女王大変
2001.01.18 revised
12月の女王は忙しい。
全世界的に31日しかないところへもってきて
その中で□□□□のライブを14本見るのである。
世を忍ぶ仮の姿として、「会社員」なんていうものもやっているので
ある程度は忘年会とやらにも出なければならない。
おまけに冬は「蟹」の季節である。
□□□□も私を呼ぶが、「蟹」も私を呼ぶのである。
一緒に呼ばれた人よ、おめでとう。すべては君の胃袋が知っている。
まだ呼ばれていない人よ、申し訳ない。
あなたはこの世の中の「幸せ」という名の
ジグソーパズルを、まだ完成していない。
おまけに蟹屋の岡田さんはハンサムである。
閑話休題。
その日女王は、「□□□□ライブのアンケート」記入に夢中であった。
会場で書くと、字もぐちゃぐちゃだし
(↑字が汚い女だと思われるのはいやぢゃ。)
いいたいことの半分もいえないので
(↑いいたいことは全部いわなければいやぢゃ。)
女王は毎回アンケート用紙を持ちかえり、宿題のように仕上げては
翌日のライブ会場で提出するのである。
粘着質な巳年を象徴する、女王の行為である。
ほとんど捨て身であるといってもよい。
裏も表も真っ黒なアンケート用紙をみて、毎回係員がびびっているのを
女王は知らぬでもない。
アンケートを書いていたのは恵比寿の「ケンタッキー」である。
女王が住むマンションは、非常に狭く、書き物をするのに適さないため、
女王は書き物ができ、長居ができ、タバコの煙のこない場所を
探すことに命を書けている。
「ケンタッキー」の1階は禁煙であり、照明も明るい。
書き物にはバッチリである。
と、そばに肌の黒い男の子たちが集結してきた。
別に、メラニン小僧の女王を慕って集まってきたわけでもなかろうが、
異国の人々である。フランス語と英語をちゃんぽんでしゃべっている。
なんとはなし、いやな予感を抱く女王である。
そう、女王の体型は、ある種の男の子たちに
モテるのである。
ぼん!きゅ♪ぼん!じゃなくて、ぼん!ぼん!ぼん!が、
セックスアピールとして評価される文化を持つ人たちに、である。
早い話、女王はでぶである。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
□□□□は「鎖骨フェチ」である。
楽曲の中に、よく「鎖骨」がでてくるので、確実である。
だが、でぶな女王に鎖骨はない。
もしかするとあったのかもしれないが、ここ30年というもの
見たことがない。
悩んだ女王は、ある日とあるおねえさんに相談をした。
おねえさんは
「今度□□□□に逢う時には、鎖骨を描いて行くのよ!
これでバッチリよん!」といった。
ちなみにまだ実行する勇気はない、意外と小心者の女王である。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
案の定、男の子達の一人が女王のそばに寄ってきた。
「コンバンハ!ボク、エリックね。あなたは?」
うー、うざい。
女王はいま、□□□□のアンケートを書かなければならないのである。
今書かなければ、今宵の感激は薄れて行くのである。
ライブパフォーマンスはイチゴ大福、もとい
一期一会なのである。あなたは女王の愛を邪魔するというのか!
□□□□は、女王が4列目で踊り狂っていた日に
マネージャーに「きのう○○○さん踊り狂ってましたよ!」と
言いつけちゃうぐらいに「愛」なんだぞー!
(↑これ実話である。「愛」かどうかはともかくとして)
「あー、ボクはエリックね。何シテルノ?」
「レポート書いてるの!」
「そう、退屈でしょ?オシャベリシナイ?」
「あのねー、これは私にとって、
とってもとってもとってもとっても大事なことなの。
私の人生かかってんの!!!!
邪魔しないでくれる???」(←以上一応英語)
怒り爆発の女王である。
あのさー、エリック。
ここはシングルズバーでもなんでもないんだからナンパすなっちゅーの。
その後も懲りないエリックは
「キレイなお姉さんはひとりで勉強してるから話しかけちゃだめよ」と
続々と集結する男の子達にむかって、女王の後ろでいっている。
「キレイなお姉さん」という単語を、聞こえよがしに繰り返すあたりが
馬と鹿である。
キレイなお姉さんに決まってんじゃん。
アンタあたしがこの12月に何回□□□□のライブに行ったと思ってんの!
1回行く度に、みるみる若返って肌つやも良くなってるんだから、
鈴木その子もびっくりなんだから、
実年齢いうといつも驚かれて
口あんぐりされるんだからぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
アンタいつまでもぎゃーぎゃーいってると
私の実年齢ゆったるでぇ。
女王大変。
それにしても、神田の蕎麦屋とか恵比寿のケンタでしか
ナンパされない女王である。
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