短歌なのか<22. MIGHT-HAVE-BEENS >


2003.03.05 UP







サヨナラときみがうちこむ銃弾をぼくの内臓ぜんぶでうける

仙人になるのはちょっと早いでしょもっとぐじぐじうだうだとゆけ

バスを待つあいまいもことした時間のびてちぢんで何もできない

届かないメールについて警告がくるときみたくふられたいなあ

いつどこでなにがおこるかわからないせかいのなかで恋をたよりに

カーソルをそっとあなたの胸にあてクリックしても愛はみえない

しゅんしゅんとお湯が沸いてるこの部屋の蒸気のつぶになってしまおう

タクシーがゆるいカーブを曲がるたび君にもたれてゆきたい心

ほんとうは無口なのにねおかしいねディズニーランドでデートしようか

夕方に雨は降るかなもう一度君は来るかな私泣くかな

街角で出会ってしまう日のためにロボットになる手術を受ける

休みの日わざと伸ばした頬髭でガリガリ我の頬齧れ君

ついたよと揺り起こされてもう一度見上げるきみの横顔が好き

ある程度髪をのばしているわけはあなたになでてもらう日のため

カフェオレにいれるミルクの買い置きを忘れてしまう君がいなくて

さよならを裏付けるよな雨がふる捨ててもいいよビニールの傘

ふるさとの甘酸っぱさがおしよせる大きな川とピアノ工場

なにげない文章なのにうろたえる今年あなたは結婚をする

真夜中に電話かけてもいいですかっていってるとこでもう負けている




●短歌目次


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