禁止マーク考
この手ぬぐいを2ヶ月以内に 仕入れてお譲りします。 送料込みで2000円。 買い物かごに入れる あれは3年前のことです。「伊豆七島」全制覇という、毎年一島ずつ遊びに行く目標≠コツコツと達成しつつあった98年の夏、私は親しい友人たちと式根島を訪ねました。そこで見つけたお土産が、これ。まあ、きっと式根島でなくても、探せば売っているのでしょう。つい買ってしまいました。しかし買ってはみたものの、冗談が通じない気もして、これを(女性編集者も訪れる)仕事部屋のトイレとかに掛けておくことはできませんでした。 さて今回、「悲喜劇写真館」が注目したいのは、この赤い禁止マークです。 例えば、これはどうでしょう。長野駅の構内にあった禁止マークです。赤の×がついています。 これもそうですね。ウエスティン東京の1階レストランバーのテーブルに置いてありました。にもかかわらず、携帯に出る莫迦がいる。刺しちゃってもいいと思います。 赤のバッテンというのは、確かに理に適っている気もします。これは1989年のポーランドで見つけたものです。 よく注意してみると、国際空港ではなぜか×マークが主流です。国際空港内のセキュリティに関わる写真はご法度なのですが、つい撮ってしまいました(もちろん怒られました)。「勝手にシャッターが……」。 しかし私の長年の観察によれば、東西冷戦の崩壊とともに、国際空港以外の場においては、「×マーク」から「○に斜め線マーク」に一気に統一されていきます。×印だと、わかりやすさはあるのですが、絵が汚くなってしまったり、何が描かれているのかよくわからなくなってしまったりするリスクが高まります。例えばこれらは、それぞれ9個も並べられており、全部が×印だとかなり醜い図柄になってしまいますよね。 これは最近、イタリアのミラノ郊外で撮ったものです(2001年3月)。公園にあった注意書き。左側が「花を踏むな」、右側が(これは珍しく「禁止」ではなく)犬には鎖をです。 いずれにせよ、赤の斜め線だけで「禁止」が告知できることに注目していただきたい。しかしそれにしても、よくわからんのは真ん中のやつ。これ、何ですか。ベンチを公園内に持ち込むな、かな。イタリアンには、きっとわかるのでしょう。名画「自転車泥棒」の国だから、ベンチを持っていくな、かも。まあ、とにかく禁止していることは、わかりますね。 ここでもう一度、上のミラノ郊外の公園の写真を見てください。これは実は、とても珍しい「禁止マーク」なのです。第一に、図柄を囲う線が赤でないこと、第二に、斜め線が右上から左下におりてきていることです。同じイタリア国内でも圧倒的に多く見かけるのは、すぐ上でご覧のように、左上から右下、です。
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