親としての挨拶で 人生経験豊富な社会人の範を垂れる |
親族代表謝辞は、一般的に新郎の父親が行います
新郎の父親がおられない時は、新婦の父親または
新郎の親代わりでもあった親族が謝辞を述べます
ひと言でいいのですが、
あまり短かすぎるのも
誠実さが感じられません 2分〜3分程度がベスト
形式張った味のない定型文を長々と並べずに、
スピーチや余興をして頂いた方たちの名前をあげ、
感謝の意を表わし丁寧にお礼の言葉を述べれば
、
次の言葉への期待が高まり、場が静まります
列席者は 「わざわざ来てあげた」 と思うものです
親族代表者は、そのことに、衷心より感謝し、
粗酒粗肴(そしゅそこう)や失礼を詫びます
列席者がこの披露宴に満足して、気持ちよくお帰り頂くためには、 新郎父親(両家代表)の、へりくだった、ていねいな謝辞が必要です
マイクの用意ができるまでに、挨拶の準備をしておきます
アナウンスがあり、列席者から注目されてから、老眼鏡を出し、
しわくちゃのメモを出し、しかも冒頭からメモを棒読みする方が
時々おられますが、それでは誠意のある謝辞になりません

正しい所作を覚え、あなたらしい誠実な謝辞で宴を結びましょう
■結婚式挨拶 親族代表謝辞文例
司会者のアナウンス
ここで お喜びのご両家を代表して頂きまして
新郎のお父様より お礼のご挨拶がございます
冒頭のあいさつ お礼 支援のお願い 結び と進めます |
末席に一同が整列すると、黒服がマイクスタンドを持ってきます
マイクの用意ができたら、左へ向かい一礼、右へ向かい一礼です
冒頭のあいさつ (出だしは型どおりでもOK)
本日は 皆様ご多用中のところ
一輝 あゆみの 結婚披露宴に
ご出席 たまわりまして
誠に ありがとうございました
新郎の父 たけしでございます
両家を代表致しまして 一言
おん礼の ご挨拶を申し上げます
本日 皆様には ご多忙中にもかかわらず
宇野家 渡部家の 結婚披露宴にご列席を頂きまして
誠にありがとうございます
宇野一輝の父として また 両家を代表いたしまして
ひとこと ご挨拶を させていただきます
本日は ご来賓の皆様 親戚の皆様にも
このように 多数 ご列席を頂き
そのうえ 数々のありがたい祝福と
励ましの お言葉を 頂戴いたしまして
両名はもちろん 私ども
身に余る光栄と 厚く お礼申しあげます
本日は お忙しい中 また遠方より
大勢の皆様に ご臨席 賜りまして
心より 厚く おん礼 申し上げます
新郎新婦は もちろんの事 両家親族一同
感激で 胸がいっぱいで ございます
また 皆様方より 数々の お褒めの お言葉や
激励の お祝辞を頂戴致しまして 誠に光栄に存じます
本日は あいにくの 雨になり お足元の悪い中
また遠方より かくも大勢の皆様に ご臨席 いただきまして
まことに ありがとうございました (雨の日)
お礼 (新郎謝辞と重複しないように)
先ほどから 田中様はじめ ご来賓の皆様から
お心の こもった お祝辞や 温かいご教訓
はげましの お言葉を賜わり 当の二人はもちろんのこと
私どもにとりましても 身にあまる光栄と
ありがたく 厚くお礼申し上げます
新郎新婦に対しまして 数々の ありがたい お言葉
余興などで この席を盛り上げてくださいました皆様
本当に ありがとうございます
私ども親にとりましても 身にしみるほど ありがたく
心より お礼を申し上げます
先刻来(せんこくらい) 新夫婦両人に 対しまして
皆様方から お祝いやら お誉めの お言葉
励ましの お言葉 温かい ご訓戒を 頂戴いたしまして
わたくしどもに とりましても 身にあまる光栄と存じ
ありがたく おん礼 申し上げる次第でございます
(こういう堅い言い回しは、似合う人と、似合わない人がいます)
支援のお願い (例文通りでなく個性的に)
まだまだ未熟な二人でございます
どうか今後とも ご指導ご鞭撻のほど
よろしく お願い申し上げます
しかしながら 何と申しましても
二人は まだ 若輩の身でございます
社会人として 第一歩を踏み出したばかりの
未熟者でございますので 今後
皆様方のご指導を 仰ぐことばかりと存じます
しかし 何と申しましても 両名は
まだ 世間知らずの 未熟者同士でございます
新家庭を築いていく これからの人生行路におきまして
何かと 至らぬ点も 多々あることと 存じますが
今後とも お導きのほど お願いいたします
ただ なにぶんにも まだまだ
至らぬところの多い 二人でございますので
つきましては 今後一層 よろしくご指導下さいますよう
心から お願い申し上げる次第でございます
今日からは 一家のあるじとして
皆様からいただいた 温かいお言葉を 深く心に刻み
皆様の ご期待に そむかぬよう
努めてくれることと信じますが
何と申しましても まだまだ世間知らずの
若い二人で ございますので 今後とも
よろしくお導き下さいますよう お願い申しあげます
結び (結びは、顔を上げて述べる)
慣れない宴席で ゆき届かぬ点も多々あったかと存じますが
ご容赦のほど お願い申し上げます
皆様方のご健康と 益々の ご多幸を お祈り致しまして
両家代表の言葉とさせて頂きます
本日は 誠に ありがとうございました
本日は せっかく お越し くださいましたのに
いたらぬことも多く まことに 粗酒粗肴(そしゅそこう)
不行届きが ございましたことを 平にお許し願います
結びになりますが 皆様方の ご健康と ご繁栄を
心よりお祈り申し上げまして たいへん簡単ではありますが
おん礼の ごあいさつと させていただきます
本日は 本当に ありがとうございました
なにぶんにも 未熟な若輩で
至らぬ点も 多々あるとは思いますが
今後におきましては みなさまのご指導
ご鞭撻を賜りたいと 存じます
なにとぞ よろしく お願い申し上げます
本日は 誠に ありがとうございました
誠に 勝手なお願いでは ございますが
どうぞ このうえとも 皆様方のご援助と
ご支援をいただけますよう お願い申しあげます
はなはだ 簡単ではありますが
これをもちまして おん礼の言葉といたします
本日は 本当に ありがとうございました
それでは、これまでの文例をつないで、全文通して見てみましょう
冒頭のあいさつ お礼 支援のお願い 結び をつなげると |
新郎 一輝の父 たけしでございます
本日は たいへん お忙しい中 また遠路
一輝 あゆみの 結婚式 ならびに 結婚披露宴に
このように 大勢の皆様から ご列席を 賜りまして
誠に ありがとうございました
両家を代表いたしまして 厚く おん礼申し上げます
また 新郎新婦に たいしまして
皆様方から たくさんの お祝いをいただき その上
心温まる 祝福の お言葉を 頂戴いたしまして
両名は もとより 私ども 親族一同
いたく感激している ところでございます
ここに 皆様方の お力添えを得て
二人は 新しい門出を 迎えることができました
まだ子供かと思っていた 長男のかずきも
花嫁 あゆみさんという
一輝に 過ぎた花嫁を 迎えることができまして
親として これほど うれしいことはありません
これからは二人で 協力しあって 立派な家庭を
築いていって くれるものと思いますが
まだ なにぶんにも 未熟な二人で ございますので
皆様方の ご指導ご鞭撻を 何卒 お願いいたします
本日は じゅうぶんな おもてなしも できませんで
また 行き届かない点も 多々ありましたが
ここに お詫びを申し上げます
たいへん 簡単ではございますが
おん礼の挨拶に 代えさせていただきます
本日は 誠に ありがとうございました
この文例は、謝辞の基本的な定型句を並べただけのものです
このままでは味気ない謝辞です 気持ちをはさむ必要があります
ノーカット実例 両家代表謝辞 1
皆様 本日は ご多忙中のところ 貴重な時間を
一輝とあゆみの 結婚披露宴に ご出席くださいまして
誠に ありがとうございます
新郎の父として また 両家を代表いたしまして
ひとこと ご挨拶を申し上げます
このたび このふたりが ご列席の皆様のご厚情により
結婚式を 挙げることが できましたことを
心から おん礼申し上げます また たくさんの
お祝いの お言葉をいただきまして ありがとうございます
なにぶんにも 若い二人でございまして
まだまだ 未熟者でございます
皆様の ご支援とご鞭撻を
今後とも よろしく お願い申し上げます
今日は 至らぬところもありましたし
また 失礼なことも あったとは存じますが
この場をお借りして お詫び申し上げます
皆様 今日は 本当に ありがとうございました
これは、用意した定型文の棒読みで、どこの宴でも
そのまま使い回せる謝辞です これでは、いけません
今日、そして今、親として、社会人の先輩として思うところを
ひと言、述べるだけでも、味わいのある謝辞になるものです
ノーカット実例 両家代表謝辞 2
新郎の父 宇野たけし でございます
本日は 一輝 あゆみ 両名の 結婚披露パーティー
最近は 披露宴のことを パーティーというそうですが
このパーティーに このように
多数ご出席をたまわりましたこと
誠に ありがとうございます
私どもの実家であります 岡山からのご参列はもとより
遠くは北海道 九州の大分からも 遠路お越し頂き
また 新婦あゆみの ご友人であられます 田中様には
はるばる カナダより駆けつけて頂きました
誠に感謝の念に堪えません
両家を代表し あらためて お礼を申しあげます
先般より 会社の上司の方 ご友人の方々 皆様より
温かい お言葉 激励 にぎやかに 楽しい余興まで
やって頂きましたことは 誠に
両名にとっても 一生忘れぬことだと思います
本当に ありがとうございました
しかしながら この二人は ごらんのように
まだまだ この世では若輩者でございます
先ほどの結婚式で 永遠の愛を誓いますなどと
親の目から見ても まるで人生経験の少ない二人が
パーティーやら レセプションやら
進行表にも横文字を並べて
一丁前のことを言っておりますが
これからの 長い人生
皆様方の ご支援 ご援助なくして
きびしい社会の荒波を
乗りきっていくことはできない 未熟者でございます
二人が 皆様の 良きご指導 ご鞭撻をたまわりまして
まっすぐに 正直に やっていってくれることを
親として 信じ 願うばかりでございます
このあと 新郎 一輝にも ご挨拶をさせますが
両家を代表し 簡単では ございますが
おん礼の 言葉と させていただきます
本日は なにかと 失礼 不行き届きの点
多々あったことと存じますが
この場をお借りして お許し願いたいと思います
本日は 誠に ありがとうございました
定型句で構成しながら、気持ちを少しはさむだけで
父親のキャラクターがうかがえ、聞き手にも何かを
感じさせる、個性的で誠実感のある謝辞になります
息子夫婦への説教口調も、絶妙なスパイスです
ノーカット実例 両家代表謝辞 3
一輝の父 宇野たけし でございます
宇野家 渡部家を代表いたしまして
一言 ご挨拶を申し上げます
本日は 一輝 あゆみの 結婚披露宴に
お忙しい中を また 遠路にもかかわらず
大勢の皆様に ご列席を賜りまして
厚く おん礼申し上げます
おかげさまで このように たいへん楽しく
にぎやかに披露宴を 催すことができまして
私ども 感謝の気持ちで いっぱいでございます
また 福沢社長さま 恩師の樋口さま
それから 職場の方々 友人の皆様からも
ありがたい お祝いと励ましのお言葉を
頂戴いたしまして 心から感謝致しております
誠に ありがとうございました
思えば一輝は 子供の頃から 面倒見のよい子でした
いつも 兄らしく 兄弟を思いやる 優しい子でした
そんな性格が 功を奏したのか ここに
渡部家のお嬢様との 素晴らしい ご縁を得まして
あゆみさんという 優しく 魅力的な女性を
伴侶として 迎えることができました
親として ほっとしているところで あります
今後は 二人で ともに協力しあい 幸せな家庭を
築き上げていってほしいと 願っております
私どもも この新しい家庭が 順風満帆進むよう
見守っては まいりますが まだまだ二人とも
結婚式をあげたばかりの 新米夫婦であります
どうか ご列席賜りました皆様 これから
この二人の前途を ご指導 お願いいたします
とにかく 一輝は 自分の意志を貫き
天職として 美容師の道を選んだわけでございます
どんなに厳しく 困難なことがあっても
初心を忘れず 内助の功を得ながら 信念を通し
社会に役立てるよう 努力していってほしいと
願ってもおります… (新郎へ向き軽くうなずく)
本日は 何かと至らぬことばかりで
ございましたけれども
このように 盛大に披露宴ができたこと
重ねて 感謝申し上げます
結びといたしまして ご列席賜りました皆様方の
これからの 益々のご発展と ご健康を
お祈り申し上げまして おん礼の言葉とさせて頂きます
本日は 誠に ありがとうございました
メモを手に持ちながら、一度も見ずに述べています
場慣れた挨拶です 上手なスピーチは、活字に起こすと
やや不自然に感じ、会場で聞くと、自然に耳に入ります
最も重要なスピーチが父親(両家の代表者)の謝辞です |
謝辞(まさに感謝のことば)は、力強く
メリハリをきかせ しっかり話さないと
心が帰り支度に向いている列席者の印象に残りません
主役は新郎新婦、親は付き添い、ではありません
宴をしめくくる
大事な 大切な 結びの一番です
両家代表謝辞は 両家の将来にも影響します
たとえ新郎の謝辞が情けないものであったとしても
新郎の評価が大きく下がることはありませんが
父親の謝辞が礼を欠いたものだと
両家一同が恥をかくことになります
言葉が途切れたり、詰まるような
ことのないように、必ずメモを用意し
定型の決まり文句でなく、親としての
心情と、今日の宴に対しての感謝を
自分の言葉で述べましょう
また、メモをどこにしまったか忘れて
あちこちのポケットを探ったり
老眼鏡をどこかへ置き忘れて
あわてる父親の姿も目にしますので
母親など周りの人が気を配っておくことも大切です

「お酌」
披露宴では、両家両親が主賓をはじめ来賓の方々へお酌に回ります
自分たちのポリシーで、お酌をしない両親もおられますが、その場合
招待客に「横柄で礼儀を知らない親」と記憶される覚悟が必要です
乾杯したらすぐ、両家両親は食事に手をつけず、自分側の主賓と
来賓、次に相手側の主賓テーブルへお酌に行きます 父親は手ぶら
で、母親はビールを持ち、高い席から順に回るのが基本となります
この基本を守らないと、両家両親が同一来賓とバッティングします
父親はテーブルにあるお酒を来賓にお酌し、母親は後方支援です
父親と母親が別々に、手分けして挨拶に伺ったりしてはいけません
少しすると、新婦・新郎のお色直し中座で、その時お酌は中断です
両親は記念写真を撮ったりした後、自席に戻り少し食事ができます
この間に、家族(兄弟姉妹)が、自分側の友人や親族のテーブルに
お酌に行きます 回り終えたら相手側の友人や親族のテーブルです
両親は、一服が済んだらお酌の続きをします 新郎新婦が再入場して
くるまでに、自分側の来賓すべてと相手側来賓テーブルを回ります
新郎新婦が再入場したらお酌はできません キャンドルサービス、
スピーチ、余興、この最中は披露宴の雰囲気を味わってください
進行の合間に歓談の時間があれば、残りのテーブルを回りながら
相手の両親や家族と一緒に、記念写真を撮ることができます
来賓スピーチの最中や余興の最中、二人のメモリアルDVD上映中
などに、客席をまわり、挨拶やお酌をしてはいけません 基本的な
礼儀をわきまえない、無神経な親御さんは嫌われます 友人代表
スピーチの最中に友人席へ挨拶に行けば、ひんしゅくをかいます
招待客140名程度の披露宴なら、すべてのテーブルを回れます
特定の人と話し込まないこと、栓抜きを持参することがポイントです

幸せを呼ぶ美しい結婚式スピーチ
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