自由が丘のナマズ店

2001.02.16 up




かつて隊員にも「カレシ」というものがいたことがある。

あまりにも遠い昔なので
詳細は覚えていないのだが、
たしかデート、とかいうものも、したこともあるらしい。

そのおりに、通いつめた店が
ここである。

自由が丘下車、徒歩3分。
がらがらと引き戸をくぐると、
コの字型のカウンターが3つ。
一番奥のカウンターは店主がしきっているのだが
若輩者のカップルだった
我々は、カウンターに座ることは
めったに許されず、
すぐ2階へ通されたものだった。

この店のカウンターは
それなりの人生経験をつみ、品格のよい
おぢさんにならないと、似合わない。

おぢさんになるのも、
悪くないなと思わせる、そんな居酒屋なのである。

2階にあがると、お座敷とテーブル。

●里芋の満月蒸し
●銀杏のつつみあげ
が品切れにならないうちに頼み、
旬の魚から何品か選ぶ。
お給料日後ならお刺身も頼む。

お店のおかあさんたちに、
いろいろ相談しながら
今日のオススメを聞くのも楽しい時間だ。

下町研究会開催のおりも
大絶賛された店である。
マダムSが、体調不良で参加できなかった会なのだが
マダムS&ダーリンSは、
その翌日、しっかりリベンジを果たしたと噂に聞く。

それでも
「カレシ」に手ひどくふられてから、
隊員はしばらくこの店に
足を踏み入れることができなかった。
いわゆる「ナマズ地帯」になってしまったのである。

「ナマズ」とはいったい何か。

隊員が参加しているネット仲間の「内輪言葉」で
音楽や、場所や、店や、まぁ何でもいいのだが
「胸の奥にしまいこんだはずの昔の想いが、
 なにかのきっかけでグラグラと揺れてしまう、そのきっかけのこと」をいう。

黒ぶち眼鏡の店主の顔をみても、
狭い階段をみても、
里芋の満月蒸しを食べても、
すべてがあの頃につながっていく。

そんな「ナマズ地帯」には、
失恋という穴がぽっかりあいたまま、
足を踏み入れることは出来ない。
あまりにも危険である。

けれど、時は薬。
そして、美食は永遠。

ナマズ店だろーと、なんだろーと、
21世紀の隊員にとっては、
まったく問題ないのである。

見た目だけはまだ若い(らしい)ので、
カウンター席には
まだまだ座らせては貰えないようだが、
これからも顔を出し、
カウンターに座れる 品格の良いおぢさんになることを目指す、
今日この頃の隊員である。

あれ?何かがちがう???
ま、いっか。


■そういいながら、最近通ってないので、この店に興味のある方はメールください。ご一緒しませう。
■そしてB4のメニューをがめてくるのだっ♪





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うふふん♪進化進化。自画自賛。


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