女王再考
2001.02.08 up
女王が今日の芝居を見たのは、
「アラン・エイクボーンの書いた芝居を見たかったから」というのが理由である。
アランの芝居を初めてみたのは、2日前。
それ以来、女王はアランに夢中である。
銀座の博品館劇場で当日券を入手。
誰に頼んだわけでもないのに、なんと最前列である。
最近、世界中が
女王にかしずいているようである。
なにやら恐ろしい気もするが、気にしない。
ところで女王は
「アラン・エイクボーンの書いた芝居」が見たかっただけであって
誰が演じるのかにはあまり興味がなかったのだが
これがなかなかの配役であった。
若い男、グレッグには、●元光GENJIの山本なんとかである。
若い女、ジニーには、●渡辺めぐみである。昔テレビで見たことがある。
年とった男、フィリップには、●木場勝己という人である。はじめてみる。
年とった女、シーラには、●佐藤オリエである。好きな女優である。
この配役が、なぜなかなかなのか、というとだな。
山本なんとかが、スーパーウルトラ大根役者なのである。
ジニーといちゃいちゃするときも、
ジニーに昔の男のかげをみてやきもきするときも、
ジニーのパパの前でどぎまぎするときも、
ジニーのママの前でにこにこするときも、
ぜーんぶ、ぜーんぶ、おんなじ演技なのである。
フィリップとシーラが、
きっちりと脚本とシチュエーションをいかした芝居をしているだけに
まったくもってその大根ぶりの光ること光ること。
4人の中で繰り広げられる
【勘違い】や、
【誤解】や、
【意図的なごまかし】や。
大団円へむかっていくときの【理解】によって、
4人の人間関係がずれていくところに、
この脚本のおもしろみがあるのに
山本の平坦でめりはりのない演技が、
きっちりとぶちこわしてくれるのだ。
例えていえば、
麺房亭のうまいラーメンの上に、
カゴメトマトケチャップで、ト音記号を描いたようなものなのである。
(↑これで例えているのか?)
木場と佐藤の演技がうますぎるところにも
この配役の問題があったのかもしれぬ。
渡辺はそこそこ達者にこなすが、
女王的にはお色気がたりないような気がした。
グレッグとの熱愛、
フィリップとの(かつての)不倫関係を
うかびあがらせる、
「私この人と寝てるのよ(寝てたのよ)」感が伝わってこないのだ。
女王再考。
アラン・エイクボーンがすごいことだけはよーくわかった。
アランの魅力を本当に堪能するためには
どうやらロンドンへ行くしかないようである。
■山本なんとか君の顔が、女王のストライクゾーンにはいっていたら、全然違う感想になっていたであろうことはあなたが推測する通りである。
■あなたもよ〜くご存知のように女王のモットーは「いつも心にハンサムを」なのである。
■ハンサムであるならば、何をしても何をしなくても、許してしまう心の広い女王であることに、異論をはさむ余地はない。
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