女王上京

2001.01.24 up


ご存知のとおり、女王は田舎出身である。
東京へ行ったら芸能人にあえると思い、
東京の大学へ来た田舎者である。

高校のころ、どうしても逢いたい芸能人がいた。
ちなみに□□□□ではない。
□□□□はまだデビュー前である。

いったい誰に逢いたかったのか、といえば
田原俊彦である。

受験勉強がかったるくなると
「東京の大学へいけばTOSHIちゃんに逢えるんだ!」と
自分を叱咤激励し、
山川の日本史の教科書に黄色いマーカーを
走らせた女王である。

田原俊彦に逢いたいためだけに受験勉強をした
女王であるが、
大学4年のとき、とうとうこの夢はかなった。
映画館のもぎりのねいちゃんをやっていた女王の前に
田原俊彦は現れたのである。

いやー、まったく東京はすごい。
田原俊彦に逢えちゃうんだから。

それからも両親をだまくらかして、
東京に住みつづける女王である。

さて、なぜこんな大昔の話をしたかというと、
映画「コヨーテ・アグリー」を見たせいである。

田舎町からひとりの女の子が
ソングライターをめざして
ニューヨークへ行く。
コネクションもないまま、レコードメーカーにしゃにむに
売りこみにいくのだが、その場面の字幕に
「上京」という文字があった。

女王が決めたこの映画のキーワードは
「上京」である。

■上京してきたときには、大きな夢があったのに
 かなえられずに、しがない受付をやっている女。

■ニューヨークの最先端トレンドスポット
 「コヨーテ・アグリー」を
 経営している都会的な女。

■ソングライターになることだけを
 大切に胸にかかえて上京してきた女。

■田舎でうまれ、田舎で生き、田舎で死んで行くことを
 選び取る女。


いろんな女が出てくる中で、女王が17の頃、
「東京へ行くんだ!」と強く思っていたことを思い出す。

上京経験のある人にはとてもおもしろい映画である。
物価が高くて、空の面積がちいちゃくて、
競争のはげしい東京で、
明日からも生きていく勇気がもらえる、
そんな映画である。



女王上京。

どうやら今日はおちがないようである。


■ダンスシーンもむちゃくちゃかっこいいです。ヒロイン役の女優、泣き顔がむちゃむちゃいけてます。眉毛絶品。


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