女王奮闘
2001.01.24 up
女王はおしゃれではないが、
□□□□はおしゃれ小僧(推定年齢40才)である。
ある日、女王が□□□□のファンクラブ会報誌を
熟読していると、
□□□□のヘアメイクをやっている人が、
代官山に美容院をオープンしたという話がのっていた。
をを、代官山なら女王の家からすぐではないか。
これは行かねばなるまい。
ちなみに「行かねばになるまい」に似ている
「イパネマの娘」は名曲である。
「イパネマの娘」を口ずさみながら、
インターネットで美容院の電話番号を検索する女王である。
が、ない。
芸能人御用達ゆえ、電話番号を掲載しない店なのか?
困りはてる女王である。
女王がこの美容院に行けるのは、今しかないのだ。
なぜならば、女王は農耕民族である。
すでに3年通い詰めた恵比寿の美容院を
裏切るのはしのびない。
だが、今はしめしめ「改装工事中につきお休み」なのである。
たとえ代官山に行って、
そこがあわなくても、
「いやぁ、このあいだ改装工事のときに、どーしても髪を切りたくなっちゃって〜」
といえば、角がたたずに恵比寿に戻れるではないか。
それには時間が限られている。
しかたがないので
女王はふだん書きこみをしない□□□□のファンのHPに
問い合わせをしてみた。
すると、さすがマメなファンが多いという評判通り
その日のうちに細かい情報が入手できたのである。
Tさんという女性からのメールである。
早速電話で予約をする女王であるが、
最近の美容院はマーケティングが徹底している。
「この店はどのように知りましたか?」という質問である。
いきなりの攻撃にうろたえる女王は
「え、えっと、Tさんから紹介してもらいました」
と、一度もあったことのないTさんの名前を告げる。
けっして嘘ではない。
週末、どきどきしながら代官山へ赴く女王である。
「こんなおしゃれぢゃない人は当店では
お断りします」といわれるかもしれぬ。
「□□□□と同じ空気がすいたいというミーハーな気持ちの
お客様は帰ってください」といわれるかもしれぬ。
が、とどこおりなく
シャンプーがすみ、髪を切られ始めた女王である。
しかし、やっぱり最近の美容院は、
マーケティングが徹底しているのである。
美容師が突然、ちょきちょき髪を切りながら
「Tさんとはどんなお友達なんですか?」と、聞いてきた。
「え、あのその、実はまだあったことないんです。」と
再び守勢に回る女王である。
「えっっ。あったことがない?」
「ええ、あの、あるコラムでにこちらのことがのっていて、
でも電話番号がわからなくて、インターネット使って
聞いてみたら、Tさんが教えてくれたんです」
妙にしどろもどろになる女王である。
「へぇー。今はすごいんですね。で、なんのコラム?」
美容師の執拗な攻撃はつづく。
げげ。
まさか【□□□□のファンクラブ会報誌の
マネージャー日記】とはいえない女王である。
がけっぷちに追いこまれた女王は
無謀にも、マネージャーの所属会社と姓をつげる。
「あの、○○○○の○○○○さんが、
こちらのオープニングパーティのことを
コラムに書かれてて・・・」
これも決してうそではない。
「あら、そうなんですか。嬉しいですねぇ。」
と喜ぶ美容師である。
ようやく攻撃がとまったかに思えたが
美容師はハサミ以外にもまだ兵器を隠し持っていた。
「あらぁ、だったら○○○○さんに、直接電話番号聞けばよかったのに。」
あぁ、女王についた美容師は
ほんとうに頭の回転のいい人である。
思わずフリーズした女王に
「あ、もしかして直接は知らないんですか?」とダメ押しである。
「あ、いや、その、あの。うー。あー。」
直接知ってはいるが、
さすがにねぇ。
○○○○さんに「美容院の電話番号教えて」とは
やっぱり聞けませんぜ、だんな。
女王奮闘。
「□□□□の髪の毛もらっといでよ」と
女王にアドバイスした友達もいたというもっぱらの噂である。
「女王の庭」へようこそ!
このサイトはリアルな女王をご存知の方のためのホームページです。
女王へのメールはこちらまで