女王落語 パート21

2001.06.10 up





会社からてくてく歩いてどこへ行くかと思えば、
「ル テアトル銀座」である。

今日は読売新聞が主催する 「読売GINZA落語会」の第1回。

花緑が出るので、このチケットを買った女王であるが、
この時にちょっとしたエピソードがある。



会社のそばの銀座山野楽器の地下1階の「チケットぴあ」。
一応サラリーウーマンもやっている女王が行けるのは
昼休みである。

女王の前にはゴールデンウィークに
家族サービスを計画中のサラリーマン。

ディズニーオンアイスのチケット、少しでもいい席をとるために
「この日はどう?」「じゃ、こっちは?」と
山野楽器のおねえさんが親切なのをいいことに
このおとうさん、がんばるがんばる。

刻々と女王の昼休みは減少である。

あーあ、チケット発売後3時間じゃあ、
もうあんまりいい席はないかなぁ。
小朝も出るし。

と、さらにふんばるおとうさんをながめつつ、
諦めモードにはいる女王である。

ようやくのことで順番がくる。

ゲットした席は、なんと最前列であった。

ぐふふ。
おとうさんに蹴りをいれずにを温かく見守っておいて
よかったなぁと思う女王である。



さて、当日。

「小朝とサラブレッドたち」という副題の通り、
小朝以外の出演者は、
それぞれ有名な父や祖父をもつ落語家である。

花緑の演目は【大工調べ】。

けちんぼでわからずやの大家に
大工の棟梁がぷっつんしてからの
啖呵が聞きどころの根多である。

野田秀樹もびっくり!
というぐらいのセリフ量とスピード。

ぷっつんする直前まで
じっと耐えていた棟梁の男気が、一気に噴出する瞬間は、
棟梁に肩入れをして聞いている観客に
カタルシスを与えてくれる。

その一方で、
「あー、つっかえないかな。とちらないかな。」
というハラハラドキドキも
はんぱなものではない。

啖呵の中盤で一度、
啖呵が終わってもう一度、
ル テアトル銀座の客席から拍手がおこった。

カタルシスと、ハラドキの微妙なバランス。
これからの花緑の成長ぶりを末永く見守っていくために、
この演目は、最適である。








女王落語パート21。

トリのこぶ平が、ものすご〜くよかった。

はっきりいって、
「なんでこぶ平がトリなんだろう?」という気持ちで
見ていた女王であるが、
「今年のこぶ平は、古典に力をいれる」という
落語業界をかけめぐる噂は本当であった。

「おなかがいっぱいになればいいや」と思ってはいったラーメン屋が
おもいがけずうまかったという感動にも似ていた。

テレビでヒロミにいぢめられているだけが、
こぶ平ではないのである。





●花緑のまくら●&●女王の毛布●

どうもここ1週間のスケジュールが公開されないと思っていたら、
北海道の各地で高校生対象の「学校寄席」をやっていたそうです。
「おまえら、静かにしろよ〜。いいか〜。10、9、8、7・・・」と
カウントダウンする先生の描写が秀逸。いたいた、そういう先生。

小朝いわく、「馬の血筋は、おとうさんじゃなく、おかあさんのおとうさんが
どいういう馬だったか、がポイント」と、各落語家の「母方の祖父」の職業を紹介。
この伝でいくと、花緑はバリバリの血統書付きってことですね。

「ル テアトル銀座」自体は、あまり好きな劇場ではありません。
舞台に対して、客席が縦に長い構造なので、ちょっと後の方の席だと
「生のパフォーマンス」を見ているのに、臨場感が全然感じられなくて・・・。
今回はたまたま最前列だったので、落語家の細かい表情やしぐさが堪能できましたが、
20列目で見てたらどうだったのか、ちょっと疑問。

●林家きくお(パパは木久蔵)【唖の釣】

サ行とタ行の発音に、ちょっと難があるような・・・。舌の長さの問題?
キャラクターの描きわけがまだまだ平坦なんだけど、
きくおのキャラクター自体は「天然」っぽくていい。いや「天然そのもの」♪

●桂 小米朝(パパは米朝=人間国宝)【かけとり】

上方のおかみさんの色香がにじみでているところはさすが。
上方落語がもっと聞きたくなりました。

●春風亭小朝 【船徳】

小朝の血中若旦那指数の高さが楽しめる演目でした。
のほほ〜んとした若旦那。ちょっと前向きにがんばる若旦那。
やっぱりうまくいかなくてしょげちゃう若旦那。すぐに飽きちゃう若旦那。

今回の企画自体、プロデューサーは小朝らしい。
おもしろい顔合わせだったので、劇場をでる時おじさんたちが誉めてました。

●林家こぶ平(パパは三平)【景清】

私の中では、「落語家」というより「テレビタレント」という認識だったのですが、
「ど〜も、スイマセン」と謝ります。
古典落語に対して、本当にまじめに取り組んでいることがわかる、
【景清】でした。







ボタンを押すと、
女王@おうち宛にあなたのお名前のみのメールが届きます。



「女王の庭」へようこそ!
◆◆このサイトは、女王の遊び場よ。あきれはててはいけなくってよ◆◆

女王へのメールはこちらまで