女王策略
2002.07.23
池袋西口交番前で待ち合わせてどこへいくかと思えば
【池袋演芸場】である。
東京にある4軒の寄席のうち、もっとも客電(=客席の照明)が明るいという噂の寄席である。
今日は、新人W嬢を拉致し、
さらにW嬢の友人3名も拉致し、
くわえてニュージーランド帰りのマダムMも拉致する女王である。
拉致しなくても自動的についてくる
マダムOとピータン嬢をくわえると、
総勢8名の大所帯である。
今日は【第一回 落語野球倶楽部の会】。
若手の落語家たちがおおぜいでる会で、後半は大喜利もある。
新人W嬢とその仲間達(平均年齢22.2才)にも、
とっつきやすい落語入門になるはずである。
ただし、落語はなんだかんだいっても
生身の人間が、ひとりでやる芸である。
その日の調子や、客との相性、はたまた才能の有無によって
あたりはずれが如実にあらわれやすいこともいなめない。
うまれて初めて落語というジャンルに生で接する
新人W嬢の仲間達(平均年齢22.2才)が、
たまたままずい高座にあたって
「落語ってチョーつまんない」と思ってしまうのは悲劇である。
どうかなどうかな。
笑ってるかな。
と、新人W嬢とその仲間達(平均年齢22.2才)の反応をうかがいつつ、
会の進行を見守る女王である。
だが、どうやら新人W嬢とその仲間達(平均年齢22.2才)を見守っていたのは
女王だけではないらしい。
漫才師はやたら舞台の上から
新人W嬢とその仲間達(平均年齢22.2才)を意識した発言を繰り返すのである。
「今日は若い女の子が多いですねぇ」と指差しつつ、
「あ、こっからこっちだけですよ」と
女王と隣のおばさまとの間を区切ってみたりする。
気を使っていただいてありがとうございますと心の中で手を合わせる
見た目だけは若い女王である。
こわもての大喜利司会者である落語家も、
新人W嬢が
客席で笑い転げて食べかけのメンチバーガーをふきだしそうになった
こまかいしぐさまでチェックである。
女王策略。
客席と舞台から生温かく見守られた
新人W嬢とその仲間達は、落語リピーターとして
順調に発育する予定である。
多分ね。
新人W嬢は、柳家花緑の「花緑ごのみ」が 初・落語でした。
「ピアノは笑いをとるために、わざと間違えてるんですよねぇ」との発言に、
目からウロコがポロポロの女王。
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