朝食待ちの宿のおじさんといろいろと話をしていると昨日約束したとおりに6:30過ぎにバイタクのニイチャンが迎えに来た。おじさんに別れを告げ空港へ向かう。
R6を西に向かって走っていると突然、「トラブル!」とドライバーが叫んだ。
おいおい、それはないだろう。
すぐにバイクを止めると、リアタイアがぺったんこだ。どうやらパンクらしい。
ニイチャンは周囲をきょろきょろ見渡し、「ちょっと待ってろ」と言い残してバイクを押して民家に入っていく。
ついていくと、空気入れを借りてパンクしたタイアに空気を入れている。
パンクなら修理しなけりゃだめじゃないの。
時間と工具があれば俺がやってもいいんだけど、そんなことを言ってる場合じゃない。
「OK」と言うので再出発するが、案の定、少し走っただけでまたぺったんこになってしまった。そうだろうな〜。当然だよ。
なんて流暢にかまえているほど時間はない。
まずいな〜。どうしよう。
すると、ニイチャンが対向車線をこちらに向かってくるおっさんを呼び止めて
| シェムリアップ空港 |
「この人が空港まで行かなければならないんだけど、パンクしちゃって、困っているんだ。この人を、ちょっくら乗せて行ってはもらえないだろうか」
とかなんとか言ったら(当然クメール語なのでなにを言っているかわからないが)、おっさんが1500RielでOKしてくれた。
最後までこのニイチャンはいい奴だった。本当は空港でちゃんとお礼が言いたかったが、今は時間がない。
ニイチャンに挨拶もそこそこにおっさんの後ろに乗り、肌寒い空気のなか空港に向かう。
なんとか間に合った。さっそくチェックイン。ここで空港使用税$4を払う。
何もない待合室でしばらく待っていると、プロペラ機がやってきた。VJ351便
7:25発 プノンペン行き、機材はATR72。予想通り自由席、一番前の窓際の席に座る。
あれ、そういえば、セキュリティチェックを受けなかったけどいいのかな。
飛び立ってちょっとうとうとしていたら、もうプノンペン・ポチェントン空港だった。
宿で他の旅行者にプノンペンはかなりやばそうだと聞いていたので、今日は市内へ向かわず、明日のバンコク行きを今日に変えることにする。
| プノンペン・ポチェントン空港 |
国内線のArrivalをぬけるとさっそくバイタクの運ちゃんに付きまとわれる。「バンコクに行くからいらない」と断る。
国際線の出発ロビー(といっても国内線の到着ロビーから50mほどしか離れていない)に行くが、チェックインカウンターはまだ開いていない。TGのオフィスもなさそうなので、空港職員らしき人に聞くと、「TGのカウンターは9:30にオープンする」とのこと。とりあえず、空港のレストランで飯でも食おう。
この空港には一応、高そうなレストランが一つだけあった。
アヒルの肉入りそばとコーヒー($5.5)を頼む。
外の食堂に比べるとべらぼうに高い。
ここのそばは中華風の黄色い麺だ。結構うまいが、ちょっと、もの足りない。唐辛子とナンプラーと酢を入れると味がぐんと良くなった。
(なんか、タイ人みたいだな〜)
どうせカウンターが開くまで暇なのでコーヒーを飲みながらゆっくりしよう。窓の外をぼんやり見ていると新聞売りの子供たちが私を見つけ、窓に張りついてしきりに新聞を売ろうとしている。
軽く頭を振っていらないというそぶりをするとさっさと立ち去る。やはり、カンボジアだ。
9:30になったのでチェックインカウンターへ向かう。
だが、TGのカウンターはまだ開いていない。しばらく待つが一向に係員が来ない。
PGのカウンターは開いたのでそこへ行く。
「明日のTGのチケットを持っているんだけど、PGの今日の便にフライトの変更できませんか?」
(ノーマルチケットだから当然できるよな)
チケットを見てすぐに、
「できません。TGのカウンターで聞いてください」
とおっしゃる。そんな〜、ノーマルなんだからできるだろ〜。
しょうがないからTGのカウンターが開くのを待つ。
10:30にやっとTGのオネーチャンがやってきた。
「今日のフライトに変更したいんだけど」
「今日はフルブックだ」
「クラスチェンジしてもいいんだけど」
「ビジネスクラスもフルだ」
「じゃあ、別のキャリアに変更できる?」
「○△%×●」(なにか言ったが聞き取れなかった)
「チケットを見せて」
チケットを手渡すと、なにやら台帳を持ち出して記入し始めた。ウエイティングリストだ。
「12:30にコールがかかるから、その時に必ずいるように」
といわれる。さらに2時間か、しょうがない待つか。
何もない待合室の椅子に腰かけていると、隣に座ったのは日本人らしい。
声をかけてみると、彼はNGOの取材に来たフリーのカメラマンだそうだ。
さすがに仕事でカンボジアに行ってくれと言われたときは迷ったそうだ。
遊びならいいけど、仕事だとやはりそうだろうな。自分の意思で来るわけじゃないから。
12:30になりやっと名前が呼ばれた。
ウエイティングリストの1番目だったからなんとかなるとは思っていたが、とりあえず、ほっとする。
さっそく、チェックイン。空港使用税は$15と聞いていたのだが、$20に値上がりしていた。
チェックイン後、待合室でTiger($2)を飲む。ぼったくっている。遺跡のガキじゃあるまいし。
13:00にボーディング開始。隣の列のインド人(スリランカ人?)は団体客らしいが、皆、シートを間違って、席を移されている。
シートナンバーの存在をしらないようだ。飛行機に乗ったことが無いんだろうか。
それとも自由席の飛行機しか知らないのか。
さすがに国際線、機材は737-400。シートは47H。チェックインカウンターのオネーチャンが言っていたとおり、満席だ。
上昇してほどなく、機内食のサービス。チキンとヌードルだった。まずくはないが特にうまくはない。
やはりTGはレッドカレーに限ると思う。
さて、バンコクについたらどうしよう。なんか疲れたし、たまにはビーチでリゾートしたいな〜。
今日中に行けそうなビーチってどこかあるかな。
できればドンムアンから飛行機で行けるところで、しかもTGが飛んでいるところがいいな。
どれどれ、と「歩き方」を見る。
おぉ、プーケットが便数も多いみたいだし、行けそうだな。
でもプーケットって軟弱ものの代名詞みたいだし、どうしようかな。
ま、いいか、この際、思いきりリゾートしちゃおう。
そうこう考えているうちにドンムアンに到着する。
イミグレを15分くらいでぬけると、まっしぐらにホテル予約のカウンターに行く。
「プーケットへ行きたいんだけど」
「今日か?」
「そうだ」
オヤジ、時計を見て渋い顔。
「Domestic Terminalへ行け!」
なんだよ、手配してくれないのかよ。成田から着いたときはあれほどしつこいくせに。
シャトルバスでDomestic Terminalへ向かう。ぶらぶら歩いていると女性係員が寄ってくる。
「どこへいくの?」
「プーケット」
「チケットは?」
「ない」
「じゃあ、ついてきて」
TGの座席を確認した後にホテル予約のカウンターへ。
いろいろ勧められたが「プールがあって、ビーチに近いところがいい」という希望でThara
Paton Phuket(2200 THB/night)にする。
12/10~13の3泊4日。12/13にバンコクに帰ってくるというと
「バンコクのホテルは」
「JW Marriottは?」
「知らない」
「スクンビットのソイ2なんだけど」
「わからない」
どうやらJW Marriottは新しすぎて知られていないらしい。
いろいろ見せてもらった後にサイアムスクエアにあるということでNovotel(3200
THB/night)にする。
宿が決まると先ほどのオネーサンが2FのTGのカウンターへ連れて行ってくれる。
用がないのに付きまとわれるとうっとうしいけど、こういうときは楽だな。プーケット往復で4000THB。
空港使用税30THBを払い8番ゲートへ向かう。
TG405便。機材はA300-600。シートは44A。ほぼ満席に近い。BKk-HKT-SINというルートらしい。
今日三回目の飛行機だ。だんだん機体も大きくなってくる。
国内線なのにビデオもついている。さすがメジャー路線。
いかにも「リゾート派ですよ」というような軟弱日本人グループも数多く見かける。
ひげを伸ばし放題の俺はなんか浮いている気がする。
「歩き方」を読んでいると飲み物のサービス。ここはとりあえず、ビア・シンでしょ、やっぱり。
またも、うとうとしている間にプーケット空港についた。
プーケットの空港はポンチェット空港より全然大きかった。
ドンムアンで入国せずにここまで来れるらしい。う〜ん、さすがだ。
空港からホテルまではリムジンバスというなのワゴン車(100THB)で行く。
空はどんよりと曇っていて、日暮れも近い。
ホテルへは1時間ほどかかったが、途中の道はきれいに整備されていてカンボジアとはえらい違いだ。
やはり、タイはインドシナ諸国のなかでは先進国だ。
ホテルにチェックインしているとウエルカムドリンクがでてきた。
おお、リゾートしてるな。部屋はそこそこの設備だが広々としていてベランダもついている。
階下には一応プールも見える。
とりあえず晩飯だ。ホテルに併設しているレストランへ行ってみる。
結構にぎわっている。
シンハ 小
ゲーン・カレー・ガイ(鶏のカレー)
パッ・パッ・ブーン(メニューには無かった)
ライス
215THB。
なにもプーケットまできてこんなものを食わなくてもいいのだがゲーンもパッ・パッ・ブーンもすごくうまい。
やっぱり、タイは飯がうまい。周りの国を旅してくるといつもそう感じる。
パトンの町を見て廻ることにする。Thaveewong Rd.とBang-La Rd.にはバーやみやげ物屋、ゴーゴーバーなどがひしめき合っている。
シェムリアップとのあまりの違いに「ヘェー」と言ったまま本当に開いた口がふさがらなくなった。
海パンを買うことにする。
「いくら」
「250THB」とオネーチャン。
「高いな〜、200THBにしてよ」
「220THB」
「210THB」
「220THB」
「クン・スアーイ(君かわいいよ)。210THB」
オネーチャンてれながら、
「OK、210THB」となった。
別の店でバスタオルを買う。言い値は850THB。とんでもなく高い。
からかいながら値切ったが600THBにしかならなかった。
プーケットって物価が高いんだな。