女王落語 パート37
2001.09.26 up
きのう
よりは小さな荷物をかかえながらどこへいくかと思えば
毎度おなじみ、内幸町ホールである。
今日は、【花緑ごのみVol.14 〜グリム童話の夕べ〜】を、
味噌滋の会会長のS田さん、会員のY田さんと見るのである。
当初、同行の予定だった、
何度きいても実年齢を忘れてしまう外観をもつT田姐さんは、
急な仕事が入ってしまったため、来場できなかったのが
残念である。
ふたりとも女王と近しい年代の婦女子であるので、
花緑のキュートな魅力を理解しやすいと思うのだが、
S田会長の趣味は三味線である。
いきなり
「会長、たいへん申し訳ないことが今後2時間以内におこるかもしれません(ぺこり)」と
詫びをいれる女王である。
プログラムをひらくと、
本日は、古典が2席である。
女王にとっては、
一度聞きそびれてから
ずーっと巡り合えなかった【反対俥】
が入っていたので
嬉しいプログラムである。
本日お招きした、S田会長にもY田会員にも
花緑のきっちりした芸を楽しんでもらうには
なかなかいい根多ではあるまいか。
花緑が繰り出す
天然のキュートな魅力が、
まっつぐにふたりに届くこと、うけあいである。
まずは【唖の釣り】。
「教わったとおりの小噺では、受け方はこんなもんです」という
花緑の現代的で客観的な視点が
たいへん気に入る女王である。
次に、【反対俥】。
帯椀毛伸(@星戦争)がでてきたり、
惹句舞夜(@群青)がでてきたり、
鴻巣のメイキッス
がでてきたり、
屋根をかけあがったり
池にもぐったり、なかなかにぎやかな反対俥である。
おぼっちゃんの部屋では
三味線をひくのよん、とふたりに説明していたら、
幕があがるとグランドピアノが鎮座ましましている舞台なのであった。
おやまぁ。
今回の「花緑ごのみ」は2DAYSだから、
新作落語を古典に変えて、
三味線はピアノに変えるのね。
なんて意欲的!
二日とも来ている女王を意識して楽しませてくれようとしているらしい。
素晴らしきエンターテイナー、柳家花緑!!
と思ったのだが実はちがった。
きのう、三味線をもって引っ込む時に
グランドピアノにぶつけて、三味線をこわしてしまったらしいのだ。
そんなわけで
ピアノ演奏は
○ショパンのノクターン
○ラグタイムピアノ
○ドビュッシーの月の光
お仲入りのあと、
いよいよグリム童話の【白雪姫】である。
ふたりの感想は
「想像していたより、深みのある展開になってびっくり」
「もっとおもしろいだけの話が落語だと思っていた」
などなど、たいへん好評であった。
花緑を通じて落語というジャンルへの扉をあけてみてもらう
、
という女王の作戦は、みごと成功したもようである。
女王落語パート37。
S田会長も、Y田会員も
お世辞ぬきに楽しんでくれた会だった。
帰りにごはんを食べながら、
11月の「蕎麦と落語の会」へふたりを案内する約束をとりつける
優秀な
営業ウーマン
落語プロモーターの女王である。
●花緑のまくら●&●女王の毛布●
■おぼっちゃんの部屋で、きのうのアンケートを読み上げた花緑。中に出てきた「亀太郎」という固有名詞に、
ほんとうに少数のお客さんがうけていたのですが、いまひとつピンと来なかった女王。
前列に座っていたおじさまに、終演後、丁寧に解説をしていただきました。
■三味線はこわれたのではなく、
「こわれたかったのではないか」というコメントをライターのHさんからいただきました。う〜ん、絶妙。
■女王的には、S田会長に聞かれたくなかったため、三味線が自主的にこわれた、という立場です。
(どんな立場やねん)
■2001年5月31日に「落語研究会」でやった【反対俥】は、
もっと本寸法な、古典古典した形だったのだろうか。むっちゃ、気になる・・・。
(客層が全然ちがうんですよ〜)
■【白雪姫】は、どうして江戸におきかえないのだろう。
おきかえちゃったほうが、花緑のきれいなしぐさやはぎれのいい江戸弁が、
すっきり生きて粋な噺になるような気がする。
あの猟師には、やっぱり「権助!」と呼び掛けてもらいたい。
(権助というのは、古典落語に出てくる下男とゆーか使用人のキャラクター。
ちょっと抜けてて、でもがめつい田舎者、という感じです)
■てにをはが変なところがあったり、セリフ中の「そして」の多用など、【白雪姫】に関しては
もっともっと言葉を練る余地がありますね〜。がんばれ花緑♪♪
■大阪でミュージカル「フォッシー」を見たそうです。
女王はにこちゃんと東京で見たよ。(だからなんだ?)
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