女王落語 パート2

2001.03.16 up





銀座からてくてく歩いてどこへ行くのかと思えば
内幸町ホールである。

落語界のヤングプリンス、
柳家花緑の独演会である。
前売券は、発売後、1時間でソールドアウト。
当日券が若干でるらしいので、だめでもともと、
てくてく歩く女王である。

わりと良席の当日券を入手。
客席は、意外なことに若いお嬢さんが多い。
いちおう、そのなかにまぎれてみる女王である。
ちょっと苦しいが、まぁ、いいぢゃないの。

「つる」「井戸の茶碗」という古典落語とともに、
花緑が挑戦したのは
「純情日記横浜編」。

これは、女王のともだちが追っかけている
落語家、柳家喬太郎(=通称きょんきょん)が、学生時代に作ったものらしい。

純情な男の子の初デートの物語。

電話でデートに誘うところからはじまって
関内駅南口で待ち合わせして、
スタジアムから海岸通り、
山下公園から中華街、
港の見える丘公園から元町へ・・・。

きょんきょんのバックグラウンドは知らないが、
多分横浜をこうして歩いたことがあるんだろうな、
と思わせられる話だった。

花緑は、横浜をこんなふうには歩いていない。
だから、デートコースの説明が平板で
覚えたことを一生懸命なぞっている、という
印象を受けた。

この話は、デートコースの説明が
いかにリアルに身体の中からできるか、ということに
ポイントがある。

その点では、「むむぅ」だったのだけれど・・・。

それでも
花緑の演じる「恋する男の子」は
とてもかわいい。

◆電話をかける前にリハーサルするところ。

◆デートの約束をとりつけて、 ガッツポーズをするところ。

◆酒の勢いを借りて、女の子に告白するところ。

片想いは女の子の専売特許なんだ、と
おもいこみがちだけど、
男の子もちゃんと恋してるんじゃん。

なんだ、せつなさの種類はいっしょじゃん。

そんなことを思っていたら、
胸の中のなまずも、 少しばかり騒ぎ出してしまった女王である。





女王落語 パート2。

でも昔からの花緑のファンは、「恋する男の子」より
「バカ殿」キャラのほうが、好きみたいなんだな。
ちょっと不思議。

パート10ぐらいまで
コラムを書いて、この謎を解かねばならぬ使命に燃える女王である。






●柳家花緑のホームページは こちら

■4月からフジテレビのレギュラーが決まったそうです。実兄はバレエダンサーだそうな。




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