チェックアウトをすましてエントランスに向かうと、インド系の大柄なベルが問いかけてきた。
「タクシーか?どこに行く?」
「KLセントラル駅」
「それから空港か?ホテルタクシーはいらないか?」
「いらない」
「列車で行くのか?ひとりか?」
「そうだ」
「ひとりなら列車の方が安い」
「うん、よく知ってる」
「2人ならタクシーの方が安い」
「うん、それも知ってる」
「でも、列車の方が早い」といいながら頭を横に振ってにこっとした。
おお、インド人だ。
などと話しているうちに滑り込んできたメータータクシーに乗り込みKLセントラル駅に向かった。
KLIAエクスプレスの駅舎はメインの駅舎をぐるっと回り込んだところにある。
チェックインカウンターが並んでいたので聞いてみた。
「ここでタイ航空のチェックインはできる?」
「タイ航空はできないから空港でやれ」
他の航空会社は結構できるようなんだがなぁ。
そういえば箱崎のTCATもJAL以外はほとんど撤退してしまったため出国審査もまもなく終了するようなことがasahi.comに出ていた。
タイに来てしまったのでもはや関係ないが、元TCATユーザーとしては便利だっただけにちょっと残念だ。
香港やここもCATは鉄道駅にあるのに箱崎からは値段も高めのリムジンバス。
しかも海外と違って格安券でのチェックインができないとあっては廃れるのも時間の問題だったのだろう。
チケットを購入してからホームに降りていくと、電車はちょうど走り始めたところ。
ちっ、しまった、あと15分またなきゃならんか。
となると空港到着が12:15ごろだからフライトの1時間前か。
う〜ん、まあ大丈夫だろう。
この電車は空港までノンストップが売りのはずなのになぜか途中で何度も停車し空港駅に着いたのは20分を過ぎていた。
TGのプレートを見つけてすぐにチェックイン。
イミグレ後に免税店をのぞいて見るとマイルドセブンスーパーライトが37MYRで売られていたのでドンムアンに引き続いて購入。
ドンムアン(480THB)よりこっちの方が安い。
2カートンになってしまったので免税範囲は超えているけど荷物に忍ばせておけばタイだからまず問題ないだろう。
昼間のフライトなので窓際をリクエストしたらシートは66Kと最後尾に近いところ。
まわりは香港人か中国本土の連中で声が大きくてやたらとやかましい。
配られたヘッドフォンをすかさず掛けて防音する。
まだドアが閉まる前なのに斜め後ろのでっぷり太った田舎臭い格好のおばちゃんが目の前に移ってきたと思ったら後から客が入ってきて追い払われていた。
ドンムアンには2時間ちょいで到着。
イミグレもカスタムも問題なく抜けて銀行でほんの少し残ったリンギットをバーツに再両替しようとして札をひらひらさせながら「ダイマイ?」と聞いてみると、手を振りながらにこっと微笑んで「メーダーイ!」。
やっぱりタイだね、この笑顔にほっとした。
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