女王落語 パート6

2001.04.05 up





会社から赤い地下鉄にのってどこへ行くのかと思えば
またしても池袋演芸場である。

今日は本来であれば、
□□□□の新番組を聞くために
おうちへいそいそと帰り、
ラジオから流れる□□□□の麗しい声に
へろへろしようかとも
思ったのだが、やめてしまった女王である。

やっぱり□□□□は生じゃなきゃ。
ぐふ。




「あ、また花緑の追っかけね」
と思ったあなたは早慶外語ゼミナール。

今日は
やんごとなきヤングなプリンス、
柳家花緑は出ないのである。

とりあえず、可愛い花緑がきっかけで
落語全般に興味をもちはじめた
好奇心旺盛で、若々しい女王。
(若々しいと、若いは、実はちょいとちがう。)

得意のインターネットで調べてみると、
この4月上旬は、
池袋演芸場が、たいへんなことになっているらしい。



どうも、古今亭志ん朝というヒトをお目当てに
全国各地から、古典落語ファンな人々が
飛行機や船やバスを乗り継いで、
池袋へ集結しているというもっぱらの噂である。

いっちょ、あたいも集結してやろうじゃないの、
と与太郎風に首をふる女王である。

6時過ぎにたどりつくと
すでに場内はほぼ満席である。
体力のない女王が
めざとく最後の補助席を確保したのは
いうまでもない。

これまで見た
花緑の独演会や、ホールでの落語会、
一門の勉強会とはちがい、
「奇術」やら「津軽三味線」やら
「太神楽」などがはさみこまれる
まさに「寄席」である。

気がつくと、席はすべてうまり
壁際も立ち見の人々でいっぱいである。

やはり
古今亭志ん朝というヒトはすごいらしい。




いよいよ8時半。
志ん朝の登場である。

拍手が熱い。
待って待って待ち焦がれた人たちの拍手である。

飛行機や船にのって
駆けつけた人たちの拍手である。



それからの40分。

女王はすっかり江戸時代につれさられ、
志ん朝が演じる
大店の旦那やら、
番頭やら手代やら、
店子のご隠居やら、
93才のおばあちゃんやらに
大笑いさせられたのだった。

誰も義太夫を聞きにきちゃくれなくて、
じりじりいらいらする旦那。
だんだんしょぼんとする旦那。

すごいなぁ、すごいすごい。
人間の心の動きを、
ちょっとした動作や声音で表している。

これは古典落語ファンの人々が、池袋演芸場へ
集結するわけである。



志ん朝は、品格のある
いい顔をしている。
その昔、笠智衆の後妻に入りたかった女王ってば、
志ん朝の醸し出す
品のいいじいちゃんの色気に、ちょいとクラクラである。

その一方で
お座布団を運んだり、鳴り物を運んだりする
見習いのお弟子さん(=22才)にも
「くりくりあたまの一休さんみたいで
かあいいなぁ♪♪♪」と、
ちょいとフラフラである。





最近、ずんずんストライクゾーンが
広がって行く女王である。

野茂もノーヒットノーランだったしね。





それはともかく、花緑のために
大阪へほんとに行くのか。女王ってば。

明日はどっちだ。











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