ムアンセーン(コーン島)行きの船は8時発。
昼飯が食べれないことも想定してマーケットの近くの露店でクイッティアオ(3000K)を食べておく。
リュックを担いで船着き場に向かいムアンセーン行きの船を探すといろんな人が親切に教えてくれる。
川岸を見ると荷物も人も満載した二階建て(単に屋根が付いているだけともいう)のボートが何艘か停泊している。
行き先を確認して船内にはいる。
ここでもラオス人たちが場所を詰め合って座らせてくれる。
やぱりいい奴らだ。
荷物をおいてその上に昨日手に入れた枕を置き腰をかけると周りの人に受けた。
隣のじいさんも何かとしきりに話しかけてくるがほとんどわからず「マイ・カウ・チャイ(タイ語で"わかりません"の意)」を連発。
それでもじいさんはにこにこ。
ほぼ定刻通りに出航。
メコン川にでると建設中の立派な橋が見えてきた。
おそらくタイ側から伸びてきている道につながるのだろう。
あと一年もすればここにある渡し船も廃止になるだろうとロンプラには書いてあった。
途中の村々で村人や大量の物資(米、セメント袋、トタン板など)を下ろしながら船はひたすら川を下る。
座布団代わりの枕を用意した効果もあって今日は快適だ。
しかし、ひとつ困ったことが、、、
パクセをでて最初のころは村に着くと物売りたちが腰まで水に漬かりながらガイ・ヤーンや水を売りに来たのだが昼を過ぎてからはぱったりとそのようなことはなくなってしまった。
う〜む、これは昼抜きか。いいかげん腹が減ってきたなぁ。
ダイエットにはいいかもしれないが、でもそろそろなんか食べたいゾ。
空腹を水を飲んでごまかしていたが4時過ぎにやっと物売りのいる村に到着した。
おぉ、これでなんか食べれるかも。
しかし、寄ってきた売り子に近づいてザルに入ったくし焼き状のものをみるや、びびってしまった。
なんとくし焼きになっていたのはバッタと黄金虫。きれいに5匹づつ串に刺さっている。
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この菅笠をかぶったのがM氏 |
これがこんがりと焼けて香ばしそう、、、ちがう、ちがう、そうじゃない。
ちょっとそれはないだろう、こっちはこんなに腹が減っているのに。
ガイ・ヤーンとかないのかよ。
もう固くて喰うところがないなんて文句は言わないからさぁ。
他の売り子を見てもだれ一人としてガイ・ヤーンを手にしているものはいない。
さすがに腹は減っていてもあれは喰えないよなぁ。しかたなくあきらめる。
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セメントはこうやって下ろす |
それからはやはり売り子がいそうな村はなく空腹に耐えながら横になっていると突然、「ガツン!」というショックで船が停まった。
何ごとかと起き上がるとどうやら乾期の終わりで水量が少ないため浅瀬に座礁したらしい。
乗組員のニイチャンたちが川に入ってボートを押し戻す。
「そんなんで動くのかよ」と見ていたらなんの問題もなく復活した。
そんなこんなでもう一度座礁をしてコーン島に近づいたのは日がほとんど落ちた7時ごろだった。
暗くなりかけてきたときは「今日は飯抜きで船内泊か」と半ばあきらめかけていただけに上陸できたときはほっとした。
しかし考えてみるとラオスに来て一日の移動が終わると毎日ほっとしているような気がする。やはりラオスは一筋縄では行かない。
10000Kを船頭に払ってボートを降りる。
ボートを降りてちょっと歩くと暗闇の中、トゥクトゥクとピックアップトラックが一台ずつ停まっている。
「パイ・ムアン・コーン、タウライ」
「ひとり3000K」
同行の白人二人と一緒に荷台に乗り込む。
ピックアップトラックが停まったのは二階にテラスがあってこぎれいなVilla
Kang Khongのまえ。
M氏が値段を聞きに行くと20000K/Roomだとのこと。
部屋もきれいらしいのでここに決定する。
水シャワー、天井ファン、自家発電、手動洋式トイレ。
部屋も広く、こぎれいで快適。
フロントのおっさん一人だけがたどたどしいが英語が話せる。
キップがあまりなかったのでタイバーツでいいかと聞くとだめだという。
USDならいいようなのでそっちで払う。
(ただし、換算レートは1USD=6000Kでビエンチャンより1000Kも悪い)
ここら辺はタイよりもカンボジアに近いせいかもしれない。
おっさんにコン島行きのボートの話を聞いてみると近くのPon's
Restaurantで船をチャーターできるとのことだったので晩飯がてらその店に行ってみることにする。
Pon's Restaurantは宿からは真っ暗な夜道を歩いて5分ほどの、川沿いの道に面して建っている数件の食堂のひとつだ。
テーブルについて店のオネーチャンにタイ語で話しかけるがどうもわかってもらえない。お互い困って苦笑い。
どうしようかと思っていたところに現れたのが年の頃20台半ばくらいの青年。(なんか見たことある顔なんだよなぁ、どこであったやつに似ているんだろう)
こいつはちゃんと英語が話せる。
「あしたコン島に行きたいんだけど」
「ボート一艘60000K」
「どうやっていくの」
「ボートでドン・デットに行くからそこから歩く」
「滝とか蒸気機関車は見れる?」
「歩いて充分見れる」
「じゃ、それでいいや」
交渉成立。またしてもキップがないので10USDを払う。
さて、いよいよ待望の飯だ。
まずは恒例のビア・ラオでの乾杯。今日もお疲れ〜。
Friedfish with garic
パッ・パッ・ルアミット
ゲーン・ペ・ガイ
を頼む。なんか、昨日とほとんど同じメニューのような気が、、、、
ま、いいか。
飯を食べていると先程パクセからのボートに乗っていた白人カップルが入ってきた。彼らも明日コン島に行くらしい。
どうも話を聞いていると彼らは50000Kとのこと。
「50000K!」
ニイチャンをにらむと、「しまった」という照れ笑いを浮かべる。
「おいおい、俺たちは60000Kで向こうは50000Kかよ」
「おまえらは交渉が済んだんだからいいじゃないか」白人の男のほうが言っている。
カチン!
なんじゃそりゃ。いいやい、テメーなんかとシェアしてやんないもんね。ふん!
奴らはどうやら50000Kで話がまとまったらしくニイチャンと握手をして帰っていった。
するとやおらニイチャンが「ボートをシェアしてくれないか」ときた。
「ふ〜ん、で、いくらで?」
「いくらがいい」
「3割引でどう?」M氏が言い出すの制止して続ける。
「そうだなぁ、俺たち二人で3割ってのはどうだ」
「それは無理だ。最近はオイルも上がっているし、、、、」
「3割りにしなければ絶対にシェアなんかしないぞ」
「それにおまえ、さっき向こうは50000Kって言ったじゃないか。あっちからそれだけとるんなら俺たちが3割払えば丸もうけじゃんかよ」
ニイチャン、困る。
そうこうやりとりをしているとさっきとは別の白人4人組が入ってきた。彼らもコン島に行くらしい。
「俺たちもコン島に行くからシェアしないか」
「いくら?」
「もう60000K払っているからひとり10000Kでいいよ」
ニイチャンが割り込んでくる。
「シェアするのか」
「うん、でも6人で60000Kだぞ」
となるとさっきの二人組は船がないはず。
「OK、ひとり10000Kだ」
「でも6人な」
ニイチャン、困った。
「じゃ、おまえらにさっきの10USD返せば一人10000Kで8人でもいいか」
それなら仕方あるまい。
「じゃ、それでいいよ」
そろそろ許してやろう。もうなめんじゃねぇぞ、こら。
8時にここに来るという約束をして宿に帰る。
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