短歌なんだ
<たての未散> その2



2001.06.06 UP

★★★★★★★★★これもまた日常

通り雨 かすかに響く遠雷を子等と一緒に聞き入ってをり

地に近きところに在れば匂ひ立つそのはつなつの雨と土とが

気がつけば私は慣れて来たらしいあなたが側にいない日常



★★★★★★★★★こんな日もある

お土産を抱えてあなたがやって来た「私のため」ではないのだけれど

「君のためじゃないよ」とは言え9時からの時間は私に預けるあなた

「教員は聖人君子でなきゃいけない」それが私をほっとく理由?

「無理ヲサセテイルノダロウカ」ふと思うそんなことないと否定したくて

不定形のあなたであればふんわりと包み込まれて時間が過ぎる

もうそろそろ馬車もかぼちゃに戻るけど も少しあなたと一緒にいたい

二人とも明日があれば駐車場右と左に別れるさよなら

午前0時時報とともに帰宅せり魔法が解けて灰かぶりになる

片方のガラスの靴すらないものでシンデレラにはなりそこねている

ミステリは最終章から読むあなた もう知ってるの? 二人の結末








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