短歌なのか<15. DECEMBER 2001>


2001.12.23 UP





ごまかして頭をなでて黙らせるまぶたにキスの雨をふらせて

眠たがる君をくすぐりキスをしてふざけちらした春がまたくる

前髪を切りましたねという君の声リフレインただリフレイン

いびつでもおいしい果実ラ・フランス君が好きだとまだいえなくて

恋をする私のために新しい手帳を買ってあげる私が

六本木再開発の街をゆくシネマCD恋イタリアン

「どうみても彼女」を連れた君がゆく冬の街角カマイタチだね

感情がスナオに出てる文章を書いてるらしい今も私は

動詞では描写できないナニモノかになりたくてなれずすくんで

遠距離を定期で通うリー翁が恋を占うチャイナタウンで

柔らかい言葉をのせてクリスマスソングうたうね反戦だよね

襟元にのぞく赤色セーターのタグになりたい背中ふれたい

ユウウツをすり鉢ですりコナゴナにそのままなにもかけず食べたよ

新しいスカート選びうきうきと会社へでむく君がいるから

うそなのかほんとうなのかわからないひとり暮しを強調するね

旅をする王子のくせにどうやって犬の面倒みているんだろ

うろたえてうろたえてまたもういちどうろたえている君の間近で

目を上げた視線の先に君の目がある不思議とかかみしめている

クリスマス前にふるのは反則であるということ知っていますか

友達の恋愛風景借りて詠む歌を告げてもしかたないけど

キャンドルを灯すステージ何曲も王子はピアノ叩きつづけた

オフマイク語る言葉は抽象で真摯以外はよくわからない

まだ君を忘れたくない忘れない忘れられても忘れられても

イブイブの恵比寿の街をひとりゆくぶいぶい歩く生ゴミを出す

まふたつにパキンと割れた月を見る君住む街はひどく遠くて

三階の最前列で見下ろした君の指先つむじ鍵盤







★番外★コンタクトつくりにいっていわれたわ「あなた童顔だけど老眼」 (お局花子)








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