女王落語 パート40
2002.04.14 up
黄色いちらしを握りしめてどこへいくかと思えば
社団法人落語協会である。
別に落語家に入門したいので紹介してくれとか、
協会事務員になりたいと履歴書を持参したわけではなく、
本日はピータン嬢とともに、
「ハナシきこおかイ」という二ツ目4人の会を見るのである。
御徒町で昼から松阪牛のしゃぶしゃぶを食べ、
いざ、社団法人落語協会へ。
交番のところをまがり、ドトールを見つけ、
さぁこの道を、と思ったところ、社団法人落語協会へいたる道が遮断されている。
工事中である。
が、ピータン嬢のK亭K朗に対する情熱はとまらない。
遮断された工事現場をヘルメットなしでくぐりぬけ、
なんとかたどりつく社団法人落語協会2階和室である。
和室の落語会では、場所取りに悩むのが通例である。
いやおうなしにつめこまれる会であれば、できるだけ前で見たいと思うものだが、
そうでもない場合、だいたい壁際から座布団が埋まる傾向がある。
女王はこぶとりなので
(いや、正直言うと最近「大」ぶとりなんだけど、こぶとりだと言い張らせておくれ)
壁にもたれて体重を分散できる前方の壁際をゲット。
スリムで恥ずかしがりやのピータン嬢は、壁にはよりかからず
前から3列目をゲットである。
13時40分。まだ客はピータン嬢と女王のふたりだけである。
14時。開演時間である。
K亭K朗と、三遊亭小田原丈の前説である。
K亭K朗は【キムタクよりぜんぜんかっこいい♪】とピータン嬢絶賛の
Tシャツと穴のあいたジーパン。
小田原丈はピンクのカラーシャツにネクタイをしめた、広告代理店にうじゃうじゃういそうなスタイルである。
この時点で客は9人である。
をを、「つ離れ」してないじゃん。
と思ったら、工事現場をくぐりぬけたてきた人がだんだん増え、ちゃんと「つ離れ」したので
ほっとした女王である。
◆歌扇 「転失気」
◆小太郎 「長屋の花見」
〜お仲入り〜
◆菊朗 「蛙茶番」
◆小田原丈 「抜け雀」
お仲入りのタイミングで
「最前列へいっちゃえば〜」とピータン嬢をそそのかす女王である。
K朗のときだけ、最前列でかぶりつき、K朗が終わったらすかさずもとの位置に戻るのである。
将棋の桂馬のような摩訶不思議な動きをし、
目をキラキラさせながらK朗の噺を聞くのである。
もちろんまわりのお客さんは、桂馬となったピータン嬢にくぎづけである。
なぜならばピータン嬢の周りは空席なのである。
だが今日は、ピータン嬢の「1週間に1K朗」という3月16日以来つづいた記録が
いったん打ちきられる記念日なのである。
だから全然まったくいいのである。
女王落語パート40。
久しぶりのコラムで緊張。
ほとんどフィクションになってしもうた。
しかもオチないし。文体メロメロだし。
「蛙茶番」いいですなぁ。「紙入れ」に続き、菊朗のキャラクターの魅力が
ひきたつ、いい根多だと思いました。
マクラも含めてね。
小田原丈は、古典の根多おろし。
まだまだ課題はたくさんありそうですが、がんがんストラグルしてください。
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