木村剛氏 "仕事が最大の資産"


■木村剛(きむら・たけし、1962年〜):1985年、東京大学経済学部卒。同年 日本銀行に入行した後、営業局、企画局、ニューヨーク事務所、国際局など主 要部局を歴任。一貫して、金融機関監督関連業務を担当し、金融機関経営・ マーケット構造の調査・分析、リスク管理・先端金融商品の統括、金融制度改 革の企画・立案などに携わる。BIS規制に係る国際的な各種委員会にメン バーとして参画。1998年3月、金融サービスに関する総合コンサルティングを 行うKFi株式会社(旧:KPMGフィナンシャル株式会社)を設立、代表取締役 社長を務める。大手金融機関の事業提携プロジェクトや規制に関するアドバイ ザリーを統括。
 金融監督庁金融検査マニュアル検討会委員、通産省アジア金融通商研究会委 員、総務省郵政事業公社化に関する研究会委員、金融庁金融分野緊急対応戦略 プロジェクトチームメンバー、金融庁金融審議会第二部「リレーションシップ バンキングのあり方に関するワーキング・グループ」、内閣府経済動向分析検 討チーム委員、金融庁「新しい中小企業金融の法務に関する研究会」委員、金 融庁金融審議会第二部「自己資本比率規制に関するワーキング・グループ」メ ンバー、東京電力「広報問題検討委員会」委員を歴任。
 現在は、経済同友会経済法制プロジェクトチーム委員長・行財政改革委員会 副委員長を務める。2003年11月より会員組織"KFi Club"を発足。2004年2月、 コンテンツ制作会社ナレッジフォア株式会社を設立、2004年秋に総合ビジネス 誌「フィナンシャル ジャパン」を創刊】

《経済はあなたの手の届くところに存在しています。日々行っている仕事の延 長上に日本経済というものはあるのです。〔中略〕
ですから、自分が普段やっていることをとことん突き詰めていけば、おのずか ら経済の深いところまでつながっていきます。》(『投資戦略の発想法』講談 社、P92)


《そもそも、終の住処(ついのすみか)になるものを財産と考えることじたい がまちがっているのです。
 その家に住んでいるかぎり、家は消費財です。資産ではありません。売るも のではなく、使うものなのです。使うものである以上、維持コストの一つであ る固定資産税は安いほうがいいに決まっていますから、家の市場価値はむしろ 下がったほうがいいということになります。》(同書、P119)


《あなたが転職したい会社――その会社があなたの銘柄です。そこで停年まで 働きたいと心底思うのであれば、その会社の株は買いです。》(同書、P246)


《あなたのポートフォリオの中核である仕事からの収入を高めることなく、株 式売買にのめり込んでも、うまくいくことはまずありません。〔中略〕
自分はいまの仕事で十分食っていけるという自信が、あなたにとっていちば ん大切な資産であるはずです。》(同書、P86〜P87)




(「ガッキィファイター」2005年5月24日号に掲載)

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