女王落語 パート24
2001.06.23 up
花の金曜日に仕事を途中でほっぽりだして、どこへ行くかと思えば、
下丸子・太田区民プラザである。
今日は【志らく・花緑二人会】。
ゲストにモロ師岡が出て、
前売り料金1,500円也。
こんな価格設定をされたのでは、
全日本与太郎係数向上委員会
の活動も、遅々としてすすまないという
ものである。
毎回、18:30から、「前座バトル」という趣向で、
志らくのお弟子さんたちが、戦いを繰り広げているようなのだが
女王は片手間にサラリーウーマンもやっているので
なかなかこれは見られない。
落語家育成ゲームのチャンスをのがしているようで、
ちょっとかなしい女王である。
さて本日は、洋服姿で花緑登場。
めくり(=演者の名前が書かれているもの。コーナーの名前を書くときもある)は
【花緑の部屋】。
花緑が司会となり、志らくをゲストにむかえてトークを展開する、というものだが
花緑は質問をスポンとふるだけである。
志らくがひねったり、ふくらめたり、
いろんな変化球で打ち返してくるところを受けて、
さらに広げることはしない。
しない、のか、できない、のか。
ううむ、謎である。
これまで「トップランナー」(=しゃべりすぎ)
「徹子の部屋」(=しゃべらなすぎ)という
テレビ出演のときの話を、繰り返しまくらで語る花緑なだけに、
後者なのかもしれないが、まぁいいぢゃないの。
花緑らしくて。
<「先生!女王さまが花緑くんを贔屓してますぅ」と民の声>
花緑の演目は【宿屋の仇討】。
女王はちょうど
1週間前
に聞いた根多である。
はてさて、本日はいかなるものか・・・。
1週間前より、格段に良い出来であった。
うんうん、花緑が【宿屋の仇討】をやるなら、
侍はこれぐらい、凛々しくないといけない。
小柳の娘のギャグも、
結んでネクタイにしちゃうという表現も、
やっぱり噺の骨格がきちんとしたほうが、生きてくる。
やっぱりライブパフォーマンスは一期一会。
演じる側の調子や、
会場の客層や、
お天気にもきっと左右されるから、
チャンスがあれば、何回でも見なくっちゃ。
女王落語パート25。
今日は「トイレ」じゃなく「はばかり」といっていた。
花緑ったら、
このコラム読んでるのかしらん。(だから読んでないってば〜)
●花緑のまくら●&●女王の毛布●
花緑の固〜い司会者ぶりに、「おまえ、ローカル局のアナウンサーみたいだなあ」という
的確な比喩をした志らく。
会場で異様にうけていたのは女王です。
志らくの【大工調べ】を聞いて、ものすごく合理的な噺の解釈に、
目から鱗が落ちました。
なるほど、大工の棟梁は、もともと因業大家が嫌いだったんだ!だから最初与太郎について行かなかったんだ!
あの一言が入ったために、ストーリーの近過去が立ちあがりました。
木曜日(前日)越谷で聞いた、花緑の【大工調べ】との聞き比べもできて、
得した気分。
花緑がまくらでした「学校寄席」の話。”まじめに落語を聞いてくれる女生徒の描写”が
身体表現としておもしろかった。っていうか、高座から見た会場の「花緑追っかけギャル(含む元ギャル)」って
あんな感じなのかなぁ。
モロ師岡の一人コント、哀愁を漂わせつつ、不条理な世界へ陥っていくスピード感が、いいなぁ。
この落語会の唯一の欠点は、毎回ゲストがいい味を出してくれるので、
そのゲストに対する興味もかきたてられてしまうこと。
あー、ますます与太郎係数があがってしまうよ〜。
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