短歌なのか<13. OCTOBER 2001>


2001.10.31 UP





神様も「火焔太鼓」が聞きたくて空で出囃子ならしたのかな

立ち止まり方も知らずに黙々と歩きつづけたワーカホリック

その角をまがってしまう君の背に投げるつぶても落ちていなくて

この歌はほんとは歌いたくないといって歌った反戦の歌

痩せてまた帽子が似合う君が弾くピアノフォルテになりたかったよ

酸っぱさをかけらもふくまないトマトだけを食べてる髪も切らずに

通過する電車を二台見送ったみたいな気持ち君にふられて

さびしさは抱きとめないでほっといてそのうちきっと冷えて固まる

横浜の高層階のホテルでは不在の騎士をさがしつづけた

みすごしにしていたはずのさびしさをのどもとつきつけられてのけぞる

ほんとなら一門会があった日に静寂かさね過ごす日曜

鉛筆で書いた予定をそのままに心の中で祈る冥福

麗しのガンガンディーノ意味のない音をつらねて遊びつづける

ちゃんとした暮らしをしようそうしよう春菊一把ひとり小鍋で

マジョルカという名の薔薇に変わりたる五百円玉君のぬくもり



★番外★バリウムを飲み干すてつき板につき健康診断だってベテラン(お局花子)








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