【4/30 バンコク - カルカッタ】

屋台が誘っている。
ホテルの部屋から路地に並ぶ屋台が見える。
ゲーンの目玉焼き載せ(好物)が食いてぇ〜、それを見るなり『グゥ〜』と胃が叫んだ。。
このホテルにも朝食が付いているけどやっぱりタイは屋台だ。
今朝の朝飯はあれに決めた。

チェックアウトを済ませ荷物を担いで屋台に向かう。
ガラスケースに鶏が丸ごと何羽もぶら下がっている屋台がある。
これはカオマンガイか。
プリックナンプラーをちょっと振りかけてひと口食べてみる。
うん。ご飯にも鶏のスープのダシが効いていてうまいし、肉もパサパサしてたりせずに柔らかい。
これはいい。やっぱりタイは飯がうまくていいなぁ。
でもウォータクーラに入っている水がどぶ臭さいのはやばかったかも。

TG321。そういえばこの路線ってバングラを旅行するときに3年前に乗ったんだった。
初めてのTGのCだというのでそれだけで舞い上がっていたのを思い出した。
機内食の写真とかとったりして。今思えばうぶだった。

ドンムアンのTGラウンジは喫煙ラウンジと禁煙ラウンジに別れてしまいゲートによっては使いづらくなった。
今回は24番ゲートなので喫煙ラウンジとは反対側。
また戻ってくるのも面倒なのでしかたなく禁煙ラウンジで時間をつぶす。
コーヒーを飲んで文庫本を見ているとモニターがいつのまにかFinal Callになっている。
いっつも思うんだけどなんでCheck-in RowからBordingにならずにいきなりFinal CallなんだろうなTGって。

空港が混んでいるせいか離陸まで30分ほど機内で待たされる。
JLでは廃止されたウエルカムシャンパンもTGでは健在。
これって廃止がIATAで決められたんじゃなかったっけ。
ダッカまではたった2時間ほどのフライトなのにシートベルト着用サインが消えるとさっそく機内食のサービス。
それも前菜から始まってチョイスのできるメイン、デザートとひととおりのコース。
たいしたもんだ。コストダウンばかり考えずに見習えよ > JL 。

前回のCCU直行便では同じメニューでサーモンカレーを選んだら外したので今回はチキンを選んでみる。
ところが出てきたのは朝飯とほぼ同じ、カオマンガイだった。
だったら朝飯はゲーンにしたのに、といっても後の祭り。
まずいわけではないが、辛み調味料がないこともあって、味は屋台のほうが数段上。

ダッカ ジア国際空港

食事を終え、コーヒーを飲んでくつろいでいるとまもなくダッカ ジア国際空港へ到着。
出発であれだけ遅れたのに到着は10分遅れだそうだ。
カルカッタへのIC724便は16:45出発予定。あと3時間半ほどある。
う〜ん、街に出るには中途半端だなぁ。5時間くらいあれば入国してもいいんだが。
しょうがない、トランジットラウンジで時間をつぶそう。

《Always Delay》

文庫本を読みながら2杯のペプシでレストランで粘ること1時間半、そろそろチェックインが始まるころだろうとトランジットラウンジへ降りていく。
発着案内のモニターを見ると、、、、、、
ICより25分後に出発予定のBG095便カルカッタ行きはチェックインが始まっているのに、IC724のRemark欄にはなんと、ETD-1830の文字が。
ETDの意味はよくわからんが、多分ディレイなんだろう。
やってくれるよIC。あ〜あ、あと更に3時間か。
最初からわかっていれば街に出ていけたのにぃ〜。

トランジットラウンジでこれを書きながら時間をつぶしていると、制服姿のイミグレの職員が声をかけてきた。
「それはミニコンピュータか?」
「そう。旅行記を書いているんだ。それはそうとICはディレイなの?」
ICはいっつもディレイだ。3時間とか5時間とか」にやにやしている。
なんだよ、バングラ人に馬鹿にされていいのかよIC。

《怪しいおっさん》

その職員と話をしているとYシャツ姿の小柄なおっさんが近寄ってきた。
「この客、ICなんだってよ」とイミグレ職員。
ICはディレイだ
わかってるって。
「ボーディングパスは?」
「まだチェックインしていない」
「チケットを見せてみろ」
チケットを確認すると、「荷物は?」
「これこれ」バッゲージタグを見せる。
そもそもCCUまでスルーじゃないのかよ。
ドンムアンで確認したらTGのオネーちゃんは『DACでピックアップしなくていいわよ』と言ってたのに。
バッゲージクレイムのところにぽつんと置きざりにされているかわいそうなザックの姿がまぶたに浮かぶ。
まさか盗まれてないよな。
以前ネパールで会った日本人旅行者はここでトランジットのときに中に入れておいた懐中電灯を盗まれたと言ってことを思い出す。
と、不吉な思いを巡らしていると、
『ここで待ってろ』と言い残してチケットを持ったまんまどこかに消えるおっさん。
イミグレ職員と親し気に話をしていたしトランジットエリアだし、まさか悪者じゃないよな。
もしロストしていたらどこに届けてもらおう、と思案しているとボーディングパスを手にしたおっさんが戻ってきた。
「荷物はこれだけか?」
「それとこのバッグだけだけど」
「確認するからついてこい」(でもこのIdentifyが最初よく聞き取れなかった)

おっさんについてバッゲージクレームに向かう。
長いイミグレの列を横ぎり、イミグレの脇からベルトコンベアまでたどり着くと、ひとかたまりに置かれた荷物の中にめでたく緑色のザックを発見。
「これだよ、これ」おっさんに知らせる。
ひょいと担ぎあげバッゲージタグを取り付けるおっさん。
「ここで待ってろ」と言い残してベルトコンベアの奥に消えていく。

戻ってきたおっさんにボーディングパスとバッゲージタグ、ラウンジ券を手渡される。
ラウンジ券は先程のレストランの軽食券だったが、、、、
やっぱりこいつはちゃんとした職員なのだろうな。
それでも手渡すときに「バクシーシをくれ」と言うのは忘れていなかった。

《シグリ?》

本当は食堂の椅子よりもトランジットラウンジの椅子のほうがいいのでそっちに行きたかったけど、おっさんが親切に(おせっかい?)食堂まで案内してくれたのでまた逆戻り。
軽食券を出してサモサ、コーラ、トーストの軽食をとっていると、先程のおっさんがまた現れた。
うん?こんどはなんだ。
「バッゲージ シグリ」
「シグリ?」
「そうだ。下まで来い」
なんだ、シグリって?本当にバングラ人の英語はわかりづらい。
シグリ、シグリ、、、。あ、もしかしてそれってセキュリティのことを言ってんの?
「セキュリティチェック?」
「そうだ。シグリ」
ぜんぜん違うんだけど。

《それって趣味?それとも暇潰し?》

今すぐに来いということなので1Fに降りていく。
するとX線検査器のところに制服を着た暇そうな職員がザックをとり囲んでたむろしている。
「このバッグを開けろ。なにか電気製品はあるか?」
「うん、あるよ」
ファスナーを開けると次から次へと荷物を引っ張り出す若い職員。
「これはなんだ」ヘッドランプを見つけて興味を示すベテラン職員。
「ライトだよ」
「どうやって使うんだ。腰に巻くのか?」
こんなもの腰に巻いてどうすんだよ。頭につけてスイッチを入れてみる。
「おお、ベリーグッド」
はいはい。

「これはなんだ」
今度はPCのソフトケースに目をつける、中からモデムカードやモデムセイバーを引っ張り出す。
モデムといっても通じるかなぁ。
「モデムだよ」
「なんだそれは。何に使うんだ」
やっぱりわからんか。
「電話につないでPCで通信するんだよ」
実際にケーブルをつないでみせる。
「おお、ベリーグッド。ベリーナイス」
本当にわかってんのかなぁ。この人。
なんか、職務というよりもベンガリー人特有の異常な好奇心で聞いているような気がしてきた。
うっとうしいなと思いながらも相手は制服を着た空港職員。もしかすると軍人かもしれない。
工作員か何かと間違えられるのも面倒なのでにこにこと笑顔は絶やさずに一つ一つ丁寧に説明していく。
「これは?」
流しの栓だ。洗濯のときに必要だろう?」
「おお、ベリーナイス」
わかったよ。

荷物に対する興味が去ったと思うと今度は
「どこにいくんだ」と右側から中堅職員。
「ダージリンだ」
「おお、ビューティフルプレイスだ」
はいはい。

かと思うと左側から
「もしおれが日本に行くときはVISAは必要なのか?」とベテラン。
そんなことおれに聞いてどうすんだよ。
「必要かもしれない。でもはっきりとはわからない」
「なんでわからないんだ」
「だって俺はイミグレーションオフィサーじゃないもん」
「おお、それはいい答えだ」
はいはい。
なんかこいつらの暇潰しにつきあってるような気もする。
これじゃダッカの街中と変わらないじゃん。こっちも時間をもてあましているからいいけど。
しっかし、毎日こんな調子なのかね、こいつら。

またもトランジットラウンジに戻って時間をつぶすことしばし。時計はやっと5時半を指している。
『IC724の乗客はゲートナンバー1に向かってください』とのアナウンス。
やっとか。最初に言葉を交わした職員に挨拶してゲートに向かう。
すると、途中で別の職員が声をかけて来た。
「どこへ行くんだ」
「IC724でカルカッタ。ゲート1だって」
「誰が言ったんだ」
「アナウンスが言ってたよ」
「ゲートナンバー1といってたのか?」
「うん、そう」
でもゲート1には機材は到着していない。おいおい、本当に6:30には出発するんだろうな。

セキュリティチェックの前で開くのを待っていると徐々に人が集まってきた。
やっぱり聞き間違えじゃなかった。ほっ。

やっと到着したIC724

ダッカ発カルカッタ行きのIC724便は6時ころになってやっと機材が入ってきた。
搭乗待ち合い室で眺めていると、荷物の運び出しをたらたらやっている。
そんなんで6時半に飛びたてるんかいな。

でも予想に反して意外にも搭乗開始は6時半。
シートは1Dだったが足元が狭いのでドアクローズ後に2Dに移る。
機内食はチキンコフタ。パサパサのサンドイッチ。
チキンコフタはそれなりに辛くてうれしかったけど、なんか変な味付け。どうもプラスチック臭い。
約1時間でやっとカルカッタに到着。
タイ時間に直すといまは21:30だからバンコクからカルカッタまで10時間かかったことになる。
直行便なら2時間半ぐらいなのに。ま、今日中に着いたからよしとしよう。

《プリペイドタクシーカウンターはやる気なし》

トーマスクックで両替(200USD)後プリペイドタクシーのカウンターに行く。
が、おっさんは商売やる気なし。
それに対してブースを挟んで外の窓から覗いている奴がしきりに声をかけてくる。
窓ガラスをたたいてなんどかおっさんに振り向いてと、「こいつについていけ」だと。
それじゃ、お前の仕事をしてないじゃんかよ。
こんなんでいいのか、> インド政府観光局

ちなみにこの空港には2つのプリペイドタクシーカウンターがあり、左側は不在、右側はこのありさまだった。
デリーはまともだったんだけどな。

しかたなく運ちゃんと窓ごしに交渉。
「サダルストリートまでいくら?」
「360Rs」
「高い」
「高くない。隣りのブースの料金表を見ろ」
たしかに一番高い車種で360Rsとなっている。
それ以下はエアコンなしアンバサダーが160Rs、エアコンありアンバサダーが190Rs。
「じゃ、いいよ、それで」
だが、そいつに付いていって見たこいつの車はもっとも一般的で最低ランクのエアコンなしアンバサダーだった。
でも交渉するのが面倒だったのでだまって乗り込む。いかん、負けてるなぁ。

ちょっと走り出すと
「明日空港に行くならサダルまで行かずに空港のそばがいい。いいホテルがたくさんあるから連れていってやる」としきりにさそってくる。
確かに言っていることはまともだが、なんか裏がありそう。
「とりあえずサダルストリートに行け」と突っぱねる。
すると「サダルならLyttonがいい」と戦略変更。
「いいからShiltonに行け」
本当にうっとうしいな。

《Shilton Hotel》

今日の宿はShilton Hotel(Twin Fan 水シャワー で300Rs)。
以前満室で泊まれなかったホテルだ。
ツインしか空いてないらしいがまあいいや。
ちょっと古いけど前回泊まったCapitalよりも天井が高く広々している。
ベッドには清潔な白いシーツが敷いてある(前回のデリーの宿はひどかった)がブランケットなどの掛け物はなく、天井では大きなファンがまわっている。
暑いからこんなもんだろう。

晩飯はサダルストリートをブラブラ歩いてみつけたJojo's Restaurant。
チキン レシミ バター マサラ
ベジタブル ホット&サワー スープ
ライス
コーラ
チキンカレー
バナナラッシー
==================
129Rs

前も思ったけどなんでマトンはないんだろう。マトンマサラが好きなんだけどなぁ。
ちなみにここの客は白人が多く、彼らに合わせたのかマサラもカレーも香りがなくていまいちだった。

明日はバグドグラまで飛んでいっきにダージリンだ。
フライトの予約が落とされてなければいいけど。



since 2000/05/10