短歌なのか<24. TOKYO TOWER >


2003.03.06 UP







夏休みきみと見上げた青空はおそらくすでに世界遺産だ

東京はただ仮に住む街なのにタワーをみるとふるさとになる

神谷町あたりてくてく散歩する路地でタワーにでくわすびびる

せまくっていびつな空を忘れないもっと小さな空になるから

地下鉄のA3出口3段目はがれかけてるガムが気になる

手をつなぐべきとき誰かこっそりと私にブロックサインを送れ

ほっぺたについた食べかすとったげるまんま食べるねラブラブってやつ

どうやって恋におちるかわすれてもだいじょぶおちるときにはおちるよ

ピン芸でいきてゆきますユニットでいきてゆくのは苦痛なんです

きみの顔みているだけでしあわせになっちゃうなんてなっちゃうなんて

おかあさん私はちゃんと食べてるよ東京は愛以外全部買えるの

ネコまじのライブにいってひゅっひゅひゅっひゅひゅー物干し竿を盗みたくなる

遺失物係もきっと探せないガールぼくらの思い出はもう

腐りかけどろどろになる寸前の恋でおなかをこわして嘔吐

結婚をしたい娘と結婚をしたくない娘だと思ってる父

寝不足のときにあなたにあっちゃうと違う自分になっちゃうのだめ

かなしみはきみとわかれたあとにふる粉雪みたい冷たくはない

かゆい目をこすらないこと私から電話はかけないことを家訓に

お花見をどこでしようか考える宿題かもね次にあうまで

かけこみで朝の電車にのらないで私の彼とデ−トしないで

七時からデ−トなのです残業はそれまでつぶすプチプチクッション

ひたすらに一生懸命重ねるとすりへることにきのう気づいた

ふたりして私笑っているのかな笑わば笑え彼と彼女で






●短歌目次


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