短歌なのか<36. PROBABILITY>


2003.04.23 UP



豊穣な彼女は秋にまたはらみ重さできみをつなぎとめる気

へだててるものは薄手のゴムでなく7年前の婚姻届

誰にでも優しい人を誤解して勝手に好きになってごめんね

真夜中に送るメールに添付する賽の目状のココロとココロ

それぞれの年月というシェルターで身を守りつつ擬似恋愛を

眠れないベッドのうえをぬけだしてゆぶねのふちで少しうたたね

女子校にしばらく隔離されていていまだ男子とうまくしゃべれず

あまりにも眠れないのでポジティブに「早起きなわたし」をほめる

お隣の人が食べてるのはなんですかあれとおんなじ恋をください

改札で喧嘩しているカップルがあとで仲直りのキスをするのは全員承知

いるだけの人員でやっていくしかないんだよという部長にわたしついていきます

もうすこしクリアな言葉欲しがってくれたら楽におちてゆくのに

かわらずにおのれの意思をもつごとくはねる髪の毛くるう髪の毛

食べられる固形物はりんごだけ夜明け前に睡眠をすこしさなぎになりたい

ちえちゃんがこないだくれたマフラーが大活躍の四月中旬







●短歌目次


「女王の庭」

仕事が山積み。
落語が聴けない。(涙)

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