだ。もちろん、ボクはどこがいいのかはわからない。もじりさんは例によって慎重に場所を決めていた。ボクはmagosukeさんが3投目から釣れたというポイントに釣台をセットした。節操なんてもんはなくなっている。今日はゴム長を履いているので、遠慮なく池の中にザブザブと入り込んでセットした。

もじりさん「水って、まだ冷たくない?足が冷たくならない?大丈夫?」
クワマン「平気、平気♪」

竿は15尺。エサは両グルテン(新べらグルテン底の単品)。タチは2本弱ある。へらさんらしきものが、池のかなり浅いところで波紋を描いている。なんかいい雰囲気である。空は、天気予報とは裏腹にどんよりと曇っている。最高気温は16℃まで上るっていったけど・・・。

エサ打ちをして一時間を経過したが、ボクのウキはちっとも動かない。話ができるほどの距離にいるもじりさんも、いつもより速いテンポでエサ打ちをしているが、やはりアタリがないらしい。
と、magosukeさん登場。あれ?今日はお子さんのソフト・ボールに付き合うんぢゃなかったの?大丈夫なのかなぁ・・・。来てくれたのは嬉しいけれど、いらぬ心配をしてしまう。

magosukeさん「今日は寒いですねぇ。ひょっとすると浅場の長竿狙いがいいかも知れませんよ。」
なるほど。さすがに池を熟知している。

「それと、池の中には入らないほうがいいと思いますが。」
え?そうなの?

もじりさん「うん。こういう小さい池は、人が歩いただけで魚が散ってしまうしね。」
が〜ん。し、知らなかった。ひょっとして、ボクってとんでもないルール違反をしていたのか。

ボクは慌てて釣台を引っ込めた。ついでに場所替え。makosukeさんのアドバイスもあって、ちょっとした「デッパリ」に移動して21尺を繋いだ。ウキも長竿で振れるギリギリの軽いものにして、エサも軽いものに替えた。「新べらグルテン」に「グルテン四季」。タチは1本ほどで、ウキは10m以上も先にある。後ろには木があって、竿を振りまわすことはできない。おまけに風も出てきた。エサ打ちも大変なことになった。

と、ちょうど正面に二人組みが見えた。その一人は、あら?atata(仮名(^_^;))さん?彼らもオオスケを狙ってあちこちの野池を徘徊している。うむ。ここで竿を絞ったら格好いいんだけどなぁ。ま、そういうわけにもいかない。暫くして彼らは他の池に行ったようだ。

この池に最初にへらさんを放流したという「Oさん」という方が来た。magosukeさんの解説によると、20年ほど前にこの池に最初にへらさんを放流したOさん達は、極々限られた釣人にしかその存在を知らせていないとのこと。今日も「新入り」が竿を出すことを了解をとりつけてくれていた。そのOさんはとても気さくな人で、「いつでも釣りに来てくださいね。もし、ほかのメンバーに何か聞かれたらmagosukeさんのことを言えばいいから。」

なるほど。20年間もこうしてひっそりとした池を保護するのは、かなりの困難があるだろうことは想像にかたくない。雑誌にでも掲載された日には、あっ!!という間池も周辺もゴミまみれになってしまい、ある日突然、「立ち入り禁止」の立て札が立ってしまうだろう。それでももう一つの池(滑谷池)には「密猟者」が入り込んだ形跡があるという。へら鮒釣りも「タナゴ」並になってきたのだろうか。

釣台から見た池 これが「蓮華池」です。


時間をおかず、また二人組みが来た。どうもどこかでこの池の情報を聞きつけて偵察にきたらしい。magosukeさんも知らない人だという。蛇の道はヘビというか、へら屋さんはほんとにどこでも出没しますねぇ。って、人のことは言えませんが。(^_^;)

と、ちょうど二人組みの偵察隊がボクの視界の正面に入ったとき、ウキのトップが二節、カチン!!と入った。すかさず竿を立てると、なんか釣れたようだ。久々に竿が曲がった。上がってきたのは、まぎれもないへらさん。33cm。やりましたがな。あまりの嬉しさに、もじりさんの邪魔をして無理やりデジカメを持たせた(だって、もう二度と釣れないかもしれなし)。

33cm 本日、第一号のへらさん。
33cm。

お久しぶりです。(^^ゞ


記念撮影を終えたもじりさんは、「滑谷池」に行くという。代わりにmagosukeさんも竿を出した。
1枚釣れると、30分ほどウキは微動だにしなくなった。まあ、こんなもんかなと思っていると携帯電話の着メロが鳴った瞬間、また、アタリが出た。はっきりしたウキの動きで、ボクでも合わせることができた。竿は先ほどより重い。着メロが鳴っているので曲がっている竿を左手に持ち直して右手で画面を覗くと、もじりさんからだった。はて?池にでもはまって自分がモジリになったのかいな?

もじりさん「あのね、わても釣れたよ。」
クワマン「あ、そ。よ、よかったね。でね、今ね、ボク、竿を絞ってるの!!」
もじりさん「あら?ほんまに?」
クワマン「だ、だからね、切るよ!!」
もじりさん「ふーん。ほんまに・・・(ツー)」

magosukeさん「やったね!!40上だよ!!」
水面から口を割ったへらさんを見るだけでmagosukeさんはサイズを予告していた。ボクは半信半疑だったが検寸してみると、きっちり45cm。やった!!尺半だ。
4年前に東播の野池で尺半を釣った以来である。このときも2ヶ月ぐらいボーズが続いていて、野釣1年生のボクとしては、もう野釣はやめようかとも思っていたときだった。今日も、散々のボーズの連荘の後である。感激もひとしおである。やっぱり野釣はいいなぁ。

45cm 尺半!!
なんていい響きなんでしょ!

4年ぶりのご対面です。
45とクワマン どうです?

え?誰です。体型と比べるとおサカナさんが小さく見てるって言ってるのは。(^_^;)


ボクがやっとのことでへらさんと遭遇できたので安心したmagosukeさんのところには、今日はアタリがないらしい。まあ、これだけへぼ師にお付き合いするとボーズ菌とかも感染すのかもしれない。ともかく、もじりさんの行っている「滑谷池」の方に偵察にでかけた。暫くまたアタリも遠のいたが、ボクはもう気分は満足してしまっていた。緊張の糸も緩んでいた。と、また携帯電話の着メロとともにウキが動いた。軽く竿を上げるとまたしてものった。竿先がコンコンとする。あら、また釣れたのかな?

携帯電話を覗くと半年も会っていないIさんから。「ども、おひさです。これから、入鹿池に偵察に行ってきますね。」明るい声が聞こえた。もじりさんのように邪険にするわけにもいかず、左手で竿をたてて右手で携帯電話の向こうのIさんと挨拶をかわした。やっと話が終って竿を右手に代えたその時、痛恨のバラシ。もし、これが最初の獲物だったら、間違いなく電話になんかに出なったのだが、今日は2枚も釣れていたのでちょっと油断があった。しかも、バラシた後に21尺の穂先は真上にある木の枝に引っ掛かってしまった。ウキも枝に絡んでいる。まいったな。ま、野の釣ではよくあることである。ハリスが細い(06)ので、力任せに竿を振った。道糸やハリスは切れるかもしれないが、ま、なんとかなると思っていた。が、これが間違い。
21尺の3本目が、バキ!バキバキ!!という音と共に無残にも折れてしまった。呆然自失。

最近にはない大トラブルだったが、諦めるしかない。そんなことより、この場は18尺で釣れるかどうかが心配になった。ランチのお誘いに来てくれたmagosukeさんともじりさんは、当のボクよりも驚いていた。もじりさんは20尺を、magosukeさんは21尺を貸してくれるというが、ここはお言葉だけで辞退した.。ほら、このあとまた尺半釣っても「半分っこ」みたいなもんでしょ?

ランチを食べ過ぎたのか、風が強いのか18尺でもエサ打ちが思うようにいかなくなった。ついでにミゾレ混じりの雨が降ってきた。あれ〜?オイラって、今世紀は「晴れ男」のはずなんだけどなぁ。
寒の戻りのような寒さの中でエサ打ちに励んだが、やはり竿が短い(って、18尺だど)せいなのか、アタリはない。夕マズメまではダメかなと思っていた矢先、いきなりウキが動いた。

カラツンのあと、手水でエサを柔らかくしてそっと送り込んだ。おっと、ナジミ際にサワリがある。21尺のときよりはウキは見やすい。じっと待っていると、パイプトップが1節、きっちり入った。釣れきたのは34cmのきれいなへらさん。く〜、たまりませんなぁ。これで3枚目だ。次の一投でも続けてアタリがある。連荘。釣れたのは42cmのでっぷりしたオオスケ。をを!!本日2匹目の40上!!信じられない。「熊野三社」へのお参りが効いたのかしら?と、また携帯電話が鳴った。ところが、次のエサ打ちでも続けざまにアタリがでた。しかも、竿が曲がった。あらら。野池で3連荘なんて、はじめての経験。もう、電話になんか出るわけにはいかない。4投目、5投目も期待したが、そうはうまく行くわけがない。

34cm 野池で3連荘なんてはじめてです。(^○^)

第一段!!34cm
42cm 第二段!!42cm
35cm 第三段!!35cm

どれも綺麗なへらさんです。


携帯電話の着信履歴をやっと落ち着いて見ることができる精神状態になった。あら、magosukeさん。「ごめん。3連荘で釣れたもんで。」「へぇ〜。凄いですねぇ。あ、もじりさんも40上が釣れたんですよ。」ということは、今日は、もじりさんとほとんど同時に釣れたことになる。場所も違うし、エサも違うのに。ふ〜む。とっても不思議だ。やはりへらさんの食欲って、なんかのパターンがあるのかなぁ。

さすがに3連荘のあとは、サワリもなくなった。おまけに、雨が強くなってきた。頭の中は燃えているが、パラソルも刺さずに釣っていたので身体が冷たくなっていた。潮時でだろう。

今日は近年にない僥倖に恵まれた。これも、magosukeさんという優秀なナビさんと、ここ2ヶ月ボーズ修行を共にしたもじりさんのおかげである。ほんとうに、ありがとうございました。m(__)m

magosukeさん 今回もお世話になったmagosukeさん(ちと小さいですけど。(^_^;))

また、宜しくお願いします。
m(__)m
もじりさん もじりさんもきっちり40上をゲットしました。(^○^)


おしまい。

《釣行データ》

【釣 行 日】2002/3/24
【時  間】7030-15:30
【都道府県】三重県
【対 象 魚】へら鮒
[釣り場名]蓮華池
[ポイント]でっぱり
[天  気]くもり時々晴のち雨時々みぞれのち雹(ひょう)
[使 用 竿]21尺→18尺
[道  糸]1.2号
[ハ リ ス]0.6号
[ウ  キ]筏川仕様1号
[上針と餌]グラン6号(新べらグルテン+グルテン四季)
[下針と餌]同
[水  深]1本強
[タ   ナ]底釣り
[釣  果]33cm、45cm、34cm、35cm、42cm。(計5枚)
[備  考]今世紀はじめての尺半でした。(^○^)