ぼくのペンの息が長続きしないことを、星々に感謝してもいいかもしれない
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ヤンキースの制覇で今シーズンの大リーグの全日程も終了。松井秀喜が打ってくれるとその日は幸福感に浸れるので、歓喜とともに記憶に刻まれたWSであった。おかげでスポーツニュースを見る機会があるごとに立ち寄り梯子した。
第1打席、第2戦にカーブをスタンドまで叩き込まれたショックを引きずったままのマルチネスとの対決は、酷なことに結果(2階席へのHR)の前から勝負が決まっていたようなもので、すべての攻防、すべての駆け引きの一球一球に魂がこもり見応えがあった。MVPも獲得して来年がどうあれ、ついに松井が大リーグで登り詰めた感がある。
では、今シーズンの中継全体を振り返ってみると、NHKのアナウンサの野球オヤジ化が鬱陶しい。解説者がアナウンサのエゴをなだめるというけしからん事態がたびたび目撃されたが、ポストシーズンも例外ではなく、脚の状態が芳しくなくDHに甘んじている松井に対して、自分が見たいがために「守備につかせろ」といったあからさまに繰り返される身勝手なエゴには閉口した。
ところかわって、日本シリーズは状況はどうかとチャンネルを変えたら、速球がべらぼうに速くてびっくり。スピード計を見ると140キロ台なので、それほど速球が唸っているるわけでもない。よく見ると大リーグ中継と比べカメラ位置が近い。なるほど、視野は犠牲にしたが、肉薄している関係で臨場感を得ているのか。それは理解したが、ポジションの問題はどうあれ、色味が冴えず発色にも劣るのは致命的だろう。野球云々の勝負より、TV中継で負けている。視聴者の印象も色褪せる。とにかく、いち早く負の遺産である室内競技から屋外競技へと脱却して欲しいものだ。ナイター照明を浴びて艶やかに光る緑鮮やかな天然芝のグラウンドで屋根がない球場が最高だ。
しかし、これで来シーズンまで朝の暇潰しもオフ入り。ワイドショーより格好よく無害で耳障りではないから、適当にBGとしてTVを点けておくのであれば、もってこいなのに……。例年、どう過ごしていたっけ?
優しいので見逃してやりました。家の中で……。
天井近くに張り付く恐怖のアクマを仕留め切れなかった負け惜しみはさておき、この頃、出会うもの、遭遇するもの、が大物ばかり。小物しか見なかった数年を経て、すべてが大きく成長したのだろうか? それにしては成長スピードが合わないので、事態の説明は付かず解せない。今年、専用のおクスリを新調したが、その抜群の効果で弱者をことごとく消し去り、強者しか生き残れない戦乱の夜の幕が明けた可能性が高い。でも、最後の始末をヒトに委ねるところは、詰めが甘い。
最高文字数更新のおまけ付きで10月分の更新完了。前の月の反動があったのか、反動すらなかったのかは不明。改編期の影響かしらんと一応の理由は挙げられるけれど、そこまで気張っていたわけでもなく、わりとだらしなく、むしろ目の前の本に夢中だったような気がしないでもなく、だからこそ何故とばかりに不思議な感じで、この分だと自分の意思に関わらず、まだ天井を叩いていないのだろうなあ。
Firefoxをバージョンアップさせた。これで、ときおり終了後にクラッシュするという無意味で不安定な事態から解放されると嬉しい。
ガラスを隔て、眼球に飛び込む秋空のフラッシュに立ちすくむ。人差し指を両耳に突っ込み、目をぎゅっとつむって衝撃に備えた。予測より若干遅れて遠雷の轟きと地響きが伝わり、強張りから躰が開放される。突然、昼間に曇天の霹靂を目撃したので、あたふたしてしまった。天候も優れず、昨日よりますます冬が近づき、比例して活動力の低下が著しい。あたかも爬虫類のような生活ぶりで、ぬくぬくと冬眠できる熊や蛙が羨ましい。
上遠野浩平著『ブギーポップは笑わない』読了。人があっさり死んでいくのは、「好み」と相変わらずマッドな性格をさらす一方で、マンティコアの登場しない話が青春していて、いい感じ。しかし、色々とイベントが生じるわりに起伏がなく、感受性への刺激に乏しい。それもそのはず、この本は「共感型」の作品で、一方的に若い。どれぐらい若いかと自分を物差しに振り返ってみると、高校生にも若くて、中学生の一時期の精神なら呼応するものかもしれず、あるいは中学生でも反応をもたらさなかったかもしれない。本当に儚い刹那の激情が一冊に限りなく閉じ込められている。だとすれば、そもそも間に合わなかったのだとも断言できるし、この道は通らなかったとも言い切れるので、反応の薄さもごもっとも。でも、『ハリー・ポッター』が児童文学に押し込められず世界中の大人を魅了する守備範囲を披露している中で、ライトノベルはデリケートなまでに限定的で、息苦しい。
タイトルが抜群。でも、タイトルから想像した内容とは展開が違ったのが、ひょっとしたら何よりも盛り足りなさの正体かも。その内容とは、偽者でもブギーポップに笑って欲しかった。ともあれ、影響の原点を知りたかったので、その点も加算されて悔いはなし。
上遠野浩平著『ブギーポップは笑わない』(電撃文庫)、打海文三著『覇者と覇者』(角川書店)、桜庭一樹著『赤朽葉家の伝説』(東京創元社)、瀬名秀明著『おとぎの国の科学』(晶文社)を借りた。
『ブギーポップ』のタイトルだけは先行して知り得ていたが、電撃文庫であったか。道理で視界を横切らなかったわけである。
それにしても寒い。今日から11月に入ったばかりなのに、もう11月も下旬の気温になっている。うちに帰ってからも躰が芯まで冷え切って「風邪を引くのではないか、インフル?」としばらく布団包まって寒さと不安に慄然としていた。しかし、TVで全国の天気模様を目にすれば、雪が降り積もり、見るからに寒々しい地域もあるので、11月の下旬が雪が降らない地域で助かった、と心から安堵とした。
「TOP50を聞いてみたいな。TOP3なんてつまらないから」
これは「ジブリ汗まみれ」から鈴木プロデューサの何気ない発言で、好きな映画TOP50とは、TOP3はもとよりTOP10より難しいかも。ぼんやりと年末(もしくは年始)の恒例行事に思いを馳せると、好きな本の候補を挙げていくなかで斬り捨てるのに申し訳なさを感じつつ選考に四苦八苦しているのが現状。それならば、一つだけに限定して挙げるほうが優しい。加えて、一つだけなら、なにやら厳選したようなよろしげなイメージさえ付属する。そもそも、それだけ好きな映画を挙げられるかと焦った。ましてや、書籍では無理なのではないかと絶望した。とにかく、挙げてみるだけ挙げてみようと、つらつら並べてみたところ、ほとんどが戦争映画! しかも、近年見て、印象に残っているものしか思い出せないときた。もっとあるはずなのにこんなものなのか、記憶力! 膨大な経験をどこかに置き忘れている。脳内レファレンスコーナが貧弱で思い出すにも緻密な糸口が必要だ。さらに、日本映画が一つも見当たらないのも問題があろう。こちらは同様に忘れているものと希望的観測を信じたい。
とはいえ、TOP50か。一考の余地があるかもしれないが、これがTOP100、あるいはTOP1000と間口を広げたとき、難易度の桁も劇的に増幅する。一体、いくつ好きでもない映画に出会わなければいけないのだろうと、ぞっとした。
ちなみに、TOP50をリストアップを試みたときに、「セブン」が第一に浮上してくるあたりが徹頭徹尾さもありなん。