女王誕生

2001.01.18 revised


誰も待ってはいないだろうが、
□□□□クリスマスコンサートの最前列レポートである。
無茶無茶長いので、ひまつぶし以外の閲覧はおすすめしない。

お断りしておくが、このメールを送りつけられたからといって、
あなたが自動的に□□□□ファンになることはない。
その点は、安心してほしい。
もちろん、□□□□ファンになっていただいても当方は一向に構わない。心は広いほうだ。

さて、本題である。
今回私が「皆勤賞」(=全14回)と自ら名づけ、
□□□□のマネージャー氏には
「来年は通しチケットで◎◎◎シートをご用意させていただきます」と言わしめたことを
ご存知のむきも多かろうが、今日は特別である。

ファンクラブの優先予約。

全14公演で、日程的に一番人気の薄い日を予測する。 作戦はまんまとあたり、最前列のチケットが届いた。
だてに16年も追っかけはやっていない。何事も経験だ。

出社時から、準備万端である。
まずは白いノースリーブ。

□□□□のライブは暑い。
汗っかきの私が最前列で踊りまくれば、しとどの汗が流れるのに決まっている。
最近半分描いている眉毛が、すべて流れ去ってしまうという危険もおかせない。
(9月某日に□□□□の至近距離で、緊張のために汗をかきまくり
 「眉毛半分喪失事件」をひきおこした暗い過去の話は こちら・・・)

「舞台からみてよく目立つ」、と友達に教えてもらった白いジャケットをはおり、
何食わぬ顔をして仕事をしていたが、
白いジャケットは汚れるのである。
私はあいにく公務員ではないので、ワードローブに「腕カバー」はない。
仕方がない。オフィスでジャケットをぬぐことにする。
コロコロ体型の私が二の腕を世間様に見せるのははっきりいって犯罪行為に
分類されてしまうのだがやむをえない。
先輩(♂)や後輩(♂)に怪しまれながら、冬のオフィスで働く私である。

定時でそそくさと銀座を抜け出すが、
崎陽軒のシューマイ年賀状をもっていくのを忘れてはいけない。
きのうのオンエアで、リスナープレゼントの品として
□□□□が紹介したのだが、
いったいどんなものなのかがわからず、ずいぶんと
気にしていたものである。
「横浜ではシューマイの箱に切手を貼って年賀郵便にしている」と思われてはいけないから
□□□□に贈呈しなければならない。
誤解は時に愛をうむが、理解が人間をオトナにするのである。ほんとか。

入り口でマネージャー氏に「シューマイ年賀状」を贈呈。
マネージャー氏から「□□□□PRキャンペーン in シアターガイド」(注@)に関する
御礼をいわれる。しかし私は御礼より、ゲストパスがほしい。
だが、「◎◎◎にだけはゲストパスを渡すな条例」(注A)がいつのまにか
制定されたらしく、誰もくれない。
危機管理が行き届いている。すばらしいことだ。

いよいよライブである。 今日は5回目なので、曲順、手踊り、すべてオッケーである。
これほど□□□□の振り付けを理解している特殊企業社員は、
全世界を探しても私一人だろう。

毎回変わるMCパートでは、きのうオンエアしたばかりの
番組の話から、横浜中華街での食事の話に発展する。
きのうの番組を聞いていた人も場内にパラパラといたようだが、
いっさいの頭脳労働を拒絶し、ベンチコートの袋詰という
肉体労働をするふりをして、ひたすら番組をモニターしていたのは
全世界を探さなくても私一人だろう。
「ふぅ♪ふぅ♪」だとか「ラーラララー」だとか
腕をぶんぶん振り回しているうちにやっぱり暑くなり、ジャケットを脱ぎ捨てる。
黄色いハンカチをにぎりしめ、眉毛だけは消失しないよう
心して汗をふく。

そんなとき、【XXXXXXXがXXXXX】という定番のクリスマスソングで奇跡はおこった。
この曲には「火をXXXXXX」という部分で
手のひらを上にむけ、親指と人差し指で丸をつくり、火種をあらわす手振りがはいる。
そう、これは私が今回の振り付けで一番好きなポーズだ。
とても40才には見えない、タンタンのような□□□□。
この振りを見ると、豚異常に、もとい、舞台上に
「クリスマスに暖炉をかこむ幸せな人たち」が
あらわれ、たちあがる。私も一緒に暖炉をかこみたいと思う。
心がやわらかくなる。

ちょうどそこで□□□□は最前列の私のほうへやってきた。
私はこの振りを知っている。やるしかない。

手のひらを上にむけ、火種をつくる。
□□□□が私の目をみる。
私の目が□□□□をみる。

□□□□の火種と、私の火種を近づける。
思いきってあと2センチ手を伸ばせば、きっと□□□□の指にふれることも
できただろう。
でも、できなかった。
だけど、それでいいんだろう。

だって、神様には手をふれちゃ、いけないよね。(注C)
大切なものは目に見えないって、「星の王子様」もいっている。
私は「片想いの女王」として生きていく。
史上最強の女王だ。
ただしゲストパスはない。


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えー、ほんとにここまで読んでくれたんですか?
それはそれはどうもありがとう!

実は、このあと即興曲を
がうたったんですが、そこに「汗っかき」の
女の子が出てきました。
あれは私のことに違いない。眉毛をなくしといた甲斐がありました。

注@「シアターガイド」という雑誌に、「オススメ」として
   のクリスマスライブ絶賛のコラムを投稿。採用されましてん。

注A これ、まじに制定されてる気がする。でもいいの、私は女王。

注B 本当は今年、王子様に、2回握手してもらってます。
   XXXXXXXを入手してしまったことはヒミツです。きゃー、間接○○○♪

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女王誕生。
思えばこのコラムが「女王の庭」構築への旅立ちであった。

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