不幸になるチーズケーキ
2001.01.21 up
その頃の隊員は、異様なワーカホリックであった。
そんな隊員をみかねて、
取引先のおじちゃまが、
チーズケーキを買ってくれるという。
当時、隊員が担当していた
デパートメントストアの食品売り場の出来事である。
「これね、ぼくの好きなチーズケーキなんです。」
とほほえむおじちゃま。
「ただね、このケーキを食べると
△△△さんは、不幸になってしまいます。」
ええっ?
これ以上私に不幸になれというのか。
それはいやだが、ケーキはうまそうだ。
隊員はうまいものを食べて幸せになったことなら数々あるが
うまいものを食べて不幸せになったことはないぞ。
これは呪いのチーズケーキなのか?
うまそうな外観とはちがい、むちゃむちゃまずいのか??
疑問の嵐を渦巻かせながら、ショーケースをのぞきこむと
なんと、
ピースでは売っていない。
ホールの大が、12,000円!!!
ホールの小ですら5,000円!!!
これまたハイソなお値段である。
そうか、これを自分で買ったら素寒貧である。
それは不幸にとても近しい。
だが、おじちゃまは
「食べたら・・・」といった。
「買ったら・・・」といったわけではない。
わからないときは、素直に聞くのが一番である。
関係ないが□□□□の座右の銘は「素直」である。
「不幸になるって、どういう意味でしょうか?」
するとおじちゃまはにやりと笑ってこう言った。
「このケーキが美味しすぎて、ほかのところの
チーズケーキなんかじゃ、どうにもこうにも
満足できなくなっちゃうんですよ。」と。
「だから、このチーズケーキを食べると
△△△さんは不幸になっちゃうんです。」
おじちゃまの予言は当たった。
隊員は、その日以来、
どんな店のどんなチーズケーキを食べても
この味と比較してしまい、
不幸になっている自分に気づいてしまう。
ハイソな値段は、
なまなかなことでは隊員を寄せつけない。
ますます不幸である。
ねぇ誰か、
あたいといっしょに不幸になりませんか。(←中島みゆきの歌声で読むように)
しかしながら
マイハニー○○ちゃんの
お手製チーズケーキは、海よりも深く愛する隊員である。
うふっ♪
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