女王舞妓
2002.04.22 up
「40になったら舞妓と遊ぶ」が、女王のキャッチフレーズである。
一般的な婦女子は、京都へいったら
「舞妓さんのかっこうをして写真を撮りたい」ものらしいが、
女王の場合は「舞妓と遊ぶ」のである。
今までヒミツにしていたが、女王は血中おやぢ濃度が高いのである。
ここ数年、このキャッチフレーズをひたすら叫びつづけていたのだが、
とうとう「舞妓と遊ぶ」ことになった。
京都旅行である。
舞妓と遊びたい気持ちは誰よりもたくさんあるが、
可処分所得があまりない女王にとって、力強い味方は
味噌滋の会のS田会長である。
S田会長の強力な京都人脈によって、
今回の可処分所得があまりない女王でも舞妓と遊ぶことができたのである。
S田会長に感謝である。
まずは京都にある花街のひとつ、
上七軒の歌舞練場で、「北野をどり」を見たのである。
うまく説明できないのがもどかしいが、
芝居部分は女性だけでやる歌舞伎といった感じ。
踊りの部分は衣装もきらびやかで美しく、勢揃いのシーンでは
ほぉ・・・とため息が出るのである。
今日はこの「北野をどり」に出ている舞妓さんが来てくれるのだ・・・と思うと
どんどん期待が高まる女王一行である。
【世界のお茶 京・はやしや】で、
抹茶パワーに完敗したあと、
いよいよ祇園の割烹料理へむかう女王一行である。
カウンターと座敷にわかれ、舞妓を待つメンバーは、
「OLくらぶ」「味噌滋の会」「マダムOとその子分達」・・・とさまざまである。
女王はすべてのグループに所属しているのである。
そんな女王の動向はどうでもいいっ。ここは舞妓の紹介である。
S田ママいわく「おぼこくて舞妓さんらしい」上七軒・梅そ乃ちゃんは、
高校時代に舞妓さんにあこがれ、インターネットで舞妓に応募したという。
一日でもはやく舞妓さんになりたくて、高校を中退しようとしたところ、
先生の猛反対にあい、高校を卒業してから京都にやってきたという
愛媛出身のかわいらしい女の子である。
白塗りのお顔は、ぷるぷるのつやつやで、
下唇だけに紅をさしている。
もう少しキャリアをつむと、上唇にも紅がさせるのである。
本で仕入れた知識をひけらかし、梅そ乃ちゃんにも感心される女王である。
舞妓さんは、襟をぐぃっとぬいて着物を着ているが、
おしえてNちゃんの質問は奇抜である。
「梅そ乃ちゃん、梅そ乃ちゃん。冬になっても襟はそのままなの?」
梅そ乃ちゃんは、難問奇問もへっちゃらである。
「冬もこのままなので、雪が入って冷たいんです」と、花街の言葉でいうのである。
下手に真似ても興ざめなので、このコラムを読む人は、
それぞれ頭の中で変換して読むといいのである。
つぶやき川柳作家、益田ミリの質問も意表をつく。
「梅そ乃ちゃん、梅そ乃ちゃん。髪の毛は何で洗うの?ティモテとかふつうのやつ??」
繰り返すが、梅そ乃ちゃんは、難問奇問もへっちゃらである。
「ティモテじゃないですけど、ふつうのです。一週間に一度洗うんです」と、
繰り返すが、花街の言葉でいうのである。
舞妓の間は、自分の髪の毛で結うために、
木の枕で寝るのである。
ほとんど時代劇の世界である。
名前は、おねえさんからもらった一文字(梅)と、
本名と生年月日を清明神社でみてもらい、5つの候補の中から選んだという梅そ乃ちゃん。
ちょっと落語家の世界を思い出す女王である。
ありきたりな質問では
「梅そ乃ちゃん、梅そ乃ちゃん。お座敷に芸能人とかきませんか?」
というものがあった。
梅そ乃ちゃんの答えはおもしろい。
「芸能人といいますか、ファイト一発の黒い人がきたことがあります」と
やはり花街の言葉でいうのである。
「ファイト一発の黒い人」とは誰なのか、で座が盛り上がったのはいうまでもないが、
もし「ファイト一発の黒い人」がこのHPを見ていたら
ちょっと可哀想である。 (←みてない、みてない)
もっとありきたりな質問では
「梅そ乃ちゃん、梅そ乃ちゃん。好きな芸能人はだぁれ?」
というものもあった。
梅そ乃ちゃんの答えは
「極楽とんぼの加藤さん」である。
テレビがないので極楽とんぼをしらない女王には、判断のつきかねる回答である。
舞妓さんの一日は、
朝起きて掃除。朝ごはんを食べてお稽古へ。
お風呂にはいってから、自分で化粧をし、食事のあと、着物に着替え、
お座敷へ出るのだという。
屋形へかえるのは24時から26時。
休みは月に2回で、
謡、踊り、鳴り物、お三味線、お茶のお稽古に通っているという。
想像以上にきびしい世界であるにちがいない。
途中でいやになってやめてしまう人もいるという。
「梅そ乃ちゃん、梅そ乃ちゃん。
もしもうまれかわったら、もう一度舞妓さんになりたいの?」
という
博多のB姐の質問には、一瞬絶句。
あの一瞬に、さまざまな思いが梅そ乃ちゃんの胸を去来したにちがいないと思う女王である。
「梅そ乃ちゃん、梅そ乃ちゃん。すてきな帯留ね」と、女性陣が注目したのは
やはり装飾品関係である。
これは屋形に代々つたわるものだという。
かわいらしい花簪も、キャリアをあらわすもので、
もう少したつと、少し地味な簪になるらしい。
梅そ乃ちゃんのにおいに反応したのは、
ジジコロYちゃんである。
ひたすら「いいにおいがするぅ。いいにおいがするぅ」と叫んでいたのを
女王の耳は知っている。
梅そ乃ちゃんのしぐさに反応したのは全員である。
女王一行が、おかしなことをいって梅そ乃ちゃんを笑わせるたびに、
梅そ乃ちゃんは、短い爪のぽちゃっとした白い手を
大きめの玉子をつつみこむかのようにまるめて口元へもっていき、
「う・ふ・ふ」と笑う。
ぱてぃしえTちゃんがすかさず真似をしたところ
まわりのメンバーに
「Tちゃん、風邪ひいたの?」といわれ、
マダムOには「手鼻をかむんじゃないっ!!」と子分たちからつっこみがはいったらしい。
習い事では謡が一番好きで
将来は、「芸達者な芸妓さんになりたいのです」という梅そ乃ちゃん。
また可処分所得をためていくからね〜。
女王舞妓。
くれぐれもいっておくが、
女王はまだ40にはなっていないのである。
どすえ。
もうすぐたらたんが、画像をUPしてくれる予定です。
どうぞお楽しみに〜。
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