短歌なのか<16. JANUARY 2002>


2002.02.06 UP





飴玉をころがすように君の名をくりかえし呼ぶ用もないのに

君が歯をくいしばらずにすむ恋がきっとあるから大丈夫だよ

下の句に使っちゃってもいいですか「たとえ誰かの腕の中でも」

あがくのはみっともないと思うけどあがきつづけるヒトでいたいし

誰にでも好かれる君はこんなにも私が君を好きと知らない

赤ペンで校正したい出来事がつみかさなって今の私だ

すいているメトロが君をのせていく帰省土産をさげた人達

新しい年がふうわりやってきて野良猫みゃおと挨拶をする

雨の日にあなたをなくしたくなくて水をはねあげ走りつづけた

捨てるとか拾っただとか猫の子のように私をきめつけている

網棚にわざと置いてく新聞紙みたいに君に捨てられた 今日

ひざかかえただぼんやりと見送っていた片恋の葬列だった

右耳は君の鼓動をきくためにただそれだけのための器官に

占いのサイトをさがすぐるぐると指針探して余計ぐるぐる

欲張りな彼女のために君はまた私を捨てる猫の子の横

もてるとかいばらないでよまだ君は解いてないでしょ君の問題

寒すぎて何処へも出かけない夜にエゴラッピンのブルースを聞く

手を振って車を出して君はゆくジャミロクワイを高く鳴らして

片恋の葬列をただぼんやりと見送ってテレビ無音でつけてみていた

傷ついたわけじゃないんだほんとだよ君と噂になりたかったし

永遠に君に追いつけない私なんだかそんな定理あったね

温野菜サラダのような人が好きどこかにいたらちゃんと教えて

まばたきを忘れてしまいそうになりあわてて君の頬をつついた

三日月にぶらんこつるしゆるゆるとゆれてゆられて君とふたりで

問題はあなたのそばにいるだけじゃ何も解決しないってこと

年明けに素材を運ぶ少年は右足怪我でひきずっている

金曜日みんな夢中で食べたのは「揚げタラバガニ中華マヨあえ」














●短歌目次


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