「巨ベラ」への轍

2002年5月

これは、釣行記とは言えません。5月は(も?)思いっきりボーズの連荘で、行くところ行くところ、悉く釣れませんでした。もちろん、運の問題だけではありません。ほんとうは、こんなもんをアップするのはWEBにの世界では削除ものなのかも知れません。ただ、あと何年して竿を振るのもままならないときになって、ああ、あんときは凄かったなぁ、などと郷愁にふけることがあるやも知れませんので、まあ、日記的に残しておこうと思います。

というわけで、ここからは単に釣れない日記となっています。ま、人の不幸を覗いて見ようかという奇特な方以外は、最後までスクロールすることをお勧めしません。予めご了承ください。

☆☆☆


5月2日〜3日
世の中はGWとかの真っ只中で、10日以上もお休みがある方もいらっしゃるようで、なんとも羨ましいというか、ご苦労さまというか。で、どういうわけか、ボクも人並みに2日から休みがもらえたので、ともかく釣りに行くことにした。去年は、「入鹿池」で飄助さんと竿を並べた。なんとか40上を2枚釣れた。今年も突撃しようと思ったが、情報ではまったくダメらしい。折角の長い休みなので、ナイターをしたかった。今年はmagosukeさんに特製のウキを譲ってもらったこともあって、4月に土砂降りの雨の中でナイターをしたので、不安もなかった(もっとも、きっちりボーズだったたけど)。

さて、問題は釣る場所である。いくらこちらの準備が良くてもオサカナさんがいないところでは、なんともならない。で、去年の暮れから狙っている「N池」に行くことにした。午後からウォーミングアップしてホンバンはナイターと目論んだ。天気は、まあなんとかなりそうだ。15尺に2号の道糸と1号のハリスにジクの太い「がまへら8号」を結んだ。気持ちだけは50上である。

予定どおり昼から竿を振った。1月頃よりもウキの動きは活発だ。3投目でブルーギルがリャンコで釣れたのを手始めに、錦鯉、キンカブト、ゲンゴウロウと予想していたとおりの展開だ。ま、動きのないウキを眺めるよりはいい。夕方になって、magosukeさんが背広姿で登場。フラシに放り込んだゲンゴロウを見ながら、「ここよりは魚影が濃いところがありますが。ただ、カメ10匹とへらさん1枚と引き換えってな感じですけど。」と、転戦のお誘い。もちろん、躊躇うものはない。早速、「皿池」へ向かった。

本来は冬の釣場で、この季節になるとミドリガメを何匹か釣り上げたあとにゲンゴウロウが挨拶に来て、その後は40上のへらさんが釣れる(はず)ところだという。ボクが釣台を設定したところは、タチが18尺でウキ下50cmというところで、それでもこの池としては深いところらしい。先着していたITさんに様子を聞いて見たところ、今日はまだ釣れていないとのこと。ナイターは有望かも知れないという甘い言葉に乗って、早速、竿を出した。magosukeさん特製のナイターウキは、トップも見やすくて浅いタチでも振り込みも難なくできる。今まで使っていたN社製の「電気ウキ」とは月とすっぽんである。ともかく、視力の弱いボクには赤い光が見やすい。

夜のとばりもとっぷり落ちて、漆黒の闇の中に光る赤いトップがいやに目立つ頃になって、いきなり三つの光が水面に消えた。咄嗟に竿を立ててみると、ずっしとした手応え。ランタンに照らされたのはお約束のゲンゴウロウさん。ま、カメさんよりはいい。magosukeさんと言えば、二連発でカメさんと格闘。それでも、闇の中で大きく竿を曲げたときは、ボクは思わず宙に舞ったウキを目が追いかけていた。が、どうやらばらしたらしい。「ぐやしぃ〜。」と、珍しく興奮した声が聞こえた。ひょっとすると、このナイターは正解なのではないかと思った。

2匹目ゲンゴロウを釣ったものの、その後はアタリもサワリもなくなった。時計は、とうに日付変更線を越えていた。どうも夕べ興奮して眠れなかったせいなのか、突然、睡魔が襲ってきた。池では時折、バシャッ!!と何かがもじっていたが、睡魔には勝てなかった。

magosukeさんとカメさん(^_^;) この池では、「ラヂオペンチ」が必要です。

手馴れたmagosukeさんでも、ちょっと腰が引けている?(^_^;)


目が覚めると、もう、空は明るくなっていた。あたた。池に戻ると、magosukeさんは夕べと変わらずエサ打ちをしている。結構、タフである。「夜中にこっちのほうにモジリがやってきたんですけどねぇ。」と残念がっている。さて、竿を21尺に、ウキも昼間用に替えた。明日(4日)はカミさんにせがまれて馬籠方面にドライブの予定が入っている。ともかく、昼までは頑張ってみようと思っていた。

場所も朝方に「へら玉」と呼ばれているへらさんの群れが見えた対岸に変わった。エサもイモグルをベースのものにチェンジしてみた。9時頃には、ITさんも合流。が、誰も釣れない。モジリは、ボク達をあざ笑うように、夕べ竿を出していたところにある。ボクのエサは、どうもオサカナさんには好かれてなかったようで、立て続けにミドリガメが釣れるようになった。「カメさんも釣れないようだったら、へらさんも釣れませんから。」と、magosukeさんとITさんに異口同音に励まされたが、結局、へらさんの顔は見ることができなかった。ま、今日はこのくらいにして勘弁してやるわ!!と悪態をついてボクのGWの釣りは終った。また、リベンジする池が増えた。

ミドリガメ 元気なミドリガメ。イモグルが「合って」しまいました。(゚-゚)


5月19日〜
GWは、あっさり終ってしまった。6日に管理池にリハビリに行ったつもりだったが、かえって落ち込んでしまった。12日は例会だったが、これも惨敗。野釣りのボーズも辛いが、管理池でエサが合わないで悶えるのは、身体によくない。

というわけで、今度は4月にナイターでひどい目にあっている「長平池」へ。

しかし、これもアタリなしボーズ。まあ同じ釣れないにしても、アタリがないのは諦めもつく。で、「焼缶池」へ転戦。もじりさんのお気に入りの池のひとつである。見渡しのいい堰堤から池を覗くと・・・。を!をを!!でっかいへらさんがゴミの溜まりに泳いでる。これは有望か。早速、18尺をつないでエサを作るのももどかしく竿を振る。底の状態は想像より厳しくて、根がかりの連続。ふむ。逆に宙の方がいいのかもしれない、などと例によって勝手に思い込んで軽いグルテンをどんどん打ち込んでみた。が、ここでもアタリなし。いや、サワリもない。どうにも竿が届かないところでは、かなり大きいへらんさんのモジリがある。ああ、早くこっちに来ないかなぁ。などとボヤいても、ウキになんの変化もない。結局、ボーズ。ぢくしょう!!!

しか〜し、これで諦めてはへら師にはなれない。翌週もそのまた翌週も、そして6月に入っても「焼缶池」に通った。とある情報では、3日続けてエサを打ちつづければ1枚は釣れる(らしい)とのこと。その後、あろんさんや飄助さんを巻き込んで挑戦したが、今だ、この池ではへらさんの顔を見ていない。6月に入って、大阪ナンバーの車が毎週、来ている。どうもこの人だけは何枚か釣っているらしい。でも、朝の4時に行っても、すでに釣台がある。察するに、この場所だけは釣れているのか。また、ナイターでもやるしかない。

さて、「焼缶池」で悔しい思いをしたので、magosukeさんが46cmというビックサイズを釣り上げている「孫池」にも突撃した。どうもボクは節操というものが欠如しているようだ。なんでもかんでも釣れると聞けば、行ってしまう。なんとも情けない。

池は、全体的に浅いという。ボクの座ったところでタチは60cmほど。ヤケクソで21尺を振りまわした。モジリは結構、ある。なんとなく釣れそうな雰囲気はある。お気に入りのウキのパイプトップがきっちり二節入ったを見て、思わず強い合わせになった。釣れたのは、元気なマブナちゃん。続けてのアタリでは、カメ。

マブナ いいアタリがするんです!!


日曜日は、どうにも時間が気になる。逆算して、どうやってもPM4には納竿しなければならない。いわゆる「夕マズメ」にはお目にかかれない。まあ、後先考えずにやってしまってもいいけど、リバンドが気になって仕方がない。で、ボクが帰った後に、magosukeさんはきっちり尺半オーバーを釣り上げていた。が〜〜ん。同じ釣れないのなら、みんな仲良く釣れないほうがいいのに。

それにしても、野の釣りは難しい。タイミング、場所、時間、エサ、仕掛け、どれをとってもボクにとっては高いハードルである。そこへ持ってきて、尺半のへらさんが釣りたいというのだから、何をか言わんかである。6月もこの修行が続くのだろうか。とほほ。