女王落語 パート28
2001.07.20 up
祝日にもかかわらず早起きをして
どこへ行くかと思えば、
池袋演芸場である。
本日は、旗日開催の落語会、「第5回 福袋演芸場」である。
二ツ目の落語家が4人でて、
木戸銭は1,000円。
(気にする人がいるといけないので書いておくが、
すでに真打である花緑は出ない。)
事前にどの根多をやるかが発表されているので、
「あ、この噺を聞けるのね♪」という楽しみのある会である。
(落語の場合、事前に演目がわかっていることは少ない・・・ようである。)
まずは 小のりの【ちりとてちん】。
すでに何度もきいたことのある、おなじみの根多である。
小のりで聞くのも2回目。
こうなると、演者のちがいによる細かい演出の違い、が
見所になるのであるが、
今日はそうはいかなかった女王である。
座った席が悪かった。
小のりが上下(かみしも)をきるとき、まともに目があってしまう席なのである。
一部でトム・ハンクスに似ているという風評もある小のり。
熱帯夜がつづくなか
「夜はクーラーをかけないポリシー」を貫き通し、
やや寝不足がつづく女王は、
ぼーっとした頭のまま、小のりの視線にくぎづけである。
笑いどころの
反復シーンでも、いつものようにガハガハ笑えない、
こう見えてわりとシャイな女王。
ぼーっとしているうちに、六さんは【ちりとてちん】を
食い終わっていた模様である。
次は 助平の【唖の釣り】。
まくらで語る「落語におけるウソ」がおもしろい。
確かによく考えてみれば
「そんなこたーないぜよ」ということが、落語の中にはあるのだが、
それを笑いのめしてから、
もう一度ひきよせてたぐりこむ助平の話術が巧みである。
しょうゆダイエットで死にそうになった話にも
身につまされる女王である。
3番目は栄助の【疝気の虫】。
本では予習済みだが、噺として聞くのははじめてである。
疝気の虫をおびきだすために、
蕎麦を食べるシーンが印象的だったために、
ついつい本日の昼食を
蕎麦屋
に決定してしまった女王である。
疝気の虫のダンスシーンもかわいらしい。
思わず家で練習する女王である。
まくらの
「ファミレスでバイトとして働く売れない落語家の世にも哀しい物語」にも
大笑い。
トリはお楽しみの彦いち。
季節感あふれる古典、【青菜】である。
登場のときから、舞台を走る彦いち。
たった4、5歩なのに、走らずに入られない、
熱闘系落語家である。
思わず身を乗り出し、口中の干し梅@無印良品の存在を
つかのま忘れる女王である。
まくらの
「仕事を
選べぬ
選ばぬ落語家の世にも哀しい物語」の段階で
すでに大爆笑。
林家彦いちディナーショーをやるという博多のホテル名を
熱烈に知りたい、マイレージの貯まった女王である。
まくらから本編への導入も、ものすごい力技。
体育会系、彦いちの本領発揮である。
そんな無理やりな彦いちを温かく見守る女王である。
つらつら思い返すと、
彦いちで「古典落語」を聞くのは初めてなのである。
はてさて、どんな味付けなのか。
彦いちの青菜は、スプラッタームービーのようだった。
ただし、めちゃくちゃコメディタッチ。
劇画調とでもいうのか、
ポスターカラーで均一に色を塗った感じというのか。
ある人物を描写したところが、
くっきりとした映像となって、こちらの頭の中に浮かび上がって消えないのである。
あの【青菜】が、
彦いちの肉体を通すと、こうなるのね〜。
【青菜】だと思って食べていたら、
実は【上カルビ】だった、みたいな
無理やりな結論を導いてみる女王である。
●女王の毛布●
先日、定期購読分の「東京かわら版」を、知人に贈呈してしまったために、
どうしても今日、池袋演芸場で買いたかった女王。
終演後の売店の開いてない状態で、無理いってゲットしてきました。
まじめに「東京かわら版」がないと生きていけない体になってしまったみたい・・・。
夜、S井さんにあったら、S井さんの周辺でも花緑への興味が高まっているようす。
これは9月の【花緑ごのみ】、おもしろいことになってきました。
はたして、女王は何人動員できるでしょう。わくわく。
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