斎藤美奈子『文壇アイドル論』(岩波書店、1700円)


吉本ばなな=《海燕新 人文学賞だったから当選したので、コバルト文学大賞に応募していたら『キッ チン』は落ちたかもしれない》。林真理子=《ああ、こうやってルンルンのマ リコさんもソノアヤコ化していくんだなあ》。上野千鶴子=《硬軟両方いける ということは、緻密さと大ざっぱさが混在するということでもあり》(やべ、 俺も?)。俵万智=《もしこれが散文で書かれていたら、……きわめて反動的 な物語内容であることが、もっとバレバレになっていたはずです》。立花隆= 《立花式の「調査報道」は金持ちライターの、現場をこつこつ歩いて対象の匂 いを伝えようとする児玉〔隆也〕式の「ルポルタージュ」は貧乏ライターのや り方だった、ともいえます》(俺は調査報道をしたがる貧乏ライターがいい)。 村上龍=《(吉本ばななや田口ランディのはしゃぎぶりを引きつつ)ここにも 村上龍の「人をバカにさせる力」が働いています》。斎藤先輩にぶったたかれ ないようにしなきゃ。ていうか、ぶったたかれて一人前。じゃあ、たたいて早 く。だめ? 大物しか相手にしないのかぁ。


(「ガッキィファイター」2002年8月12日号に掲載)





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