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冷却系統概要

あらゆる条件下でエンジンを常に適切な温度に保つための装置である。
冷却水はウォーターポンプによってシリンダブロックとシリンダーヘッドのウォータージャケット内を循環しているが、
水温がある温度以上になるとサーモスタットが開きラジエータへも循環され、ラジエータの放熱によって常にエンジンを適温に保っている。


エンジン冷却の冷却水の流れ

適正温度
ウォータージャケット内で70から90度が一般的

構造と機能

ラジエータ

アッパータンクとロワータンクを結ぶコアで熱を大気中に放出し冷却水を冷却する。

ラジエータキャップ

ラジエータキャップでラジエータ内を加圧し冷却水の沸点を上げることにより冷却効率を上げている。(加圧冷却法)

プレッシャーバルブ(加圧弁)
冷却水温が110から120度くらいになり圧力が0.3から0.9kg/cm2になるとプレッシャーバルブが開きオーバーフローパイプにより外気またはリザーブタンクに圧力が逃げ冷却水の圧力を一定に保つ。
バキュームバルブ(負圧弁)
温度が下がり内部圧力が大気圧力より低くなるとバキュームバルブが開き負圧をなくす。これは大気圧によってラジエータが破損することを防止している。

サーモスタット

エンジン始動時などに冷却水温を速やかに適正温度に上げる。また、水温上昇時にバルブを開き冷却水温を下げる。

ワックスペレット型の作動(一般的)
水温が低いときはワックスの体積が減りバネ力によってバルブが閉じられている。
水温が高くなるとワックスの体積が増えバネ力に勝ってバルブが開きラジエータに冷却水が循環するようになる。

(ジグル弁:冷却水のエア抜きがしやすくするために設けてある。圧力がかかると閉じ、大気圧になると空気や水が自由に通れるようになっている。

ウォーターポンプ

インペラの回転により水を遠心力で外側に跳ね出しポンプ作用を行う。

故障しても自然循環で冷却する

電動ファン

ファン、ファンモータ、ファンリレー、サーモスイッチから構成される。
ファン、ファンモータ ファンモータによってファンが回転されラジエータを冷却する
ファンリレー サーモスイッチがOFFするとリレーのコイルに電流が流れメインスイッチがONとなりファンモータに電流が流れる。
サーモスイッチ 冷却水温が上がると接点がはなれる。一般にラジエータの冷却順路に設けられている。
サーモスイッチが壊れたときサーモスイッチに繋がっているコネクタを外せば常時ファンが回るようになってオーバーヒートを防止している。


燃料系統
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