短歌なのか<37. HEAT>


2003.04.25 UP



これはアクセルそれともブレーキあ。だめだ加速しちゃう

入れられる前にすきになったのかどうかもうわからないなんてこったい

今週は働き過ぎてバランスが悪い回らない寿司を食べようよ

条例があるかのようにぼくたちはこのまま遠くはなれつづける

わたしには姪がふたりもいるらしいごめん名前も覚えてなくて

メキシコで生まれ育ったアボガドの大きな種のごとき欲望

声を知らない人からのメールは森本レオの声で再生せよ

きみからのメールをまっているあいだ百才年をとった気がする

もうすでにだれかのものであるひとのほうが安心だよって彼女はいう

六本木ヒルズをしめすハリガミが風にふかれる銀色電車

ひとにより心をしまっとく場所が実はちがってるって知ってた?

片付けが天才的に下手なのはもう誰も近づけたくない証拠

わたしはあなたたちの乳母ではないのよとつぶやきながら残業

ランチ一食分ぐらい昇給マンションのローンは減らない

毎日わたしが食べているものをスーパーのPOSシステムは管理している
















●短歌目次


「女王の庭」

寿司屋へいきたひ

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