短歌なのか<19. RAIN, PAIN, TRAIN, CANE>


2002.12.30 UP







痛みなど感じるひまもないぐらい速度を保ち次の恋へと

恋愛の短歌を詠んでいるわけはここに恋とか愛がないから

割れていた爪をしゅっしゅと削ってくあなたにふれたことのある爪

あたらしくいれかわってる細胞はあなたではない人を探すの

ただいまとおかえりなさい繰り返す君との日々を重ねたいのに

一度でも結婚してた実績があるのはきっとすごいことだよ

ぷにぷにの二の腕なども宝物みたいにふれてくれていた人

適当な比喩をさがしてなぐさめてくれる誰かに甘えたいけど

杖になることはおそらくできないしあなたを杖にしたくなかった

手袋をはめたあなたのてのひらに伝えるものは多分もうない

喧嘩して泣いてあなたを困らせてごめんふられたがってごめんね

いつもより人の少ない東京の山手線で泣いてしまった

MDで火焔太鼓を聞いていた渋谷原宿代々木新宿

瀬をはやみ岩にせかるる滝川がわれたら末にあえるわけない

歴代の別れた彼を友達にしているなんて信じられない














●短歌目次


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