三度目の正直?(婆歩池・三重県)

6月29日

今年の梅雨は、日本の四季に「雨季」なんていうひとつの季節を追加させたくなるような陽気になりましたね。まあ、外で作業をする方々には鬱陶しい限りですが、これがまた全然水ッ気がないってのもあちこちで困るわけですから、ほんとに厄介ではあります。

へら屋さん家業と言えば、この梅雨時ってのは「吉」と出るほうが多いようです。
ボクも初めて野釣りなるものに手を出して散々ボーズの洗礼を受けてやっと尺半なるものを釣ったのが、やはりこの季節です。荷物を持って歩くとメガネは真っ白になり、首筋からは滝のように滴り落ちる汗を拭いながらやっとのことで釣り座を確保して、ほっと一息をいれて暫くすると雨に濡れた体はどんどん冷えていくという、おそろしく不健康極まりない行動でしょうが、これがまた釣れるから始末に悪いです。

それと、ボクの場合はそれでなくても「土砂降り男!」なんていう、砂漠化している地球上の各地からリムジンで迎えに来てもおかしくない、ありがたいニックネームをいただいております。別に釣行だけぢゃなくて、いろんなところでも言われてますが、釣りのときは目立ちますね。ちなみに OLMでの降雨確率は8割を超えていると言われています。すんません。

思い起こせば20数年前、記録的な旱魃(ちょっと大げさかな)が九州地方を襲い、ホテルのトイレではバケツに入った水と柄杓が用意されたとき(水洗用のタンクに水がない!)、どーいうわけか那覇空港で直行便の東京行きがボク達が持っている時間より早く飛んでいってしまい(旅行会社の兄ちゃんが発券を間違えた!)穴のおねーちゃんが、「ほにゃらら経由でとっとと帰ってください!」なんて半べそで渡してくれたチケットを頼りにたどり着いたのが福岡空港。で、トランジットの間(2時間ぐらい待たされた!)に突然と雨がポツリ、ポツリと。朝の10時だというのに空は真っ暗になり、空港の待合室の窓は見る見るうちに水滴で洗われました。連れ合いに「やっぱりねぇ。」などと珍しく誉められたのを憶えてます。

ま、こんときに「ひょっとして・・・。」なんて思いました(それまでは気がつかなかったのかな?)。んで、その後は聞くも涙語るも涙の物語になるわけです。釣りで言えば、初めての「波紋会議室OLM」(精進湖)でいきなり雨。その後のOLMでも悉く雨。12月31日にまったく雪がなくてスキー場の宿で悲鳴が上がっていて、一車両に10人(うち我が家は4人)しか乗っていない新幹線で越後湯沢に行ったら、なんと翌日は50cmの積雪。翌年は、目がさめたら関越自動車道も通行止めになってしまう大雪。リフトまで動かない。久々に関東の人たちに会って正月の管理池の釣りを堪能しようと思ったら、朝から大雪。ま、数えはじめたらキリがないのでやめますが、ともかく、その水分たっぷりな男に梅雨がかぶるわけですから、三重県北部の釣友は諦めてもらうしかないです。

そんなウエットな季節に、例によって釣友から「いや〜、思わぬとこで40上が3枚釣れたど!」とミカカが入りました。柳の下には最低3匹のどじょうがいるはずだと根拠のない確信を持っているボクは早速、翌日の日曜日に突撃。「ん〜、昨日はモジリがあったんだけど。」その池は、静かなものでしたが、ともかく竿を出すことに。何はともかく竿を出さなければ釣れはしない、とは誰の名言か。んが、アタリなし。やっぱりね。で、懲りずに翌週も突撃したけど、完璧なボーズ。ねっとりとした雨粒がパラソルを容赦なくふりそそぐ中を一日中21尺を振り回したのに、です。でも、向かいのコイ師のおじさんの竿(5本並べた2本)には尺半のへらさんがかかっていた。やっぱりいるじゃん!

で、ここは人柱を用意すべく会の釣友にも声をかけてみました。「でっかいのがいるのよ?どお?」ま、こう言われて断るへら師さんはいないわけで、二人して挑戦。が、この週は記録的な雨量で翌週には目指すポイントには行けなくなってしまっていました。これは大誤算。それでもボク達は前の週にコイ師さんが陣取っていたところで18尺を振ることにしました。なんの根拠もないんですが。タチは2本半ぐらい。いい感じではあるのだけど、2時間ほど経過しても例によってサワリもない。あ〜あ、またかよ、と思いつつも辛抱強くエサ打ちをしていると、突然、トップが一メモリ力強く入った。が、竿はしなったものの、手ごたえはちょっと怪しい感じ。案の定、限りなくへらさんに近い半べら。まあ、しかしこの池でははじめてのまともなアタリなわけで、これはちょっと辛抱する価値があるかも(と勝手に思い込めるところが我ながら凄い!)。

で、暫くエサ打ちを続けていると、またしても突然、カチッ!と一メモリが入った。今度はいい感じでしょーよ。釣れたのはこの池では大きくはないけど、37cmほどの真っ白なへらさん。やりましたがな。ふぅ。二度あることは三度ある、になるか三度目の正直となるか、実のところ内心はもう一回通わないとダメかなと弱気になっていたところで釣れたのでなんとなく気が抜けてしまいました。その後もボクとしては珍しく粘ってみたけど、また、アタリなしに逆戻り。まあ、こんなもんでしょう。釣友もあまりの静かさにグッタリしていたようなので、午後からは場所替えを決行。雨に濡れた田んぼの畦道は容赦なくボク達の気力も体力も奪っていくようでした。やっぱ、雨季でしょ。これは。

婆歩池のかわいいへらさん。

ちょっと傷がありますが、これはボクがつけたものではありません。(^_^;)
37cmとこの池では小ぶりですがナイスファイトでした。ごくろうさん。



おしまい。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。m(_ _)m


<<釣行データ>>

【ハンドル】クワマン
【釣行日 】2003/06/29
【時 間 】am6〜pm4
【都道府県】三重県
【対象魚 】ヘラブナ
[釣り場名]婆歩池
[ポイント]堰堤
[天気  ]曇り時々雨
[使用竿 ]18尺
[道 糸 ]1.0号
[ハリス ]0.6号
[ウキ  ]孫助作クワマンスペシャル1号
[上針と餌]グラン6号(28cm)、新べらグルテン+グルテン四季
[下針と餌]グラン6号(35cm)、同
[水深  ]2本半ぐらい
[タナ  ]底(ときどきちょい切り)
[釣果  ]375cm
[備考  ]場所替えした池では釣友が40上をゲット!ボクはアタリなし。

あろさんがゲットした40上!おみごとぉ〜〜。

転戦先できっちり40上をゲットした釣友。
あんまり釣るとお友達をなくしまっせ。(^_^;)