短歌秋晴 発表

2001.12.01 UP




無愛想謹厳実直宇宙人照れ屋でとても優しい男

晩秋の暗く冷たき雨上がり待ち人はなお遅く恋しく

1週間(たったの)だけど絶対に彼はアタシの彼だったんだよ

「彼」という甘い響きをころがして女友達輝いている

金(きん・ゴールド・カネどれでも可)

片耳に金のピアスを光らせて「まだ生きてるよ」と笑う少年

空と海縫い合わすごと船のゆく朝の光は細き絹糸

きんいろのアンクレットを巻き付けて今日もわたしの夜がはじまる

お金では買えないものは何ひとつないんだ君の心以外は

収穫祭

子等と食む秋の実りの隠し味山一面の錦繍・青空

ヌーヴォーの「今年」というパワーに圧倒されつ豊かな秋のただ中におり

ひとりきり収穫祭を祝ってるほくそ笑んでる「もう離さない」

収穫祭案内状が届いたらいそいそとゆくはらをへらして



ひび割れた土に染みいる水のごとあなたの言葉が私に滲みる

きつく締めた蛇口よりまだ滴る水は私の心がこぼれているのか

呑まれれば私を生かし抱き込めば私をたちまち殺せる 水

水分は蒸発しても塩分が残るみたいな片恋涙

作者は上から

たての未散

Ayala

浩子

響乃



テーマ出題者は

【彼】Ayala

【金】浩子

【収穫祭】たての未散

【水】響乃










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