赤ちゃんや、幼児がお漏らしするのは当たり前ですが、大人になって便を漏らしてしまったらどうでしょうか。
しばらくはショックで立ち直れないかもしれません。ましてや他人には言えないでひとり悩まれるでしょう。
便漏れは正式には便失禁といいます。便失禁で悩んでいる人の多くは話題にしにくい症状であることや、命に別状のないこと、または治療法があることを知らないために病院にいって診てもらうことが少ないのが現状です。
「もう年だから」「ボケているから」などとあきらめないで、生活状況を考慮しながらその程度と原因にあった治療法を選択しましょう。
一度専門医にご相談ください。
検査の方法
肛門指診
問診の後肛門に指を入れて直腸や肛門の病気の有無や筋肉の異常を確認します。
肛門機能検査
肛門括約筋を締めたとき、緩めたときのの圧力を測定して筋肉の強さを確認します。
肛門機能を測定する装置(圧力センサー)
超音波検査
肛門括約筋の厚さや、傷ついていないかなどを調べます。
治療法
バイオフィードバック療法
自分では肛門を締めているつもりでも、大臀筋(お尻の筋肉)にしか力が入っていない場合があります。
肛門括約筋を上手に締める
のは意外と難しいのです。そこで、肛門に圧力センサーを入れて、画面で確認しながら肛門を締める練習をして、自分で締め具合を覚えるのがバイオフィードバック療法です。
低周波電気刺激療法
肛門の筋肉は肛門を取り囲む内肛門括約筋と、さらにその外側にある外肛門括約筋があります。外肛門括約筋は自分の意志で締めることができますが、内肛門括約筋は心臓の筋肉と一緒で自分の意志でしめることができません。
そのため内肛門括約筋の筋力低下に対しては自己訓練法やバイオフィードバック療法はあまり効果がありません。
そこで考案されたのが、
低周波の筋力強化作用を利用した低周波電気刺激療法です。
肛門に細い棒状の電極を入れて約5分間刺激します。少しチクッとするだけで強い痛みはありません。低周波には、自律神経改善作用、血流改善作用、感覚改善作用もあり、効果が期待できます。
低周波電気刺激療法に使用する機器
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