女王落語 パート4

2001.03.30 up





埼京線にのっていったいぜんたいどこへ行くのかと思えば
彩の国さいたま芸術劇場小ホールである。

年度末&週末で、ばたばた気味の会社を
ダッシュでとびだし、
人生で2度目の与野本町で下車をする。

開演時間まではあと5分。
劇場まではちと遠い。
駅前にはタクシーが女王のためにとまっている。
けれど女王はいきなりダッシュ。
だって、住宅ローンがあるんだもん。

のっぱらにドデーンと威容を誇る
この劇場は、なかなか異様だったりもする。

日ごろの運動不足と
蟹肉でできた贅肉をもてあまし、
「きゅ、救心・・・」といいながら、ようやくたどりつく女王である。


今夜の独演会は
「与野なか花緑」というタイトルである。

花緑の演目は
「七段目」と「鼠穴」。

客席を見渡すと、内幸町でやっている
独演会とは、やはり客層が違う。
ご近所の、家族連れ、おじさん、おばさんあたりが
主流である。
なかにちらほら、若いお嬢さんがまじる。
女王もここにむりやりまじる。


さて、落語にはマクラというものがあり、
客席をほぐしておいて、本編にはいる。

その切り替えの一瞬、
会場の空気が一変することを
女王は花緑に教わった。

「さぁ、これから」というピンとした空気が流れ、
一瞬のうちに江戸時代へと300人が旅立って行く。
シーナ&ロケッツではないが
「タイムマシンにお願い」しているようなものである。

2001年に生きる女王(たち)のために、
花緑は丁寧に時代背景を説明し、
タイムマシンにのるための搭乗手続きをしてくれる。

2001年に生きる常識知らずの「携帯電源切っとけよ女」さえ
旦那様と大番頭の会話の中に
無理やり連れ去ってしまう。

スペシャルゲストは
「寄席紙切りの第一人者」(と、パンフレットに書いてある)
林家正楽師匠である。

ここで女王は声を大にしていう。
「紙切りって、すごい!」

我ながら、しょーがくせーのさくぶんじゃないんだから、
とつっこみをいれたくなるほどの
表現力のなさである。

が、やっぱりもう一度いう。
「紙切りって、すごい!」

ちょっとばかし恥ずかしいが
正楽の紙切り芸(BGM=美空ひばり)をみて、うるうるしたのは
女王である。

客席のリクエストに答えて正楽が切った
「花緑師匠」は、
すぅっとしたヤングなプリンスの品格がにじみでる
素晴らしい作品だった。





女王落語 パート4。

女王ったら
明日も池袋演芸場へ行くのかしら。

続報を待て。



●柳家花緑のプライベートPHOTOのページを発見♪ラブリーなのよ●






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