女王少年

2002.02.08 UP






数年前から「美少年だけでやっている劇団がある」という噂だけは聞いていた女王である。
「美少年」といわれたからには、一度見てみたいものだと思っていたのだが、
□□□□の追っかけやら、
柳家花緑の追っかけやら、
蟹漁師の追っかけの家での食事会も仕切らなければならないので、
なかなか観劇の機会を得ることができなかったのである。

今回は、チケットを取引先のN姐が「ファンクラブ経由」でとってくれたので、
いよいよ美少年劇団と、初対面である。

よっしゃ。ほんとに美少年ぞろいか見てやるぜ、ってなもんである。
ちゃんとファンクラブがあるところが、美少年劇団という感じもする。

会場を埋めるのは、ほとんど婦女子である。
たまに見目麗しい系の男子が隣り合ってすわっていると、
想像力をふくらませ、妄想のつばさをちょっとはばたかせてみたりもする女王である。

婦女子はかなりの割合でパンフレットを購入である。
さすが美少年劇団である。



演目は「月の子」。
いわゆる少女マンガを原作にしたものであるらしい。
N姐は、「今日はXXくんが出ないから見ないの〜」ということで欠席である。
XXくんが出るバージョンの日にはどうも複数回くるらしい。
いうまでもなく追っかけとはそういうものである。
N姐がいないので、女王はほとんど予備知識なしで、観劇に突入である。

をいをい、チミが美少年かいっ。
というお顔のキャストを含め、いかつい体のマーメイド役やら、
おかまちゃんにしかみえないブロードウェイの女優役やら、
なんだかすごい世界が展開である。

ただし、手のり文鳥のような小柄な美少年や、
沖田総司をやらせてみたい酷薄系の美青年や、
メガネフェチの女王にはたまらない岩崎くん(←名前覚えたんかっ)
など、たしかに気になる男の子もいるにはいる。

ストーリーはいいのだ。
多分、原作を読んだら泣いてしまうぐらい。
ただただ美少年たちには演技力がないのだ。(皆無とはいわないが)
そして、「あえて全員男で演じること」の必然性も。

細かいいろんなことが気になって気になって、
「月の子」の世界へいけないのだよ。
ちゃんとその世界へつれてってくれなくちゃ。

とはいうものの、
手乗り文鳥のような小柄な美少年が、
最後に赤いチェックのミニスカート、白いセーターに
マフラーをまいてでてきた瞬間、
「こいつ可愛いじゃん」とおやぢの心で眺めてしまった女王である。
(我ながらすごい倒錯だと思ったが)










女王少年。

これから先、N姐がファンクラブで5列以内の席を確保してくれるんなら、
見てあげてもよくってよ、と思った女王である。










この劇団は「STUDIO LIFE」といいます。
以前、「死の泉」をやったそうで、それは見てみたかったなぁ。

ビジネスという観点からは、「全員男で演じることの必然性」は高い気もする。
演技力なし、とかいってるわりに
ある場面で涙が出そうになったことは告白しておこう。(ただし1粒ね、1粒!)













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