女王落語 パート23

2001.06.15 up





そぼ降る雨のなか、どこへ行くかと思えば、
ヤングの町、渋谷である。
今日は西武A館8階で、花緑の「蕎麦と落語」の会である。

【見た目若い同盟】の盟友であり、
ネイルアーティストを目指しつつ、
司会もできるトータルウェディングコーディネーターへの転進も可能だという
多才な女、M原さんが同行である。


◆高台◆  茶そば太打ちととろ吸い
◆八寸◆  まぐろ時雨煮/笹身梅和え巻/玉子焼き
◆鉢◆    海老といんげんの胡麻だれがけ
◆揚物◆   てんぷら(白身魚、茗荷、アスパラガス)
◆そば◆    北海道江丹別 ニ・八切り
◆後菓子◆  抹茶密かん豆腐


と、美味探求モードになりながらも、
久しぶりのM原さんとの邂逅に、
落語家よりもしゃべりまくる女王である。

落語家が出席する結婚式で司会をするという
M原さんに、
「三三(さんざ)は来るのかしら」「喬之助(きょうのすけ)くんはくるのかしら」と
ディープな質問を浴びせ掛ける女王。

M原さんが答えられなかったことはいうまでもない。



落語を聞いたことはあるが
「花緑は知らない」というM原さんに、
花緑の略歴やら、花緑の魅力やらをしゃべりたおしているうちに
落語のスタート時間である。

本日は、下手人席を避けて
椅子席をゲットし、
脇をゆく青年を指差して、
「あれが弟子の初花(しょっぱな)くんだよ」と
ウンチクをたらしてみたりもする女王。(←初花はウンチクなのか?)



まくらは、
「学校寄席・北海道旅興行における芸人たちの日常」である。

イマドキのまったりした高校生を相手に、
落語を聞かせることの困難さを語りつつ、
ひとりでも、ふたりでも、
身を乗り出して話を聞いてくれる高校生がいるかぎり、
真剣に噺をするという花緑。

落語の種がいく粒か、北海道の高校生の胸のなかに、
まかれたに違いない、と確信する女王である。

そうはたくさん咲かないかもしれないけれど、
いつか誰かの胸で咲くかもしれない、落語の種。
いいじゃないの、学校寄席。



長い長いまくらのあと、
まずは
【愛犬チャッピー〜「元犬」の発端】。

以前聞いたときとは、結末が変わっている。
昇太がつくった、現代的なリアリティのある哀しい結末から、
今回は、もうひとつ、別の落語へとつなげる救いのある
終わり方である。

なるほどね。

「元犬」は、まだ聞いたことがない根多なので、
老後の楽しみをひとつ獲得する女王である。

が、今現在、どっちの終わり方が好きか、といわれると
昇太バージョンである。

ポツンと無残に打たれるピリオドが、
チャッピーには似合うような気がする。



チャッピーで足を蹴上げて奮闘したあとは
【宿屋の仇討】。

花緑で聞くのは初めての根多である。

ううむ、正直いって、今回は今一つである。



江戸っ子の旅仲間、三人組。
まじめなお侍。
宿屋の若い衆、いはち。
という主要登場人物のキャラクターがくっきりしない。

ふだん、登場人物のキャラクターわけがくっきりとしている花緑なだけに、
今日ぐらいの描き分けでは、
物足らない女王である。

いはちが自分の名前を侍に告げる場面を
うっかりはしょってしまったのを、
繰り返し噺の中でギャグにして、
消化していたのはなかなかである。

古典落語のあの文脈の中で
「トイレ」という言葉をつかうのは、
いかがなものかと思ったりもする女王。








女王落語パート23。

恋は盲目ではなくってよ。
ちゃんと「いい」「わるい」を
言えるのがオトナの女ってものなのよ。

(だけど所属は【見た目若い同盟】。あなたも入っとく?)






●花緑のまくら●&●女王の毛布●

今日のまくらは長かった〜。「花緑好き」>「落語好き」の客は、まくらが長いほど喜び、
「花緑好き」<「落語好き」の客はそうでもないような。

【宿屋の仇討】に関しては、先日「五人廻しの会」でみた、横目家助平のが
とてもよかったのです。だから余計比べてしまうのかも。

相撲をとる場面で花緑がマエミツ(字わかんないや。「前褌」でいいの?)をとるところが
よござんした。野性的でセクシーで。

学校寄席の旅回りで疲れちゃって、自分のホームグランドである
【蕎麦と落語の会】で、安心しちゃったのかしら、花緑ったら。
ということで、本日の指定BGMは「聖母たちのララバイ@岩崎宏美」に決定です。










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