短歌なのか<8. JUNE 2001>


2001.06.25 UP



バイバイと別れてすぐに左手が君に繋がるメールうってた

ひとつずつ空の形を見るためにあえて各駅停車で帰る

仰ぎ見る朝日の中をおちてきた花で占う恋の行方を

計算がうまくできない瀬戸物屋恋の数式などはなおさら

新宿をまわって帰るそのわけはただら・ぽっぽのスイートポテト

いっせーのせで降り出した雨だから君がくるまでやまないだろう

あなたへのかなわぬ恋はもういちど古い書類にまぜてシュレッド

恋なんてなくても生きてゆけるけどおいしいものは君と食べたい

鮮やかな恋のかけらを集めてた風呂場タイルにまぎれこませた

手をつなぎ歩いた日々のこもれびを君の背中にさがすさびしい

乗り換えがうまくできない地下鉄が上京当時思い出させる

降りそうで降らない雨は君みたい彼女ふりなよ梅雨にまぎれて

たしかこのあたりとつけた見当がいつもはずれてあいにゆけない

きく姫に似てるんだっていわれたよでもね私は女王様なの

二日間誰ともしゃべらなかったの声がかすれる電話 月曜

咳きこんでまた目が覚める真夜中にこれもストレスあれもストレス

甘すぎるクッキーだよね君の歌身体に悪いだけど食べたい

大部屋に大人数で住まわされ廊下でごはん食べる老人

交通費ぐらいかきなよオトナでしょ夏の宿題ためていたでしょ

物欲は色気と連動してるよねラウンド関数したら40だ










●短歌目次


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